近鉄グループの公共交通機関の一つである近鉄タクシーでは保有するトヨタのジャパンタクシーに「ひのとり」の塗装を施した「ひのとりタクシー」を運行しており、黒い車が当たり前な近鉄タクシーの中で一際目立つ存在になっていますが台数が少ないため出合えるかどうかは運次第であり、短い待ち時間で来てくれたらラッキーです。「ひのとりタクシー」は当初大阪地区だけで運行していましたが現在は名古屋や伊勢志摩でも運行しており、名古屋地区は名古屋近鉄タクシーが、伊勢志摩地区は三重近鉄タクシーがそれぞれ担当しています。


(2023.5.13 撮影)

 名古屋駅の名鉄・近鉄タクシーのりばで客扱い中の「ひのとりタクシー」です。ベースとなるジャパンタクシーは上級グレードの匠仕様で、バンパーも車体色と同じ赤塗装になっていますが屋根など一部黒のままの箇所があり、電車の「ひのとり」(80000系)を思わせる塗り分け(!?)になっています。


(2023.5.13 撮影)

 走り去っていく「ひのとりタクシー」です。写真の車はF120号車(名古屋500う2196)ですが名古屋近鉄タクシーでは社番がアルファベットと3桁の数字の組み合わせで、リア部に表記があるのが特徴です。また名古屋近鉄タクシーの「ひのとりタクシー」は大阪の近鉄タクシーには無い「TAXI」の表記もあり、細かな違いではありますがそういう所も「ひのとりタクシー」の見所だと言えます。