少し前の話になりますが主に名古屋線で活躍している2800系AX04がCTY・CNSの全面ラッピング車になり、同系の3両固定車ではAX09(名泗コンサルタント)以来の全面ラッピング車になりました。CTY・CNSのラッピング車はこれまで2000系XT03が充てられていましたが同編成はワンマン対応車であるため湯の山線や鈴鹿線にも入線しており、AX04に代わると数年間はこの2路線で見ることは出来なくなります。(AX04が非ワンマン車であるため)
 

(2020.12.31 烏森にて撮影)

 富吉ローカルに充当される標準塗装時代のAX04です。2800系の3両固定車は伊勢方先頭のモ2800形が前パンなのが特徴ですがモ2802を除いて今もひし形を搭載しているので昭和らしさを感じられ、2度の更新を受けて化粧板や床材をシリーズ21と同等にしているとは思えません。

(2020.12.31 烏森にて撮影)

 2800系は初めから冷房車として造られていますが3両固定車のうちAX09を除く4編成は1972年製の初期車で、クーラーキセが単独なのが特徴です。また更新前は方向幕も無く、大型行先板を取り付けて運用に入っていましたが幕の無い冷房車は昔は日常的に見られ、2430系などの冷房改造車にもいました。