2023年4月1日の予定で運賃改定を実施することを発表し、老朽化した一般車両の新型への置き換えも発表した近畿日本鉄道(近鉄電車)ですが他に造られてから30年以上が経過した車両への大規模リニューアルも発表しており、ずっと先送りになっていた1422系や1220系等初期のVVVF車への更新工事が遂に始まることになりました。どんな仕様になるのかが気になりますが内装は界磁チョッパ車のB更新車をベースに車内表示器やドアチャイム等を設置した仕様になると見られ、今から期待が高まっています。

(2020.6.20 法善寺〜恩智間にて撮影)

 急行運用に入る1422系VW24ほか6両編成です。後ろにトイレの無い2430系を連結しているので名張または青山町始発であることがわかりますが大阪線の急行は片道100km以上走る列車を除いてトイレの無い編成が充当される運用があるためこの姿は珍しいことではなく、2410系と2430系によるオール抵抗制御の組み合わせも見られます。

(2020.6.20 恩智〜法善寺間にて撮影)

 続いては下り名張行きに充当される2410系AG29ほか6両編成です。この編成とAG30は2410系でありながら最初から4両固定編成で造られており、中間車は2430系のモ2450形とサ2550形になっていますがその中でもサ2550形は数が非常に少なく、パンタグラフも主電動機も搭載しない中間T車ながら貴重な存在になっています。