本日は4月1日(金)
エイプリルフールですね。
支障のない範囲でなら
嘘ついてOK!?な日
おはようございます。
占い師ひのとです。
わたしは医療の現場に長年います。
医療の嘘と聞いて連想されるのが、
一昔前なら
癌の告知の場面でしょうか。
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優しいウソ
でも人生を決める自由を
奪うようなウソはいけない
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今は、よほどの事情がない限り
ご本人に病状が伝えられます。
その際、伝える場所・一緒に話を聞く人・
同席するスタッフなど、
細心の配慮がなされます。
しかし一昔前までは、
癌と聞くとすべて「不治の病」に
連想されてしまう恐れがあったため
患者さん本人に病状が正しく
伝えられないこともありました。
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ドラマなどでよく本人が
「私はもしかしたら胃癌ではないか」
と家族に問いかけても
「絶対に違う! 胃潰瘍だよ」
と本人の前では笑顔で言い、
廊下で
家族が涙する描写が多くありました。
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わたしが看護学生の頃も、
まだ癌の告知については
世間的にも否定論が多く
患者さん本人には病状が伝えられない
ケースが多くありました。
しかし、当時看護学校の授業で
「もしあなたが癌なら、
医師から伝えられたいか」
との質問に
ほとんどの学生が
「わたしは伝えてほしい」
と答えていました。
理由は、そう
「自分の人生の選択は
自分でしたいから」です。
癌のステージにもよりますが、
今の自分の病状的にはどのような
治療の選択肢があり、
治療の成功率はどのくらいで、
治療後の生活はどうなるのか。
ちゃんと知ったうえで、
自分がどう残された人生を
生きていくのか。
自分で選択をして
自分の生き方がしたい。
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もちろん、
「自分はもし癌なら絶対に知りたくない。
知ったら生きていけないと思うから」
という人もいるでしょう。
それならば、
家族に日頃からきちんと
意思表示をしておくと良いと思います。
ちなみにウチの父がそのパターン。
わたしが小学生の頃に、
「絶対にぜったいに、俺に事実を言うな!」
家族団らんの場で宣言していました。
幸い、そんな場面に至らず今も元気。
どんなに強靭な精神の持ち主であれ、
もし自分が癌だと知って
平常心でいられる人は
一人もいないでしょう。
教科書でいえば、
病名を告げられたら
事実を受け入れるまでに
人は5つの過程の
精神状態をたどっていきます。
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どんな過程をたどるにしろ、
人は最終的には
「自分で
今後の人生を選択し、
自分生きていきたい」
のではないかと思います。
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「自分だけの人生。
ズバッと聞いて現状を解釈し
自分で未来を選択したい」
と、わたしは心でのぞむのです。
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