Su-57 第5世代戦闘機
国営ユナイテッド・エアクラフト・コーポレーション(UAC)のユーリ・スリュサール最高経営責任者(CEO)の声明によると、… ロシア国防省は2024年に前年度の2倍の数のSu-57第5世代戦闘機を受領する予定だという。
ユーリ・スリュサール
〚我々は国家防衛の発注を完了した。締結した契約とタイムスケジュールで規定されたものは全て予定通りに納入され、一部の工場では前倒しで納入された。新型機については、Su-57の発注がほぼ2倍に増えた〛、・・・ と発表した。
〚この発注はさらに大きく、2024年にはさらに多くの
仕事をこなさなければならない〛、・・・締めくくった。
UACは、2022年にわずか6機だったSu-57を2023年に12機納入しており、スリュサールの声明は、2024年の納入が20機を超える予定であるとの報道を裏付けている。
この増加により、Su-57はロシアで最も多く生産される戦闘機クラスとなり、今後12カ月で事実上、ロシア空軍の規模は倍増する。
Su-34の年間納入数は、輸出の見込みがないにもかかわらず20機弱に達すると予想されているが、同クラスの生産コストはSu-57の半分以下と見積もられている。
Su-57 第5世代戦闘機
現在76機のSu-57戦闘機が発注されており、2028年までに引き渡される予定だ。生産の拡大により、ロシアはこの目標を達成できるだけでなく、輸出を開始する可能性もある。
複数の情報筋によると、アルジェリアはすでに推定12~14機の発注を行ったと広く報じられている。
Su-57の生涯コストは、後継機として設計されたSu-27、Su-30、Su-35と同程度である為、… これらの第4世代戦闘機と1対1で置き換えることができる。これは、米国のF-35やF-22の第5世代戦闘機が、運用コストの大幅な超過と非常に高いメンテナンスの必要性から、
前世代戦闘機と同様に置き換えるための買収には手が出ないというのとは対照的である。
Su-57がこれを達成した主な手段は、レーダー吸収性ファイバーグラスのような革新的な新素材の使用によるもので、… 米国の戦闘機に施されているような特殊なレーダー吸収コーティングの必要性を回避している。さらに、Su-27/30とSu-35にそれぞれ搭載されていた従来のAL-31とAL-41よりもメンテナンスの必要性と運用コストが低いAL-51エンジン(以前はサターン30として知られていた)の使用も一因となっている。
ロシア空軍 Su-57
Su-57の前身のであったMiG1.42戦闘機は!〜、
ソ連崩壊後に開発が中止された!・・・
ルーブルの為替レートにもよるが、1機あたり約3,500万ドルという
Su-57の飛行コストは、双発エンジン戦闘機としてははるかに大きく、…航続距離も長いにも拘らず、はるかに軽量な米国のライバルF-35の半分以下である。
それにも拘らず、このコストは先行するSu-35やSu-30の2倍近くになると見積もられている。
ウクライナでの特殊軍事作戦では、空対地攻撃だけでなく、敵防空すステムの破壊や目視外距離での空対空戦闘など、より複雑な作戦も行われた。
ウクライナでの戦闘によって、この戦闘機クラスの将来に関する確実性は増したものの、生産規模がどの程度になるのかについては、依然として不透明な部分が多い。
輸出受注が増加し、旧式のSu-30やSu-35戦闘機の現地生産が縮小されれば、月産40機体をはるかに超える生産が行われる可能性は高い。
特にインドからの受注は、インド空軍がロシア空軍と海軍を合わせた数の2倍以上のSu-30を獲得したように、生産数を大幅に急増させる可能性を秘めている。
他の主要な潜在顧客には、ベトナム、カザフスタン、イランが含まれ、後者2カ国は18ヶ月の間にそれぞれSu-30SMとSu-35を発注している。
参考文献:
■【Su-57 Production Surging to Over 20 Aircraft in 2024:
Delivery Rate to Surpass All Other Russian Fighters】
https://militarywatchmagazine.com/article/su57-production-surging-2024-others
度重なる西側陣営の対ロシア制裁にも拘らず、ロシア経済は全く停滞せず、それ処か成長している。
バイデン大統領は目算が狂い、パニック状態に陥っている。NATOはウクライ支援、兵器の供与で武器庫が空になりつつあり、これではいざ有事の際にロシア軍を迎え撃つ処か自国を守る事さえできない‼。
翻ってロシアは次ぎ次ぎ先端兵器を開発生産し戦闘地域に配備している。
この底力は決して侮れません。
西側陣営の軍事専門家はロシアの底力を過小評した事を悔やんでいる事でしょう