東京国立博物館、平成館の特別展
本阿弥光悦の大宇宙を
観にいってきました。
刀剣鑑定の名門家系の生まれで
その目利きの力量は徳川将軍家や
大名たちの間で一目置かれました。
家職(家業)だけでなく、
能書(書の名人)として知られ、
さらに漆芸や陶芸、
出版などさまざまな造形に関わり、
展示品は国宝や重要文化財ばかりですよ。
それも自由~な感じなのですよ。
これ、こんな形の硯箱
「舟橋」の和歌が
銀板文字で書かれていますが、
「舟橋」の文字はなくて、
黒い鉛で、それを表しているところが、
格好いい。
20cmくらいの小さな木像でした。
楽しそうよね。
楽家から土を分けてもらって
楽家で焼いてもらっていたとのことです。
手びねりで自由に作って
削り出しも大胆で、厚みのあるところ、
薄いところが混在しています。
撮影OKのビデオ上映から
舟橋蒔絵硯箱のふたを開けたところと、
黒楽茶碗、時雨のクローズアップ
この下絵、俵屋宗達ですよ。
それに光悦が三十六歌仙を書いています。
字の大小や墨の濃淡
のびやかでおおらかな字です。
会期も終盤、今週末、2024/3/10までです。