あらすじ

入試に合格し、亜衣や凛と同じ大学に通うことになった門出と凰蘭。
大学では竹本ふたば、田井沼マコトと意気投合、会長の尾城先輩がいるオカルト研究会に入部してキャンパスライフが始まった。
一方、宇宙からの〈侵略者〉は東京のそこかしこで目撃され、自衛隊は無慈悲な駆除活動を粛々と実行していた。
上空には、傾いて煙が立ち上る母艦。
政府転覆を狙い〈侵略者〉狩りを続ける過激派グループ・青共闘の暗躍。世界の終わりに向かうカウントダウンが刻まれる中、凰蘭は、またもあの不思議な少年・大葉に遭遇する…。

  感想

前章に引き続き、大学生になった門出と凰蘭や友人たちの大学生活と宇宙人の侵略の攻防の両軸で描かれる作品。

 

相変わらず映像のクオリティは大変高く、物語の重要な部分となる前章の謎めいた小学生時代のタイムパラドクスの説明に多くの時間が割かれ、SF色の強いお話になりました。

大まかに門出と凰蘭、そして異星人らしい大葉を中心とした展開で、そのほかの登場人物の存在意義がとにかく薄く、物語自体も駆け足に感じる部分が多く、クライマックスに対しての溜めが利いていない感じが残り、ラストシーンも無難な終わり方に感じました。

 

原作者が大きく関わっていることは大変良かったですが、2部作にまとめるには無理があるボリュームに感じますし、原作にあるその後の展開、SFとしての重みを語るには、3部作にするのが理想だったように思えます。

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