あらすじ

犬のレジーはある日、飼い主のダグに家から遠い場所に捨てられてしまう。ピュアなレジーは、これも遊びだと信じて疑わず、家を目指してさまよっていたが、そこで野良犬界のカリスマ、バグと出会い、自分が捨てられたということを知らされる。野良犬になってしまい、飼い主ダグが最低なヤツだということに気づいたレジーは復讐を決意。それに賛同したほかの犬たちも加わり、一同は珍道中を繰り広げる

 

  感想

飼い主のダグに家から遠い場所に捨てられた犬のレジーが野良犬たちと出会い、飼い主に対する考えを改め、復讐に向かうというお話。

 

犬たちが活躍する映画ですが、行動言動から目的まで下ネタの比率が高めなので、あくまで大人向けのブラックコメディで「テッド」などに近いニュアンスです。

 

正直物語が最後まで持たせられるかと思ったら、意外に最後まで面白く観ることが出来ました。

犬の立場から見た人間の見え方の言語化、犬ならではのピンチの切り抜け方など、犬の世界の擬人化と犬らしさを上手くミックスして、バカバカしくありつつも、それぞれの犬のキャラクターを生かした物語になっていて、まとまりは良かったです。

 

下ネタをどこまで許容できるかにもよりますが、コメディの部分と、飼い主と犬の関係性や縁を生かした展開、終わり方も含めて、後味は大変良かったです。

 

一部、野生のキノコを食べた後のシーンは狂気じみているのですが、グロテスクになりすぎないような工夫が見られて、アイデアに溢れた良い内容だと感じました。

 

 

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