日頃愛用しているマキタの電動工具。

 

最近は敷地の奥から引っ張り出してきたプレハブの内壁の修理に活躍中。

 

 

藪の中に「とりあえず」で仮置きして早10年。

 

「物置にでも使えばいいべや」

 

と安易に宣った我が家の会長。

 

物置にしたって、木の間を掻い潜って行かねばならないのに

物持って行けるかよ、と仮置きの場所については断固反対したんですがね。

「仮で置いておくだけだからいいべや!」の一点張りで・・・

 

 

結局、あまり使う事なく放置されてたんですがね。

予想通り、各部から雨漏りしたようで一部内壁が腐食、カビも発生し

こりゃーだめだ、回収して修理して使おう!と友人Kにお願いして

11t車で救出してもらいました。

 

壁板剥がしたらこの有様で・・・酷いところだけ壁剥がして裏地の垂木やら何やら

部分的に交換して壁貼って・・・・

 

 

こういうの好きではあるんですけど、根っからの大工音痴なので

壁板も隙間開いちゃったりw

 

まぁ、でも暖かくなったら外壁も全部剥がして鉄骨塗り直してOSBで外壁貼って、

とか考えてました。

 

で。

 

 

電動工具のバッテリーなんですがね。

 

マキタの純正、これが結構イイ値段するんですよ。

確かに、一度充電器セットで工具買うと以後は工具本体のみ買えば

バッテリーも使い回しでいけるので良いのですが、

いざバッテリー買おうと思ったら、18v6.0Ahだと1・5万くらいするんですよ。

 

実際、36vシリーズを使ってるのでバッテリーは4本はあるんですけど

インパクトドライバーやマルチツール、トリマーとか工具だけでも色々あるので

やはりバッテリーの本数は欲しいところ。

 

で、出てくるのが「マキタ互換バッテリー」です。

 

これが安くて場合によっちゃ4本で1万円くらいで買えちゃう。

使ってみても、普通に使える、のですが。

 

そう、安いには理由があって、これまで8本くらい買いましたが

当たり外れが結構ある。

一番悪かったのは、買って初回充電したらその後充電出来なくなったのもあった。

数回充電で以後エラーで弾かれて充電出来ないとか。

 

結局、4本くらいは「ハズレ」でしたね。

 

安さの理由はそれだけではなくて、充電方式にも違いがあります。

 

バッテリーの内部には18650というタイプのセル(でかい単3電池みたいなの)が

10本入ってまして、純正はそれぞれのセルの電圧を監視して充電制御しているんですね。

対して互換品はこれをしていない。トータル電圧で制御しているようで

各セルの充電具合にばらつきが出てしまいます。

結果、電気の入りが悪いセルがあると結構無理して充電していって

入りの良いセルに負荷が掛かって最悪破裂、発火する、という事態にも。

 

出来れば、純正同様に充電監視出来れば、安全で長持ちするんでしょうけど・・・

 

 

何か良い方法はないかなぁ、と色々調べてたら・・・

 

 

世の中、やっぱりあるんですね。

 

 

セル無しのバッテリーパーツ。

この中の基盤、これこそが純正と同等の性能の基盤です。

 

これ一個で3千円弱。

 

互換品が1個3千円程度と考えても組み直してやっても1万円以下で

純正同等品が得られる、という事になりますね。

 

画像の基盤の黄色い部分が工具本体に給電する端子になるのですが

安い互換品は基盤の大きさが黄色い部品の2倍程度の小ささ。

なのでこの基盤が欲しいなぁ、とか思ってはいたんですが

まさか売ってはいないよな、と諦めてたんですよね。

 

考えていたのは、「充電不可」みたいな純正のジャンクバッテリーが

中古でちょくちょく売られているので、セル不良程度ならセル交換して

復活させられるし、互換バッテリーに基板だけ組み替えてもイイかな?とか

考えていたんですがね。

 

こういう部品が流通しているなら一度使ってみようかと何個かポチってみました。

 

恐らく、一番のハードルは各セル、セルと基板を繋ぐタブ(ステンレスの板)の

溶接ができるか出来ないか、ってところ。

 

でもワシはタブ溶接用のスポット溶接機があるので問題なく作業は出来るんで。

 

この前もワイヤレスの Bluetoothスピーカー ってのをガレージで使ってたのですが

2ヶ月ほど経った頃に不調となりそのまま充電不可になってしまいまして。

 

メーカーによれば安心の2年保証ってことで問い合わせたら代わりの品を送ってくれたのですが

返品はどうすれば?と問い合わせると「廃棄してください」とw

 

ならば、と分解し中に入ってた2本のセルを交換してやったら

見事に復活しましたw

 

これもタブで連結されていたのですがタブを丁寧に外して再度スポット溶接で

交換できました。

 

意外とこの18650ってセルを使ったコードレス製品って多くて

セル交換できると長く使えたりするんですよね。

 

とりあえず、基盤が届いたら我が家の不良バッテリーを再生させてみたいと思います。

 

でもね。

 

よく考えたら、互換バッテリーも最初に紹介した基盤使って製造してくれたら

一番良いんですがね。

そうはならないのが大陸クオリティなんでしょうなぁ(苦笑)