スプロケットの525=520へのコンバートに関するお話。
リヤ17インチ化でRGV250Γ(VJ22A)のホイールを流用につき
チェーンサイズを520に変える必要がある。
残念ながらVJ22A用で525サイズのスプロケットは無いので
必然的に520へ変更する事に。
この場合、ドライブスプロケットにコンバート用が用意されている場合が多いので
調べてみると以下のような物があった。
サンスター コンバート用ドライブギア 355−15(グラストラッカー、ST250、ボルティ用)
XAM JAPAN C4307−14、C4308−14
(グース350、GSX−R250、バンディット250、NZ250 etc)
サンスターでは15T、16Tのラインナップしかなく、GSX−R400のノーマルが14Tなので
XAM JAPANの方を選ぶと簡単かと。
当初、XAM用が調べてもなかなか分からなくて止むなくサンスターの15Tを
使用しようと思っていたけど、この場合、ドリブン側を標準45Tから48Tに変更する
必要が出てくる。
48Tは在庫もほぼ無く、納期が未定。さらにチェーンのリンク数も増えてしまうので
出来れば14Tで行きたいという感じ。
しかしながら、ネットで売っているのを探して見たけども
どこも取り寄せ、もしくは納期未定。
なのでヤフオクでチマチマと探してみると何とかXAMの14T(C4307−14)の
未使用品を見つけたので即購入した。
現在のホイールにはAFAMの44Tが付いているので理屈で行けば
1T減ることになるから最高速が伸びる、加速が鈍る方向になる。
出来れば逆だと良いんだけどリヤ(ドリブン)スプロケットも
VJ22A用は狙いのT数のものはあまり流通していない。
多いのは41〜43、47〜50Tってのばかり。
なので、これに関してはサンスターの45Tを注文してみた。
ただ、当初Amazonで注文したけれども「納期未定につきキャンセル」と
一方的に取り消されてしまった。
恐らくサンスター側で在庫が無いという事だと思う。
なので別なショップで注文したんだけど、「メーカー取り寄せ品」となっていたので
結果同じことになるかも知れない。
もっと調べれば、VJ22Aと共通の車種の物もあるんだろうけど
適合を調べるのはなかなか骨が折れる作業。
また、同一車種でも年式によって変わってたりもするので
実際現物を合わせるまでは安心できないという要素もあるので
今回はこの辺でとりあえず適合確認をして見たいと思う。
旧車となると、この辺の部品調達ではかなり難航するんだけど
幸い人気車ゆえアフターパーツメーカーなどで細々とパーツがあったりはする。
でもそれだっていつまであるかなんて分からないので
入手できるうちに入手しておくのが良いんだけどね。
ただ、こういうのって、後々の他車カスタムなんかで良く使われたりするので
あっという間に無くなってしまったりする場合も多い。
流用カスタムの場合、近しい年式のモデルで例えば
元々スチール製ってのを別モデルのアルミ製の純正パーツに変更(スイングアームとかね)
ホイールのワイド化とかいうのが多いんだけど
そこでネックになるのが社外品などの供給が多いモデルが重宝されるって傾向。
要はマイナーな車種より人気のあった車種が選ばれるってことだよね。
この辺が中古パーツの枯渇に拍車をかけてたりもする。
GSXーR400とかRGV 250とかはRG400、500Γとかに足回りが持って行かれる事が多いし
SPモデル用などは特に人気がある。
もっと言うと、GSXーR400、GK73Aの‘88モデル(ウチにあるモデル)は
所謂「J型」で最も初期のモデル。リヤは18インチなんですが、
この後、‘89モデルでGSX–R400RとなってSTDモデル、SPモデル共に
スイングアームには補強が入り、ホイールも17インチ、4.50リムに変更になりました。
しかし、‘90年にはフルモデルチェンジでGK76A型になって足から何から
すっかり変わってしまったんですね。
つまり、GK73Aの17インチモデルはたった1年しか生産されていなかったんですな。
‘88年と言えば、CBR400RRやVFR400R、FZR400やZX–4などライバル車が
たくさんあって、その中ではGSX−R400って人気的には低かったんですよね。
価格帯は概ね69・9万円ほどでVFRが2万くらい安かったほどで皆一緒。
ただ、各モデルで斬新な機構や設計など多種多様で
CBRではカムギアトレイン、VFRではプロアーム、FZRではジェネシスエンジン、
ZXー4ではサイドカムチェーンやE−BOXフレームでの超軽量化とか。
正直、GSX–Rでは・・・エンジンも旧式の油冷→水冷、アルミフレーム、スリングショットキャブくらいなもんで、足の良いSPモデルは10万ほど高かったし。
整備性が異様に悪いのと、あの「フグ」みたいな外観デザインでイマイチ人気出なかったですねぇ。
SP2なんて限定1000台で通常SPより10万安かったからか、そこそこ売れたような印象
ありますけど、弾数の無さ+流用の餌食って事で現存する車両は殆ど無いでしょうねー。
この頃って鈴鹿2&4とか8耐とか世界GPとか国内F3とか、とにかく
バイクレースの盛り上がりが異様で、各メーカーもそれこそ鎬を削ってマシン開発に
勤しんでいた時代。
それ故、出ては消えて、というモデルがたくさんあった時代。
それこそ毎年新しくなってた、って印象ですな。
今じゃ考えられん状況ですが、当時はそうだったんですよね。
つまり、
そういう時代のバイクや部品を探そうってなれば、必然的に難易度は高くなるんですな。
昔に比べたら、海外製の社外品やリプロ品、加工機材なんかも断然安く手に入るようには
なりましたが・・・
どこら辺で妥協するかがポイントなのかもしれんですねぇ。