GK73Aのキャブについての備忘録。
STDキャブは至って好調だったんだけど
交換したSP用キャブが不調。
中〜高回転は凄まじいレスポンスながら未燃焼ガスを吹いている感じ。
明らかに濃い感じ。
低速〜アイドリングは絶不調。
そもそも段付きで回転落ちして止まる。
このSPキャブ、ほぼ未使用に近い(っていうか未使用?)の中古品を
購入したもの。
説明でも使用した痕跡が無い、程度としては極上で新品と言っても差し支えない、
って事で「そのまま使用可能です」って事でした。
確かに現物は新品じゃね?って言うほど状態が良く、そのまま付けてみた訳ですが
どうも調子が出ない。
で、一旦STDに戻したんだけどこちらは問題無し。
中身はキースターのセッティングキット使ってOHしているので当たり前ですが。
でも、やはりSPキャブのあのレスポンスは捨てがたく。
とりあえず、各部を点検してみる事に。
メインジェットを見てみる。
まさかの#105が入ってる。
パーツリストで確認すると、STDは#92・5、SPは#97・5ですが
何度確認しても#105です。
ただ、低速側の不調にはさほど影響出ないはず。
パイロットを確認しようと思ったら・・・・
フロート室の下の方にある黒い物、ゴムのキャップなんですがね、
これがパイロットジェットの入ってる穴にプチッと嵌っているんです。
外してみて穴が空いてるのかと見てみますが穴は空いていない。
つまり、パイロットは燃料吸えない状態になっていました。
これ、初めて見たんですがパーツリストにも載っていない部品です。
でも、全てのパイロットジェットの穴に付けられていました。
やはり、新品状態でのみ付いている物なんでしょうか・・・・
*補足:このゴムのキャップ、色々調べてみると750とかのミクニキャブにも
付いている物がありました。「プラグ」と言うことで部品として供給があるようです。
つまり、標準の状態で付いている物で別な場所から燃料を吸っている、と言う事に
なるのでしょうか・・・?後でまた検証してみたいと思います。
ただ、RK、RAKのパーツリストにはこのプラグというのは記載がありません。
SPモデルはRFKになるのでそちらのリストには記載があるのかも、ですが
RFKのパーツリストは手配中なので入手次第確認したいと思います。
とりあえずゴムキャップを取ってパイロットジェットも確認。
こちらはSTD、SP共に#35となっていますが、入っていた物も#35でしたので
問題なし。
つまり、このゴムキャップが原因か、とそこで組み上げてみようと思ったんですが
一応、ニードルなども確認してみることに。
ニードルは段付きのニードルが入っていてSTDのそれとは明らかに違う。
クリップ位置も一番下に入ってました。
これは一旦、キースターのキットのSTD番手に変えてみました。
と言うかですね、キースターのセッティングキットの中身なんですが
メインジェットがSTDで#97・5になっているんですね。
‘88モデル用ってことで購入したんですが、そもそもGK73A用としては1種類しか無くて
中身に関してはSP用のデーターがSTDって認識のようですね。
ニードルも変えてダイアフラムなども状態確認して組み立て。
装着していざ始動。
スローが高くて慌てましたが、下げていっても止まる事もなく。
レスポンスもそのままですが、上で少し詰まる感じがあるようなないような。
ただ、全体としてはスッキリ調子良くなりました。
あとはブローバイの処理などしてやればOKって感じですね。
エアクリはパワーフィルターに変更しているので
来春、暖かくなってきた頃にはジェットなど変更していかないとダメでしょうが
今のところは暫定的にこれで行きます。はい。