このところ、全く気にしていなかったので

全然知らなかったんですけどね。

 

シマノのステラとダイワのイグジスト がフルモデルチェンジだそうで。

 

 

 

双方、これでもかっ、という技術を投入され、

従来モデルでもスゲーなぁ、という感じでしたが更なる性能アップを図って

発売となったようです。

 

ただ、昔のようなインパクトは色々な意味で少ないかなぁ、と。

でもイグジスト に関しては遂にここまで来ちゃったか!という驚きがあったのが

価格ですかね。(笑)

 

まぁ、専用のアフターサービスがあるとか、一つ一つ検査をして

合格したものだけ販売するとか、付加価値的サービスがあるようですけど。

 

定価10万超すなんて、10000番台以上のステラやソルティガとかって

認識でしたが、遂にこの番手まで・・・

 

 

まぁ、ステラもイグジスト も両メーカーのフラッグシップ機ですからね。

生半可な事はしないでしょうけども。

 

 

でもやっぱり何か「ん〜〜〜〜」って感じがします。

 

ステラに関しては14までは持っていましたが次のモデルには手を出しませんでした。

代わりに手を出したのが18イグジスト 。

12イグジスト を後輩から譲ってもらってから、それまであまり使っていなかった

ダイワのリールにちょっと興味があったところへ

モノコックボディという非常に興味をそそられる構造となっていたから。

実際、モノコックボディの恩恵って大きいなぁ、と分解してみると実感しました。

各ギアなど主要部品の構成位置が分解組み立てでも基本変わらないという事。

シマノのリールのように、ボディを閉じる際に微妙にズレが出やすい、

ネジ1本の締め具合で回転フィールに変化が出る。

さらにこれに各パーツのクリアランスも絡んでくるとなると

最適な状態の再現性がかなり難しくなってくるんですよね。

これに関しては、モノコックボディがそれらの問題に対しての「正解」を

出した感じでした。

 

某モアザンさんのリールのメンテナンスを引き受けて以来、

ずーっとモヤモヤしているのが「リールを長く使う」と言う事。

 

シマノのリールはパーツなどの供給もしっかりしてくれますが

ダイワはマグシールドに関わる部分のパーツは一切供給はしてくれない。

メインドライブギアを左右から保持するベアリングは、まさに

「マグシールド」の核となる部分なのでベアリングと言えど供給はしてくれない。

しかも、規格外の特殊サイズと来ているので汎用品などの流用は基本無理。

 

ま、メーカーに出せば済む話なのでしょうが、自前でリールのメンテナンスを

したい人にとっては何とも厄介な話。

 

対してシマノもパーツ供給こそしてくれますが、構造が複雑化し

一部の機構に関してはそれこそ「ブラックボックス化」されつつあります。

特にワンウェイ機構部分とか。

これによって個人では分解組み立てはなかなか手を出し難いリールとなりつつある。

 

そして何より平均4年に一度のモデルチェンジで

旧モデルはどんどんアフターが切られていく。

 

自分も気に入って所持していた10ステラもパーツ供給そのものが終わってしまい

手持ちのパーツ以外は供給が受けられなくなりました。

 

「気に入ったリールだから長く使いたい」

 

これは釣り人なら誰でも持ってる感情だと思うんですよね。

でもメーカーとしては、やはり新製品が売れてくれないと困る。

まぁ、難しいところですけどね。

 

ロシアのラーダって車があります。

 

それこそ旧ソビエト時代に作り始められた車ですが

それが未だに普通に走ってる。

大きなモデルチェンジをせず、細かい改良だけで生産され続けているという

息の長い車です。

ロシアの交通状況の動画なんかには大抵映ってますねw

 

まぁ、こんな感じでとは言いませんが、

リールだって人気のモデルはメーカーも販売数なんかで分かると思うんですね。

だったら、できるだけ長生きさせて欲しいなぁ、とか思ったり。

 

でもなぁ。

 

リールはある頃から軽量化大戦争みたいになってきて

今やフラッグシップ機=軽い=正義みたいな感じになってきました。

でも、それもいい加減限界なんじゃないかなと思うんです。

 

実際、18イグジスト の3000CHXを所有していますが、

軽いロッドと組み合わせると確かにその軽さに

「おー!軽い!」と驚くんですけどね。

キャスト時のバランスを考えると・・・しっくり来ない事が多くて。

 

結局、イグジスト よりちょっと重い同番のセルテートに変えてみたところ

これがなかなかバランスが良い。

ちなみに、セルテートはIOSファクトリーにてフルチューンしてもらいましたが

もう「こんなに変わる?」とびっくりな変貌っぷりでお気に入りの一台です。

昨年末に定期メンテナンスに出しましたが、その際にイグジスト もチューンして

もらいましたが、こちらはマグ抜きもしてもらい別物になりました。

分解、組み立てでここまで性格が変わるのもリールの面白いところですね。

 

話が脱線しましたが。

 

 

 

軽いだけでもダメな場合もある。

 

まぁ、これは自分の釣りのスタイルや他のタックルなどによっても

様々に変わることではありますがね。

 

まぁ、そんな事から今回の両社のモデルチェンジには

すっかりアンテナが伸びてなかったんですわな。

 

恐らく、購入する事はないと思いますけど、

今後、耐久性、剛性が高くてメンテナンスも容易にできる、

そんなリールが出てきたら、欲しくなるかもしれませんけど

しばらくの間はもういいかなぁ、という感じですね。

 

あ、ちなみにイグジスト は定価が10万超えですが、

値引き幅は結構あるらしいですね。

でも、値引き入っても、ステラの実売価格よりは高いので

今回はステラを購入する人が増えるんじゃないかな?とか思ってますけど。

 

ワシは様々な理由はともかく、ビンボなので買えませんがって話でした(笑)