「パピー犬はすぐ成長する
」
「ワンコってよく寝るなぁ～…
」
「ワンコは短命だ…
」
犬を飼っている人は一度は
そう思ったことはあるのではないか？
しかし多分そうではない。
ワンコ時計は人間時計に比べて
異常に早いのだ。
寝るのも決して多いのではなく
ワンコの1日は人から見ると
かなり短いのだ。
つまり人間時計でいう
分針が秒針くらい
早いのではないだろうか？
2017年8月9日
上杉家の次男坊ましゅ麻呂君が
本日でめでたく12歳となりました
嬉しいっ、おっ父は嬉しーよぉ～
本来ならば「めでたいっ!!」
と大喜びたいところですが・・・
色々と考え深い事もあります。
5年前、日の丸＆麻呂散歩で
体調が悪い日の丸君は
途中から歩かなくなりました。
そんな時は日の丸君を抱っこしつつ
麻呂君の散歩をよくしてました。
麻呂君は抱っこされている日の丸君を
心配そうに眺めながら
ペースを合わせてくれました。
あんなにグイグイ散歩大好きな麻呂君が
今では…あの時の日の丸の立場です。
こんな日がまさか来るとは…
私に抱っこされながら下の子達と
散歩に行く日々になってしまいました。
（別に体調が悪いわけではなく年のせい？）
「麻呂君、歩きたくないの？」
と聞くと、申し訳なさそうな顔で
ジッとこっちを見てくる…
特に最近、2005年生まれ以前の
コーギーちゃん達が虹の橋へ
旅立っていく事をよく耳にします。
順番でいくと遠くない未来…
麻呂君にもその時が来る…
つい先日、深夜にPCをポチポチしていると
横で麻呂君がスヤスヤ
寝てました。
ふと時計を見ると…
チッ…チッ…チッ…チッ…チッ…
何か言い知れぬ恐怖に襲われました。
麻呂君にはこの1分1秒が
とてつもなく貴重で尊いものであり、
それは後どれくらい残されているのだろう…？
先代日の丸時代の私は
今思えば、どうしようもない仕事人間でした。
出世する事が人生の価値と考えていた私は
朝から晩まで仕事の事だけを考え
休みの日もずっと仕事し、
月に休みが2回という時もありました。
おかげで出世街道まっしぐらであった半面…
日の丸・ましゅ麻呂コンビとは
散歩2回と庭遊びは毎日欠かさずしましたが、
遊ぶ事は非常に少なく、寂しい思いをさせていたと
今は後悔でしかありません。
日の丸君の体調が悪くなり、
「もし日の丸がいなくなったら…？私は…？」
と急に自分のやってきた事が
何だったのか!? 価値はあったのか!?
仕事での思い出は何かあったか!?
何も何も…なかった…。
答えは
でした。
「男は仕事が出来てなんぼや」の前に
「愛犬家は愛犬と向き合ってなんぼや」
があるのに気がついた。
仕事への価値観は無になりました。
週休2日しっかり取れる職場に転職しました。
さぁ、これからだ!!
っていう時に先代日の丸は亡くなってしまいました。
まだ10歳にもならずに…
私は一時、廃人と化しました…
日の丸同様、麻呂君も7歳まで
きっと寂しい思いをしてきた。
その分を取り戻したい！
その一心で今日まできました。
おかげで今の自分があり
今の自分にも満足し、
日々、充実している。
きっとコギっちも
同じ思いではないかな～と…。
ですが…
時間は刻々と過ぎていき
考えたくはないが、
12歳の麻呂君に
その時が近づいていく…
チッ…チッ…チッ…チッ…チッ…
麻呂君、誕生日おめでとーっ
