阪神大賞典をアイポッパーで競い勝ち。気がつけば3週連続重賞制覇 | 「政治騎手」のブログ by ヒノ

阪神大賞典をアイポッパーで競い勝ち。気がつけば3週連続重賞制覇

先週6勝。でも絶好調というより、がけっぷちの状況を、どうにか執念で踏みとどまったという感じでした。
日曜の5勝はまさに底力。アイポッパーも気合でドリパスを差し切った印象です。というのは土曜はアンカツ4勝、岩田騎手3勝に対し武豊騎手は1勝だけ。日曜もアンカツは絶好調で一時は年間勝ち星でアンカツにダブルスコアという異常事態でした。そこから3勝挙げて最終的にアンカツ7勝、武6勝と1勝差まで詰めたのだからたいしたものです。一日5勝の固め打ちをしても、差が詰まるどころか、むしろ広がる、しかも阪神大賞典もそうですが取りこぼせば、アンカツ、岩田にドンドン勝ち星が転がり込むような状況。先週はこの3人でワンツーのレースが7レースもあったので、馬券的にもこの3人の動向には目が離せません。
興味深かったのはわらさび賞。武騎手、アンカツさん、岩田騎手の騎乗馬が前走から三角貿易のかたちになってました。なお、アルマトゥーレは岩田騎手じゃなく同じ小原軍団の四位騎手でしたけど。武騎手にしてみれば、コンティネントも選べたのにスズカコーズウェイを選んだのは、未勝利戦でコンティネントに勝っていてそのときから力関係が変わっていないと判断したのでしょう。
このように、馬の見極めには超一流。最近は土曜の若葉Sのように前走騎乗したヴィクトリーでなくナタラージャを選択して裏目に出ているケースを良く見かけますが、これは先々を読んでの選択の可能性があります。ヴィクトリーよりアドマイヤオーラの方が強いと思っていて未知の可能性を秘めたナタラージャを選択したのかもしれないですし、ここでトライアルを勝っちゃったら本番で断りにくくなる。なので、岩田騎手にヴィクトリーを譲って一番乗りたいアドマイヤオーラの騎乗を確実にするためかもしれません。何か考えがあっての選択なのは間違いないと思います。