すごいよ!!ヒカルさん | 1411kbpsを描く

すごいよ!!ヒカルさん

宇多田ヒカル さんのニューアルバムが、19日に発売するらしいですね~。


HEART STATION / 宇多田ヒカル


で、こんなニュースを発見。


livedoorニュース - 宇多田ヒカル初、CDとデジタル配信で異なるマスタリング


一部引用します。


> 同作では宇多田ヒカル初の試みとして、

> CDとデジタル配信を異なるマスタリング音源によって制作。

> ファンの試聴環境に適した音で、

> よりオリジナル音源に近い音で楽しんでもらおうという、

> 世界でもあまり例をみない試みとなる。

> アルバム制作の最後の要ともいえるマスタリングを

> NYのエンジニア集団「スターリング・サウンド」を代表する

> 世界トップクラスのエンジニア、テッド・ジェンセンにCDを、

> トム・コインにデジタル配信のマスタリングを依頼しました。


まさかのTed Jensenさん復活!ヽ(゚◇゚ )ノ


前作のマスタリングがTom Coyneさんだったのは、

ミキシングエンジニアさんが変わったからかな~?と思ってたんですが、

デジタル配信も含め、圧縮して聴くケースを考慮しての

選択だったのかもしれませんね。

確かに、Ted JensenさんよりTom Coyneさんのほうが、

圧縮向きって気がしないでもありません。



音声圧縮をすると、

そもそも、高域を16kHz辺りでカットしてしまうからなんでしょうけど、

高域が伸びないだけでなく、空間情報も失われがち、という印象があります。

でもその分、個々の音はハッキリするので、

圧縮したほうが逆に聴きやすい、というケースもあるんでしょうね。


僕の印象だと、Ted Jensenさんは、レンジが広くてソフトな音質。

どの音もよく伸びていて、空間的表現が抜群なんです。

CDの20kHzという帯域を、フルに使っている感じ。


こういう音って、圧縮しにくいんじゃないかな~って思うんです。

再現できない情報(の割合)が多いし、

その結果、音のバランスも変わってしまいそうですよね。


制作者側からすると、意図した音がリスナーに届かないというのは、困った事態でしょう(^-^;)


一方、Tomさんの音は、クリアな空間の中、

個々の音の芯を際立たせたような、クッキリした密度感のある音です。

高域の伸びはそんなにないですが、フラットでバランスがいいな~と思います。


単純に考えて、こっちのほうが圧縮しやすそうですよね。


そもそも再現できない部分があったとして、

それって丸々カットできるようなものではないですから、(音の性質的に)

結局そういった部分って、中途半端な再現になっちゃうんだと思います。

その半端分って、

元の音からすれば"ノイズ"でしかないわけで、

つまり、再現可能な音に近いほど、圧縮しても音の変化が少ない

(結果、いい音になる)


・・・って、当たり前のこと言ってますね(^-^;)


そこで、音声圧縮が得意/不得意とする、音質的要素が何かっていうのは、

実際に圧縮された音を聴けば分かるわけですけど、

その音の情報的バランス?に近いマスタリングをするのはどちらかといえば、

Tom Coyneさんかなと、思ったりしたわけです。



なんだか長々となってしまいましたが・・・

言いたかった事は、

やってくれるぜ!宇多田ヒカル、ということ(・∀・)

CDを聴くのが楽しみです♪



ブログパーツ を貼りたかったけど無理でしたorz