聴覚特別支援学校に通っていると、定期的に難聴理解のための本や療育グッズの紹介があります。

↓前にいただいたリスト
※価格については、学校でまとめて購入してもらうので、個人的に購入するときにはこの価格ではないかもしれません。

先生や先輩ママさんに、よく使っているものや買ってよかったものを聞いて、いくつか購入してみたのでご紹介しますニコニコ





『たのしいゆびもじ』

コンパクトなA4判はパウチもされているそうで、持ち運ぶならそれもいいなと思ったのですが、私の場合はまず部屋に飾るものが欲しかったのでB3判を購入しました。

以前から手話の本の付録のポスターを貼ってはいたのですが、そこまで大きくなく、淡い色合いだったので離れたところからは見えずあせる

このポスターは部屋の端からでも見えるので、あれなんだっけ?とふと気になったときにいつでも確認できて便利です。

また、「自分から見たときの手の形」が予想以上に使いやすいです!

頭の中で反転させる必要がないので、見た瞬間にパッパッとテンポ良くマネできるようになりました爆笑

「い」と「ち」、「ら」など、自分側からではわかりにくい指の形もあるので、そういうときには相手側ポスターを見て確認する必要がありますが。

ふたつそれぞれの良さを実感しています音譜






↓ふたつめ

『なんちょうりかいかるた』

これは、先輩ママさんにオススメされなかったら、自分では選んでいなかったかもしれません。

でも買ってみて、オススメされた理由がわかりました!

難聴児の特性や困ること、周りの人にどんな対応をしてもらえると助かるのかという具体的な方法が、一枚一枚のかるたにまとめられているんです。

↓絵札と読み札の表面

↓裏面

一見普通のかるたですが、裏面に特徴があります。

特に、読み札の裏面のアドバイスがとても参考になります!!

どんな時に困るのか、どんなふうに困るのか、どうすれば良いのか。

それがすべてカード一枚分のスペースに収まるように書いてあります(=短くてわかりやすい)。

実はまだかるたとして遊んだことがないので、こどもたちの食いつきがどうかはわからないのですがあせる

今は、私が息子のことを理解するのと、将来地域の小学校に入学して健聴の子たちと生活するときにどんなことに困るのかを予習するのに役立っています!

ちなみに、オススメしてくれたママさんは、小学校の担任の先生に渡したそうなんですが、その先生にも好評だったそうですグッ

本とセットのものを購入したのですが、結局かるたの方ばかり読んでいます。笑

見えるところに置いておいて、気が向いたときに適当に一枚取って読むという程度ですが、その気軽さがちょうど良くて、少しずつ読み進められていますニコニコ

ちなみに、そんな風に大人が読み札を読んで学ぶというのも、このかるたの使い方のひとつとして説明書に紹介されていました。

かるたと聞くと子ども向けで、遊び要素が強いイメージですが、実際は専門書を一冊買ったのと変わらないような感覚です。

むしろ、本にできるほどの内容をかるたという形に落とし込むには大変な労力がかかったのではないかと…

幅広い人に難聴のことを知ってもらいたい、できるだけ楽しく気軽に取り組んでもらいたい。

きっと、そんな熱意と愛情のもとで制作されたに違いありません。

このかるたを見ていると、あたたかい気持ちになりますハート






↓みっつめ

『聴こえない・聴こえにくい子どもの理解のために』
『どうすればことばが育つか?』

これらは、先生からオススメされた本です。

『聴こえない・聴こえにくい子どもの理解のために』は、先生が保護者におはなししたり相談にのったりするときに、この本の言葉を引用することが多いそうです。
(届いてみたら、表紙に『早期支援担当者の方へ』と書いてありました。)

指導者向けなのでちょっと固い語り口ではありますが、内容はわかりやすいと感じました。

前半は“わが子の耳が聴こえないとわかったときの母親の気持ち”“母親がどんな気持ちで来校するか”など、保護者側の気持ちが書いてあることが多くて、思わず「うんうん」「そうそう」とうなづきながら読みました。

イラスト、保護者の言葉、ある子の事例など、たくさん載っています。

保護者と先生の役割の違い、保護者の気持ちの持ち方、聴覚特別支援学校の様々な活動の目的などがわかります。

が、中盤以降はより指導者向けの内容になっていくので、まだ読んでいません…

うちの支援学校に通っている保護者は、だいたい購入しているそうです。



『どうすればことばが育つか』は、その名の通り言葉を育てるためにできることが色々と載っています。

絵本の選び方、絵日記の書き方、絵辞典の作り方、ことばあそびの仕方など。

写真付きでとてもわかりやすいです。

冬休みの宿題で絵日記を書いてくるというのがあったのですが、その時先生に渡された絵日記の例は、この本に紹介されているものでした。

最後の方には、乳幼児期のことばの発達についての解説と関わり方について書かれています。

これも、まだ読めていませんが…

先輩ママさんによれば、『聴こえない・聴こえにくい子どもの理解のために』と重なる部分もあるそうです。

絵日記など、何か制作するときにはその都度先生から説明やサポートがあるはずなので、今すぐ何かやってみたい!というわけでなければ急いで購入しなくても大丈夫なのかもしれません。

個人的にはとても参考になったし、購入してよかったと思っていますニコニコ