コロナの影響で、マスクが必須な世の中になりましたが、みなさんはどんなマスクをされてますか?
使い捨ての紙マスク?
ファッションの一部のようなおしゃれなマスク?
通気性の良い機能的なマスク?
手作りの布マスク?
色々な選択肢があるかと思いますが、私が一番使っているのは、「透明なシールドマスク」です。
緊急事態宣言がされた頃、我が家では家に残っていた使い捨ての紙マスクを使っていました。
4月から娘が入園することになっていて、子ども用にもマスクが要りそうだと思ったので、娘には手提げバッグなどを作ったのと同じ布でマスクを作りました。
息子は2歳になったばかりでマスクをつけるなんてできないので特に用意せず…
4月になって、初めて学校に行く日も、私は紙マスク、息子は何もつけずに登校しました。
そこで迎えてくれた先生がつけていたのが、透明なシールドマスクでした。
私の第一印象は、「お医者さんみたい」。
近所でも、娘の園でも、お店でも、通販でも、そんなマスクを見たことがなかったので、先生は変わったマスクしてるなぁ〜くらいに思っていました。
ところがそのあと、先生から私たち保護者にも同じマスクが配られたんです。
「難聴の人は、音だけでなく、口を見て言葉を読み取っています。普通のマスクを付けると、口が見えなくなります。音もこもって聞き取りにくくなります。だから、学校では透明なマスクをしています。」
「このマスクは、保護者会で購入することが決まって購入したものです。学校に来るときは、このマスクを付けてください。」
そうか…
そうだったのか…
考えれば簡単にわかることなのに、なぜ気がつかなかったのか…
私はまだまだ、自分基準でものを考えているんだなと痛感した瞬間でした。
それからは、なるべくシールドマスクでお出かけするようにしました。
今は、飲食店など接客業の方々で同じようなシールドマスクをされているのを見かけるようになりましたが、初めは全然見かけませんでした。
娘の園に付けていくと、先生から
「すごいマスクですね!どうしたんですか?」
と聞かれたり。
スーパーに行くと、お年寄りの方々から
「いいの付けてるね!息がしやすそう!」
と声をかけられたり。
とにかく、珍しいものを見る目で見られました。
はじめは注目を浴びるのが恥ずかしくて、少しの用事ならわざと紙マスクに変えて済ますようにしていましたが、
「このマスクが珍しいと思われるってことは、このマスクが必要な人がいるってことが、まだまだ知られていないってことだ。」
「話しかけてもらえるなら、知ってもらうチャンスだ。」
「先生や店員さん、透明マスクをしてくれたらありがたいなと思う人たちへのアピールになるかもしれない。」
と思うようになってからは、毎日付けています。
のちのち、自閉症の子でも、マスクをされると顔がないおばけのように見えて怖がることもあると知って、ますますこのマスクの必要性を感じました。
時々、
「そのマスクかわいいね〜」
と、手作りの布マスクの話で盛り上がっている人を見かけると、
「いいなぁ〜」
と思うこともあります。
あぁマスクで顔を隠したい…と思うことも多々
(楽でしたからね…笑)
それに、このマスク、感染させるリスクは減らせても、自分が感染するリスクは他のマスクに劣るような気もするので、その点は不安でもあります。
(あくまで私の感覚なので事実と違うかもしれませんが)
でも、私はこんなマスクがあるということと、このマスクを付けてもらえると助かる人がいることを、少しでも多くの人に知ってもらいたいので。
今日も息子と手をつないで、透明マスクでお出かけします。