今年もまた「約束の地」宮城
セキスイスーパーアリーナに星々が集います。
私もご縁をいただけたので
8日当日から現地入りします。
下記に直前稿として綴りました。
後編は8日公開になるようです。
私は羽生結弦という存在が好きです。
その人物と同時代を生きている、という
歴史のダイナミズムにも惹かれますが、
同時に「羽生結弦と共にある人々」の
存在もまた好きです。
ですから現地だけでなく、ライブビューイング会場や、
現地に行けない人々=星々にとっての
「羽生結弦と共に」もまた
ルポルタージュとして綴ってきました。
星々が集う
とてもあたたかくなる。
ライブ・ビューイングで全国各地の映画館に集う星々、
Huluの独占配信で集う星々、
そして当日観ることは叶わなくとも仕事で、
家事で、育児で、介護で、
自分の人生と真正面から向き合い続ける星々、
そうした星々すべてが「約束の地」に集います。
本当に、たくさんの人が死んだ。
本当にたくさんの人が悲しんだ。
本当にたくさんの人の運命が変わった。
3月11日のあの日、苦しみの中でも生きた、
もしくは生きられなかった大勢の星々もまた
「約束の地」に集います。
いわば『notte stellata』は
「神事」なのでしょう。
「忘れてほしくない」
背負い続ける羽生結弦と共に、
私たちも人間として、あの日を背負う。
3.11を、みんなで背負う。
羽生結弦と背負う、その矜持こそ。
さあ『notte stellata』
みんなの心を「約束の地」へ。
日野百草
羽生結弦論、みんかぶマガジンで連載中。