この世界が錯覚を起こしやすい仕組みの一つに、物事が二元性で展開されていることが挙げられます。
具体的には、「陰と陽」「光と闇」「善と悪」「好きと嫌い」などあらゆるものごとが二元の中で意味付けられ、人はその中でいずれかのポジションに価値を感じて、自分の正しさを握りしめます。
たとえば、「陽(明るい)が正しい」を握りしめると、「陰(暗い)は良くない」をセットで握りしめることになります。
その結果、その人は自分は明るく振舞わなければならないと思い込み、明るい自分を演じるようになります。
周りにいる明るい人たちと仲良くなり、明るく振舞うことで精神的な満足を得ます。
少し落ち込んだ時でも、落ち込むのは良くないから明るく振舞わなければならないと、自分に言い聞かせます。
そして、暗い人を見れば、君も明るくなった方がいいよとアドバイスをします。
これは本当に正しい行動と言えるでしょうか?
みなさんもご存知のように、「明るい」と「暗い」の間にどっちが良くて、どっちが悪いといった差は存在しません。
むしろ、全ての人に明るさと暗さの両方が内在していると言えます。
普段は、より多くフォーカスしている方の特徴が出ているだけです。
そもそも、「明るい」や「暗い」を測定する明確な基準もありません。
実際は、その時々でそれぞれの特徴があるがままに現れているだけで、絶対的な「明るい人」も「暗い人」も存在しません。
この二元性の特徴に気づいた時、この仕組みの枠組みから抜け出して、「明るい」も「暗い」も全く同じように受け入れる意識になることが目覚めに繋がります。
あらゆる物事に二元性が内在していて、そのどちらに偏るでもなく、全てをあるがままに受け入れることができれば、あらゆるネガティブな感情は消滅します。
