うちの息子は現在大学を休学中。
2年の休学を経て、なんとなくよい感じになったので、
来年度は学校に通ってくれないかな、とお話ししてみました。



今、家に流れているのは、
とても緩やかな時間。

現在は、
私と休学中の長男、
コロナの影響で帰ってきている次男の、
3人の暮らしです。



私たち3人は、とてもマイペース。
自分のパーソナルスペースを確保しながら、
自分の時間を優先し、それなりに暮らしています。


パートナーは他県での勤務を終え、もうすぐ戻りますが、これが次のステップの始まり。


先日、長男について
どちらかと言えば気持ちを優先させる私と、お金を優先させるパートナーの、真剣な話し合いがもたれました。



パートナーの心配事は、大学に通い出したとしても、また不登校になった場合の損失。
行くなら、通って卒業してもらわなければ困るということ。そして、それを生かした職につくべきだということ。

現実的なパートナーは、結果を出すことを重視します。

人は、気持ちが折れてしまうと動けなくなる、ということを理解することができず、なかなか人に寄り添うことができません。

愛情は豊かですが、それを表現する術を知らず、言葉選びも上手くないので誤解を生みやすい。
そして、問題からは逃げがちでもあります。


書いてみると、批判的に見えるかもしれませんが、全て愛情からきている行動である事は確かなのです。
その証拠に、我が家の子どもたちが興味を持つ事は、ほとんどパートナーが好きなもの。
子どもたちに強い影響力を持つのは、私よりもパートナーの方です。

愛情があるから、無意識に、〜すべきと、自分の考える最善策を強要しようとしてしまうのでしょう。


一方の私は、気持ちを優先して考えるタイプ。

といっても、元々はストレートに気持ちを話すタイプでもあるため、長男に対しても、大学に通って卒業してほしいと、正直な気持ちを抑えることはしません。

でも、私の意見で動くことは反対。
あくまでもこれは私の意見で、この判断が全てとは考えてはいませんし、それも伝えてあります。


このことに関しては、経緯があります。

私は、親の影響力、つまり、私自身が子どもに及ぼしてしまう影響力の強さを考えて、
自分の考えや希望を子どもたち、特に長男に伝えられなかった時期がありました。

というより、話すのが怖かったのが正直なところで、子どもをコントロールしてしまう事への恐怖感を持っていました。
そして、なにより、自死を望み続けている長男が、私の言葉で潰れてしまうことが怖かった。

でも、そんな事はないのかもしれない、と気が付いたのは、つい最近のことです。


私自身が相手をコントロールしたくないのだから
また、
私は彼の死を望んではいないのだから、

私の言葉で、私が恐れる事は起きないと
話してみて、わかってきたからです。

ただし、覚悟を持って。


逃げ道のようですが、これは私の場合です。
躊躇っていた時間も、
覚悟を決めたタイミングも、
それは、私の、我が家のタイミング。



学校に関して、将来に関して、
冷たいようだけれど、決めるのは長男です。




話は戻りますが、
たしかに学費の問題は、我が家にとっては重大事項です。
でも、私は、それとこれとは別問題だと考えるタイプ。

気持ちが動き出しそうなら、動いてみればいい。




このブログは私のブログなので、意見は私の方に寄りがちになります。

でも、パートナーの気持ちも、言いたいことも、たくさんの経験をしてきた中を通して理解できる。



人間だもの、
2人と同じ人はいないのです。

意見は違っていて当たり前。

家族であっても、

親子であっても、
まったく同じ考えの人はいないのです。


そして、それぞれが愛情をもって、
それぞれの正義の中で生きている。



理解し合えなかったとしても、
それはそれでいいし、

離れてもいい。



でも、私は

色々な経験を通して、
少しずつ、熟していって、
いつか、2人で
自然の中を散歩できる老夫婦になれたらいいな、と、
考えています。




これも、私の希望ですが、ね?


さ、ゲームでもするか。


             光翠