週末ですねにっこり…
換水してもしてもあっという間に硝酸塩が溜まるという、うちの不思議水槽。
これ、一体何が硝酸塩を出してるのでしょうね?
何となくライブロックと当たりは付けているのですが、実証です。
というわけで、昨日同量のライブロックと底砂を取り出し、砂は水を切ったあと、それぞれを人工海水に揺らさずにつけ置いて調べてみました。
砂、ライブロック片が40gずつ入っています。
間違って飲みかけました。
にゃんこと夫がまたこいつ変なことやってるわ的な目で見てきます……
一晩明けて試薬で見たところ。
底砂……10ppm
ライブロック……25ppm
やはり硝酸塩を放出しているのはライブロックのようです。
底砂はもともとの水の粒子が入り込んでいるので、多少検出されるのは仕方ないですからね。
世間ではライブロックの良い面ばかり取り沙汰されていますが、こんなリスクもあるということで。
少なくともライブロックに直に水流を当てるのは止めた方が良さそうです。
皆さんもライブロックを使い続けてこうならないよう気を付けてください
しかしそれにしても、リン酸塩がほぼ検出されないのは不思議なんですよねえ。 そのお陰でサンゴや魚は元気な訳ですけど。
この水槽にはリン酸塩を吸着する何かが潜んでいるもようです。
リン酸塩って硝酸塩みたいに一旦吸着されたら放出はしないし、それを増やす方法(添加剤)もない……。
硝酸塩もリン酸塩も脱窒をおこなったり、リン酸鉄に変化する際に鉄分を使うらしいのですが、うちの水槽の鉄分は全てリン酸塩の除去に使われているのでしょうか?
諸々の観察は続きます。
話は変わり、硝酸塩除去作業の続きです。
確かに原因を除くのが手っ取り早いのですが、ライブロックが硝酸塩を放出するより強力に、それを除去してみるのを試みるもまた一興
そもそも還元BOXは他水槽でも使いますからね?
ということで、今週は自作硝酸塩還元BOXの仕込みと、その間に初バクテリア投入をしてみます。
■還元BOX
硝酸塩還元BOXはわりと有名なのではないでしょうか?
あれは基材として生分解プラスチックを中に入れるわけですが、私は微生物生産系と乳酸系の基材の比較を試してみたいのですね。
後者はあまり効果がないといわれますが、少しでも効果があるなら、安価でかつ緩やかな硝酸塩除去方法として使えないかなあと。
それでは……実験材料はこちら!!
バーン! 乳酸系代表BB弾のあれです
1kgで1780円。
丸型なので潰して隙間はパウダーサンドで埋めます。
ピンキリですがこれが安値でした。
ゼンスイのバイオペレットとかは……高すぎます
これらを二個入り100均で買ったプラスチック容器にウレタンフォームとともに詰めて、別々に飼育水に沈めておきます。 ちなみに容器の穴はドリルとホールソーを使いました。
二、三日ごとに亜硝酸と硝酸塩の数値を測っていきましょう。
また結果は記載するとして。
本日は他に、外部フィルターの掃除と換水、お迎えするサンゴのディップをやります楽しいです