こんにちは(」・ω・)

 

 

 

川で遭難しかけたなっつでしたが、以降は大事件を起こすこともなく細かい事件をチョコチョコ作っては思い出を刻んでくれました。

 

 

そんなやんちゃっ子ななっつでしたが、段々元気がなくなってきて横になっていることが多くなってきました。


食べる量も減ってきたようです。

 

 

絶対重い病気だ。。。

 

 

病院で診てもらったところリンパ腫というガンで、レトリバーに多い病気だそうです。

余命もわずかという事でした。

 

 

頭が真っ白になり、獣医が色々説明してくれてましたが全く何を言ってるのか頭に入ってきません。

 

 

なっつとの楽しかった日々の思い出が次々溢れてくるばかりです。

 

 

帰宅し、子供たちになっつの状況を説明し、今後どうすべきかを家族で話し合いました。

 

 

なっつがいなくなっても、なっつを忘れないように車を買い替えました。

白くて大きな車でナンバーは72です。(なっつですね)


なっつとなっつ号


 

 

タイミング悪く私は地方支店に単身赴任となり家を空けることになってしまいましたが、家族が毎日のようになっつの動画を送ってくれます。

 

 

画像越しでも日に日に弱っていくのが見て取れます。

 

 

赴任先から一時帰宅した時、なっつはもう動くこともできない状態でした。

 

 

しかし私が帰ってきたことを知ると寝たまま尻尾を2・3度振り、「なっつ」と声をかけると起き上がろうとする素振りを見せました。

 

 

しかし、もう起き上がれない様でした。

 

 

「俺がなっつと触れ合えるのも今日で最後かもしれないな・・・・・・」

 

 

横たわるなっつのそばで私も一緒に横になり涙を流しました。

 


泣きすぎて目が酷く腫れました



 

それから少し経って急に容体が悪くなり、いつ死んでもおかしくない状況に。

 

 

子供たちが話し合って「誰かが必ずなっつのそばにいてあげよう」と決めました。

 

 

まずは長男が小学校を休み、付きっ切りで世話をしました。

 

 

次の日は長女が世話をする予定でしたが・・・・

 

 

その日の朝、私以外の家族が見守る中でなっつは静かに呼吸をやめてしまいました。

 

 

そして出勤中の高速道路を走っている時に娘から電話が鳴り、なっつが死んだことを聞かされました。

 

 

悲しい気持ちより皆に見守られて死んでいったことを知りホッとした気持ちでしたが、電話を切った瞬間から涙が止まらず、一人だったこともあり声を出して思いっきり泣きました。

 

 

お婆ちゃんが亡くなった時より悲しみは深かったと思います。

 

 

なっつは思い出の品とともに火葬しました。

今でも遺骨は自宅にあります。

体毛もジップロックに入れて通勤カバンにしまって持ち歩いてます。

 

 

なっつがいなくなって自分の一部が無くなってしまったような虚無感がありましたが、時間が傷を癒してくれました。



もう11年も前のことになります。

 

 

どこに行くにも一緒で多くの時間を過ごしてきたので、今まで飼ってきた生き物にはない特別な感情がありました。

 

 

悲しい別れは避けて通れませんが、それまでの時間はとても楽しかったですし幸せな気持ちでいられたので、なっつには大変感謝してます。

 

 

なっつがいてくれたおかげで、子供たちと触れ合う時間もたくさん作れました。

 

 

そして、子供たちに与えた影響も大きかったと思います。

 

 

生き物を育て世話することの大変さや責任感。そして「死」という避けられない現実。

 

 

死は当然人間にもやってくるわけですから、人との関わり方や相手に対する思いなどはそう言うことも意識の中に置いて忘れないようにして欲しいなと思います。

 

 

こうしてなっつのことを振り返り思い出に浸ってたら、老いた両親のことを思い出しました。

 

 

まだ存命ですがタイムリミットは着々と迫っています。

 

 

自分が親になって子供に対する感情がどういったものなのかよく理解できました。

 

 

当然私の両親も私に対して同様の感情を持っているはずです。

 

 

ならば親を喜ばせてやりたいと思いますので、子供たち連れて会いに行こうと思います。

 

 

母はまだかなり元気なのですが、父は片目の視力を失ってから外出を避けるようになり足腰がだいぶ弱ってしまいました。

 

 

それでもちょっとした外出はできるので、昨年旅行に連れて行ってやったんです。

 

 

昔、父が良く世話になっていた釣り船宿や、父に連れて行ってもらった土地など巡って。

 

 

船宿はもう旅館業は廃業してしまっていたんですが、前もって連絡して事情を説明したら当時のおかみさんと船長が当日温かく迎えてくれました。

 

 

父は泣いて喜んでくれて、私も嬉しくなったことがありました。

 

 

 

とにかく!

両親がまだ元気なうちに顔見せに行かなくちゃ!

それが一番の親孝行!

 

 

今回の話しは以上で完結です。

最後までお付き合いいただき有難うございました。

次回またお会いしましょう!

しーゆー♪