こんにちは

 

妻と二人で楽しんでいたバイクライフですが、ひょんなことから息子も一緒にバイクを楽しむようになりました。

 

嬉しい反面、不安も大きく。

 

何もやらかさない未来が見えませんでした。(;´ω)

 

免許取得した息子ですが、自分のバイクを購入する資金はなく結局息子には一番最初に買ったビックスクータ―を乗らせることにましたが、案の定普段から自分の物のように乗り回されることに。(やられた!)

 

でも・・・・乗ることは別にかまわないんです。

 

ただ置いといてホコリかぶってるよりも、むしろ乗ってもらった方が良いんです。

 

ただ・・・・バイクってとても危険なんですよ。

 

乗ったことがない人が考えている以上にバイクは危険だと思います。

 

車と違って圧倒的に機動性が良く、加速にしびれます。

狭い道や曲がりくねった道でもスイスイ走れます。

そしてマシンとの一体感。これが気分最高なんです。

 

なんというか、上手くなくても上手に運転できている気分になるんですよね。

ちょっとワルになった気分も()

 

そして調子に乗り転倒。

運が悪けりゃ事故。

 

いや、追突は別として事故の多くは自分の責任かな。

 

スピード出し過ぎ、一時停止違反、車の間のすり抜け・・・自身の運転技術を過信した結果だと思います。

 

歳食った私ですらバイクの乗ることによる高揚感を感じ、上手になった気持ちになるわけですから、若ければテンションの上がり方も勘違いのレベルもケタ違いでしょう。

 

私もそうでしたが、なぜか若いころはスピードを出したがります。

 

「このスピードで走ってて、ここで何かが飛びだしてきたら絶対事故になる」という状況であっても安全より陶酔感の方が勝ってしまうんです。

 

さすがに私は自制できるようになりました。

 

バイクの種類によって“気分良く走れるスピード”っていうのもあると思いますが、私のスピードは法定速度程度です。(以内とは言いません)

何しろアメリカンのバイクは重量があるので、有事の際に止まりたくても止まれないんです。

 

ですので、危険を回避できる速度が安心して走れる速度。

危険を感じた時に止まれる速度を絶対ルールとして乗るようにしてます。

 

正直300kgを超える重量級バイクを手足にように操作できませんし、運転能力に関しても衰えは自覚していますので。

 

安全第一です。

 

という訳で私の考えとしては「バイクは大人の乗り物」という認識でおります。自制できないヤングなハートではバイクは危険なのです。

 

当然私の息子はまだ自制できないヤングなハートの持ち主です。

 

車もスピード出し過ぎますし、バイクでも変わりませんでした。

 

そしてついに・・・・・・事故を起こしました。

 

右直事故。

 

右折しようとした車が直進してきた息子に気が付かず正面衝突しました。

かなり壮絶な事故現場だったそうで、現場に駆け付けたポリは瞬間的に「ライダー死亡確定」と思ったそうです。


 

ところが、命の危険を感じた脳はアドレナリンを全開放出し運動神経を最大まで引き上げ、もんどりうって息子をかすり傷で生還させました。

 

ポリから何度も「このバイクの運転手さん???」と聞かれたそうです。

 

しかし私の大事なバイクはへの字に変形し、再起不能を一瞬で確信させる状態にさせられてしまいました。

 

相当な速度で衝突したことを理解しました。

 

ばかちんがぁ!

 

妻から息子がバイクで事故を起こしたと連絡を受けた時は、本当に生きた心地がしませんでした。

 

死なないまでも大きな怪我は受けているだろう。

後遺症が残る様な怪我か?

頭は打ってないのか?

意識はあるのか?

 

連絡できるくらいなので意識はある訳ですが、事故の連絡を受けた瞬間に脳みそは思考停止。頭が真っ白になりました。勿論頭髪のことではありません。

 

そうそうワタクシ、50過ぎてますが髪の毛はフサフサ、白髪もほとんどありません。

どうでも良い話ですね。

 

相手は車でしたので、運転手に怪我はないだろうと思いました。

 

ともあれ無事は確認できたのでホッとしましたが、安心感とともに湧き上がる息子への怒り。

 

バイクを壊されたことに対してではありません。お前の運転ではこういう言うことが起こるぞ!といい続けてきたにも関わらず、真剣に聞かずに事故を起こしたことに対してです。

 

事故の内容的には被害者かもしれませんが、完全に息子にも責任があります。

 

しかし無理もありません。若いんですから。

危険は自身で痛い思いをしないと予知できないんです。

 

事例としてそういうことは起こりうると理解はしていても、自身にその災難が降りかかるとはこれっぽちも想像できないんです。

 

何を隠そう、かく言う私もそうでしたから。

 

高校生の時、50㏄のスクーターにアホみたいな金と時間をかけて改造しまくり、100キロ以上出せるスクーターに乗っていました。すでに排気量は50ccを越えており、原付免許では乗ってはいけないバイクになっていました。(時効です)

 

そんなバイクで調子の乗って事故を起こし、肘から骨が出てしまう大けがを負ったことがあります。

 

ですのでバイクの運転は慎重にしてほしかったし、私の言う話は真剣に聞いてほしかったんです。

 

ともあれバイクは即死しましたが奇跡的に怪我というほどの物もなく、本人も反省し元気でいますので胸をなでおろしました。

 

今でも3人でバイクに乗りますが、明らかに運転は変わったと感じています。

 

その時は被害者という形でしたが加害者になりうる可能性も非常に高く、むしろそっちの方が後々大変です。

 

自由と勝手をはき違え、ルールを守らず自分勝手なふるまいをした代償は決して小さくありません。

 

自動車にしてもバイクにしても、乗り物を運転するという事はそういう“大きな責任”を背負っているという事を自覚しなければなりませんね。

 

ご安全に!!!

 

 

長くなってしまいましたが、この話は今回で完結です。

次回は何をお話ししましょうかね。

ではまた、しーゆー♪