少し前の「バス・ラマ」誌の神姫バス特集でさりげなく「次回新車から付番基準変更予定」という一文が載っており、いまかいまか・・・と待ち受けていたが、神姫ゾーンバスでは従来通りの基準と思われる新車が入って以降、新車群が登場していなかったのだが、先日見慣れない番台の番号を付けたセレガに遭遇した。

 「神戸230あ94-20」で違和感ありありの番台であった。神姫観光の新車は希望ナンバーで社番と合わせた番号を取得(選ぶ)し、この車もリアにはしっかり「9420」と表記があった(なお、ナンバーエリア変更の伴う転属再登録時は通常の払い出しナンバーになっているのは不思議である)。

今までの基準であればセレガなら8800番台以降になるので、確かに基準が違う。

 これを見てから詳しい方にお聞きすると、今年度に入った神姫観光は新基準の社番で導入、とのことで他にガーラで4400~、セレガで9400~を確認している、との話。

 こうなると頭の数字はメーカー・用途別、次が年式または年度ではなかろうか?下二桁は導入順でこれは従来と変わりはなさそう。只、私も写真を撮った時には気付いていなかったが、件の詳しい方のお話ではリフト車が1台いるはず・・とのことでこの車の窓割りを見ると確かにリフト車であったので、特殊番台で20に飛ばして付番されたのかもしれない。

 神姫観光は昔から、仕様が異なると番台を少し飛ばして付番するのは定番なので、そうであろう。通常貸切バスは下二桁「00~」であるが、過去にはスーパーハイデッカーのみ「10~」や「20~」が登場している。

また一時期「0始番」を止めて「1始番」であったが、新基準では「0始番」が復活したようだ。

 このあと、いずれ登場する路線車はどういった付番で登場するか楽しみである。下二桁「50~」が復活すれば面白いのであるが、さてどうなるか・・。