本日は表題のイベント、バスまつりが開催された。昨年は地元の神戸開催であったが、本年は神戸人からは遠く感じる京都での開催・・。当初赴くかどうが若干躊躇したが、いつもお世話になっているodori-ko様にお誘いを掛けてみると、同行して頂けるとのこと(良かった~笑)。雨が落ちそうな曇天の中、待ち合わせて会場へ向かった。

 どんな車が来ていたとか、どんな部品が販売されていたか・・などは恐らく今日のあちらこちらのブログ、SNSでたくさん上がっていると想像するので、私は個人的に興味を惹いた部分と購入品とで纏めた。

 

◇気になる展示車両

 事前に各社の告知で高槻市・近鉄・阪急は復刻塗装車を持ってくることが発表されていたので、普段他府県ナンバー車はあまり撮影しない人間であるが、懐かしさもあり少しだけ時間を割いた。これは阪急の706号で経年車ゆえ、ファンの間でもいつ落ちるか・・と噂されている車でつい先ごろ車検を通したことでも話題になっていた。この車自体は以前のバスまつり(10年位前?)でも登場していた。私自身、幼少の頃は阪急バスエリアの沿線で無かったため、リアルでこの塗装はみていないので比較出来ないながら、この次の塗装を以下に貼ってみた。

 上はS54年式の西工78MC(53MC)で、78MCも当初は幕板(方向幕窓部分)部分に青の多いこの旧塗装であった(現行の塗装から見て)。下はS55年式の旧塗装いすゞ車。

 これが塗り替え後。見比べて頂くと幕板部の青い部分が縮小されているのと、赤帯と青帯の間に白帯が入り、軽快感が増した。

 続いて近鉄バス。私は近鉄と言えばこの塗装が馴染みあり、次の赤縞とアイボリーは当時随分派手に思ったものである。

 これは1986年に撮影したリアルな近畿日本鉄道の旧塗装。当時既にその赤縞/アイボリーの新塗装が出始めて、他府県ナンバー車ながら消えていく旧塗装なので撮影した覚えがある。御覧の様に長い車両でRE140だったと思う。また車体は帝國に見えるが車番から判断するとS49年式なので、帝國の図面/部品を使った金産コーチかも知れない・・(近鉄は金産が多かった印象・・)。因みに件のぽると出版「金沢ボデーのアルバム」の巻末生産一覧表では1973(S48)年12月製造分にRE140が10台以上記録されている。通常、ロールアウトして直ぐの登録は殆ど無いので、12月ロールアウトならば、登録が翌年1月ということもあり、そうするとS49年式になる・・。上の復刻車も下のオリジナル車も車番6900台なのが一寸嬉しい。

 続いて高槻市。緑の濃淡が綺麗な高槻市も旧塗装はそれなりに渋かった。展示車の位置が今一つだったので、あまり良いアングルでは撮れなかったのが残念。

 これは私が1981年に国鉄117系車内から撮っていた線路沿いの車庫風景。前面視野拡大型の日野車も見えるが、殆どは西工カマボコである。なお、私が持っている旧塗装の高槻市はこの1枚だけ・・。復刻車のアイボリー部分が少々白が勝っているイメージだが、地元の方の印象は果たしてどうだったのか・・。

 地元神戸市は定番のボンネットが別のイベントで登板中だった模様で、昨年度の新車169号が来ていた。なんでこれかいな?と思っていたら、LV290N4市販1号車(LV290N4-7000002)を大体的にアピールしている掲示があった・・。拙ブログでも昨年そのことを少し触れているので、またご参照頂ければ幸い・・。↓

 

 「なるほどその手があったか!」といった采配であり、それにしても車台番号を公式さんが大体的にアピールすることも珍しく感じた。その掲示によると製作第1号車(LV290N4-7000001号)は試験などが済み既に解体されたらしい。
(※拙ブログでは通常、車台番号が判明している場合も記載しないが、今回は掲示されていることもあるので、特に伏せてはいない。)
 会場入り口には京都府警の210系クラウン警邏パトが展示。やはりパトカーはお子様や大きなお子様に大人気!(私もその一人・・笑)。で、会場前の道路で・・
 新型220の警邏パトに遭遇。しっかりカメラに収めた。このパトカーよく見るとブーメラン警光灯の上部にカメラ?のような丸い突起とコードが延びていた。全方向ドラレコであろうか?
 
◇気になるブース
 今回物販ブースは展示車両スペースと少し距離があったので、徒歩で移動せねばならない。地元事業者を中心に部品系を探すが、どこの社局も設定価格高騰で少々興ざめした部分があった・・。方向幕も五ケタが当たり前の時代になってしまったのか・・と神戸市の方向幕7,000円が安く感じてしまう様に感覚が鈍ってしまう・・。そんな中、気になる商品を発見。
 江若交通のブースで「ドン!」と置かれたこの額縁。当初ナンバーはレプリカ?に見えたが穴あきなので、正規で使用中止扱いとなったプレートである。銘板類、抹消登録証?のコピーのセットで魅力ある商品であるが、価格帯が正直「・・・」であり、どなたかが買われたのか気になる商品No1であった・・。
 
◇購入品の一部
 部品は会場到着が少々遅くなった(それでも10時過ぎ・・ただ開場待ちの人多数で入場まで30分以上掛かった)こともあり、狙っていた系部品は早々と売り切れ、殆どグッズやミニカー系の購入に留まった。今回購入した唯一の「部品」は交通電業社の方向幕操作盤。これは地元神戸市の物で、自宅にある巻き取り機付き方向幕を制御するために漸く購入出来たもの。今は別の事業者向けの電業社操作盤を付けており、それでも制御出来るが、指定コマの信号を送ることまでは出来ていない(コマ数進段だけの制御)ので、これが欲しかったのである。まぁ、この操作盤が生きておれば・・の話であるが。
 グッズ系で気になったNo1はコレ。本四海峡のバス型貯金箱。見た瞬間「1/80だ!」と直感し、デティールが良いこともあり即買いであった。帰宅後、他の1/80モデルと並べると若干大きい感があったが、カタログの寸法数値を80で割ると、嬉しいことにほぼ1/80であった。今回は1台しか買っていないが今後見掛ければ増車して色変えしたいモデルである(プラ製1台1,800円)。
 バスコレ購入品は西工カマボコの大阪市と京成バス。どちらも地元事業者のカマボコ改造用。もう1台は京阪のRC。これも地元事業者のRC381を目論んでいる。
 
 この他会場では旧京都市電の展示車(実物)にも触れることが出来、なかなか楽しい1日であった。えっ?隣の鉄道博物館は?・・このまつりだけでもかなりの人手なので、博物館も大混雑必至ゆえ寄らずに帰りました・・(笑)。
    そうそう、会場内に「各社乗務員募集」のブースがあり、各社チラシを置いていた…。時代を反映していた事象でもあった…😅