ブログ用に地元興味ユーザーの春のダイヤ改正関連ネタを色々纏めていた最中であったが、このタイミングでデビュー間近の神姫観光新型豪華観光バス「YUI PRIMA OLIVIA」の内覧会の報を聞きつけ、丁度仕事帰りに寄れそうな日程だったので、出動した。

 雨天時は中止とHPに記載があったので、少々天候を気にしていたが、HPによると朝方の雨の影響で予定している内覧会の時刻が後ろ倒しになっている旨、但し車両展示は予定通りの時間から行う旨の記載を確認し、胸をなでおろし久しぶりに山陽電車で姫路へ向かった。道中雨模様であったが姫路に近づくにつれ雨は上がり、会場到着後見ているとどうやら車内に入れる模様の準備をされていたので、外観を撮影をしながら暫しその時を待っていた・・。

 今回の車両は初代ゆいプリマの濃紺から明るいブルーメタリックとなり、係りの方のお話では瀬戸内海をイメージ。ツアーも瀬戸内周辺に絞られる、とのことでパンフにも「瀬戸内シンフォニールート」と謳われている。

 ドライバーズ席下には開き戸でオープンするバッテリー?スペースがあり、展示時間中はエンジンを掛けていないので外部電源で補足する模様。また社名表示も最近流行の白色LED。今回の車両は2両用意、どちらも抽選番号「・・・7」で登録されているがこれは2号車。1号車は「神戸200か・・・7」であり、通常払い出しの「神戸200か」の順番で登場しているので、早く撮影したいトコロ・・(笑)

※ご存知の方もおられようが、希望ナンバーでも抽選枠(元抽選枠含む)の分類番号は「230~」にならず「200~」となっているので、通常払い出しで欠番となっている「200か」でもその内登場するのである(「200あ・・・7」が1番目の払い出し→以下2番目払い出しから「カナ」が変わり「200い」→う、え、か、き、く、け、こ、を→201あ・・となりこの繰り返し:「を」は最後だったと記憶・・誤りあればご容赦)。

 ナンバー談義の余談はさておき、雨が落ちる心配が無くなり30分ほど待つと内覧会が始まった。とはいっても平日の午前中で外野(一般見学者)の姿は私入れて数名。おかげさまでゆっくり拝見させて頂いた。先ずは入口付近の銘板チェック。車体メーカー銘板なので、車検証には現れない数記号であるが念のため加工しておく。製造年月が気になっていたが、車体そのものの完成はやはり昨年秋の竣工であった。特別艤装その他で時間が掛かっていたのであろうか。登録は車検ステッカーでは本年2月の模様。

 車内に入らせて頂く。勿論「土禁(土足厳禁)」である。ガイドさん(この車の場合アテンダントさんと呼ぶのが相応しい)の説明を頂く・・。一番最初の座席にはツアー中、車内で提供するお菓子類や日本酒がテーブルに展示、なかなか豪勢である。また新車の香りは当然ながら、随所に木製製品が取り入れられて木の香りもプラスされ優雅な雰囲気であった。

一番下は所謂カーテンであるが、和のテイストですだれ系。上半2/3は隙間が若干大きく、車外が見れる細かい仕様。

 天井も唐草模様を取り入れたドーム形の凝った仕様であるが1号車はまた色合いが異なっているというレクチャーを頂いた。

※アテンダントご本人さん登場のアップは許可済み

 続いて車両後部へ・・。こちらでは「化粧室」と「ギャレイ」というのか、おもてなしカウンターをご案内頂いた。初代ゆいプリマ号と比べて化粧室内のレイアウトを見直し、着座の際もスペースを生み出し快適になっているとご案内頂いたこちらのアテンダントさんもブログご登場許可済み。但し、名札は加工させて頂いている。

 さて後部に移動する際、私は長身ゆえドーム状の天井端に頭をぶつけてしまったのであるが、アテンダントさんに「天井お気を付け・・」と言われた矢先に「ゴッツン」で「遅かったです~」とお互い笑う一幕もあったが、アテンダントさんたちも「ゴッツン」してしまうらしい・・。上の項の写真でもお分かり頂けると思うがドーム状の端は皆さん気を付けて頂きたい・・。(笑)

 車内から見る運転席・・というよりコックピットと呼ぶに相応しい最近の観光バスの運転席。エアロクィーンだけにこういった視点で眺めることが出来る。

 車内最後は事業者表記類。右端に小さく貼られた車両番号表。下段は神姫社番が表記されているのが珍しく(神姫系では、車内には対旅客向けに通常社内番号を表記しておらず、登録番号のみ)この2号車は「6902号」ということが分かったので1号車は「6901号」であろう。特別車は車体外観にも社番表記が無いため、このステッカーはマニア視点的に助かった(笑)。なお、シャーシ側銘板が設置場所柄確認出来なかったので詳しい型式は不明であるが、年鑑バスラマ誌のエアロクィーン/エアロエースの紹介記載内容から2※G-MS06GPと推測する。

 車内見学時間は5分程度であったが、確かに一寸乗ってみたくなるバスである。初代ゆいの内覧会も経験しているが、観光バスも豪華になった。豪華に・・といっても80年代~90年代に流行った所謂「サロンバス」とはまた違った方向、趣向でサロン車は団体旅行主体であったが、今は個人旅行主体になっていることに時代の流れを感じる。私の観光バスの思い出は、やはり学校遠足や修学旅行で大人になっても、その頃の流れを引く車両であり、補助席がガッチャン!と出て来る「兎に角詰め込め!」的な車両だったゆえに隔世の感なのである・・。

 当日頂いたグッズ・パンフ類。車両がデザインされたボールペンはお宝になりそう・・。

 アテンダントさんや係員さんの手厚い案内を受け、気持ちよく会場を後にしたが、折角姫路遠征したのだからと、普段の活動も少しばかり・・。

 丁度先月辺りから姫路地区では久しぶりの新車ラッシュで滞在時間中その半分ほどを撮影出来たがその中から6977号。エアロスターノンステップである。かつて西工王国といっても過言ではないほど神姫バスのふそうは西工架装率が高く、姫路駅周辺でもたくさん見られたが今はその片鱗もなく、やって来た西工(96MC)はたった1両でこちらも隔世の感であった・・。

 その後帰宅に向けて再び山陽電車に乗り、今度は明石で下車。うまい具合に姫路新車の玉突きで神戸地区に戻ってきたエアロスターに遭遇。今月登録されたばかりのバケモノナンバーで、良い位置で撮影出来た。なお、この他にも同じ時期に「神戸200か59-44「「同59-48」の神姫バス再登録車両を確認している。

今回は非常に効率の良い活動であった。

 

 初代ゆいプリマの内覧会の様子は引っ越し前のブログにアップしていたので、いずれ記事修正でアップしたい。