今、関西の話題・・と言えば専ら「阪神タイガース日本一」に尽きるかも知れない。野球に興味のない方でもバーゲンセールの恩恵には与かっているであろうし、新聞や報道で嫌というほど眼につくこともあろう・・。

 最近になって暫し落ち着いた感はあるが、お膝元甲子園界隈では新たな話題が登場した。表題の如く、阪神バスに「日本一ラッピング車」が現れたのである。

 駅のポスターや電車の副標(看板)と同様、黄金系をベースにロゴをあしらったもので、240号と286号の2台が登場した。私は新聞記事で知ったのだが、先日会社帰りに少し遠征して甲子園駅前で待っていた。尤も運用など知るはずもないが、ここは「甲子園を外すわけはなかろう・・」と楽観的な考えで赴いたものである。

 到着してものの20分ほどで先ずは新聞に出ていたナンバー「39-11(サンキューイイ→応援ありがとうございました)」がやって来た。新聞によるとこのナンバーは偶然らしいが旨い具合にコンセプトにあっている。

 今回は側面ラッピングがメインなので、バスの顔のブレはお許し頂きたい(笑)。

 本当は上の阪神本線を選手ラッピングや甲子園ラッピングの電車が通るタイミングならいう事ないのであるが、さすがにそう上手くいくハズもなく、尤も通常日中は下り電車は3番線に入るので、この位置からは見えないので仕方ない(催し物開催時は一番海側の4番線に入るので、上部は見える)。

 286号を「甲子園駅前」の信号機銘板と絡めて「先ずは撮れて良かった」と二台目を待つことにした。すると・・

 なんと同じ系統(JR甲子園口行)で次のバスが240号であった。なんというラッキー!こちらも何とか撮影した。当日は薄曇りだったので、本来この時期の逆光はかなりキツイのであるが、それが幸いしてまぁ見れる程度の写真には納まった(自己満足の域・・)。

 なお、この2台は尼崎の浜田車庫所属なので芦屋以西で見ることは出来ないであろう・・。

 最後に本家、阪神電車の話題も少しばかり・・。今やマニア垂涎の的といっても過言では無くなっている5001形。最後の青胴車で現存4本中3本が営業で出ているが、毎日3本フルで出ているわけでは無いので、運試しである。その5001形3本には日本一看板が掲出されているので、人気もうなぎのぼりなのである。乗り入れ相手の「阪急」「山陽」に比べて昔からイベント看板装着の少ない「阪神」はここぞとばかりに美味しい処を持ってきた感である(笑)。引退が近いこの5001形も来年以降、あと何回優勝系看板を付けることが出来るのであろうか・・・。

 

 そうそう、電車・バス、と来れば阪神タクシーでも日本一ラッピングをやってもらいたいトコロ・・・近年では話題の「タイガースキャブ(タイガースイメージで白黒のトラ縞模様・・しかしゼブラ模様なのでどちらかと言えばシマウマイメージでもあるが)」もすっかり影を潜め、殆ど見掛けなくなったので、新しいラッピング車を期待したい今日この頃。