2017年の神戸市交の秋のイベントBE-FREEにて漸くヴェールを脱いだ、神戸市営地下鉄1000形(登場時は「系」)の鉄コレ。当時、画像がなかなか登場しないのに前評判だけはかなり高く、イベント当日は朝から長蛇の列であった。当初私は市バス部品購入で並んでいたので諦めていたが、取り敢えず会場にいた時点では売り切れるコトが無く、ひとまず入手出来たのは良かった。

 やはり地元の電車は良いものであるが、昨今の鉄コレは価格上昇気味なので、当日は取り敢えず6両1本口のみの購入とした。プロトタイプは1000型の最終増備車「16号車~18号車」。まぁクーラーが全車揃っているタイプなので、大方の予想通りの編成が選ばれている。元箱に記載のあるとおり2箱で6両になるよう、先頭車=中間P付=中間付随車が1セット。単純に2箱購入で連結し、6両を組むとそれでOKだが残念ながら拘るとそれだけでは「ちゃんとした6両編成」にはならない…のである。先ずパンタ車の屋上配管、実車は1200型も1500型も同じ側に配管が来ているので、車両を反転させると、逆になってしまう。まぁこれは仕方ないところで、腕に自信ある方は改造で対応されよう。

 上2枚はパンタ車の俯瞰で上が1200型、下が1500型(クーラーが製品と異なる8号車編成だが、基本は変わらず)。
 で、もう1点「避けて通れない」問題があり。それは…
現在、女性専用車となっている1400型。この車両のみ、6両化で最後に各編成に挿入されている。ゆえに1000形で新製を進めていた頃と製作時期が異なっている関係で当時の新型形式2000形・3000形(登場時は「系」)鋼体と同様で、ドア廻りのフチがない。

 これが中間付随車の1300型で4両でスタートした神戸市営地下鉄では後の5両化組み込みの際に登場した新形式(当初から6両化までは想定しており、形式も中間車2両分は空けて設定されていた。登場時は→1101-1201-1501-1601のオールM編成)。1300型登場までは1000形の特徴ともいえるドア廻りにフチがある(上の拡大写真赤矢印部分)がある。しかし・・。

 対して1400型。ご覧のようにドア廻りがフラットである(赤矢印部分)。

※ドア拡大画像はいずれも2012年のイベントBE-FREEにて撮影)。

 で、製品の付随車製品(上写真)は1300型を模しているのでドア廻りフチあり。ということで、前述とおり厳密にいうと編成内でパンタ配管は兎も角、更に拘ると1400型は車体の改造をしないと…ということになる…。

 なお、折角登場した待望の模型にケチを付けているわけではなく大人の事情も理解しているので誤解無きよう…。

 

 さて、個人的に地下鉄1000形といえば、1次車など顔の下部にステップがなく、クーラーが小型の編成が好みで、そちらも再現したく後年この最終型製品を6両分入手、顔や屋根廻りの改造と1400型の車体改修を試みて製作中である。

 そんな中、本日再び地下鉄1000型の13号車が新製品として製品化された鉄コレが届いた。

 こちらはさすが新製品、最初から6両セット販売なので1500型の屋根も正規な物が製作されている。しかし、顔のステップは無いバージョンながら1400型の車体は金型流用で残念ながらドア廻りフチ付きであった・・・。

 いずれこの1413号も改修することとしたいが、写真は改修中の1次車改造中1400型と今回の製品。

地元だけにここは拘っていたいのである。

 最後に13号車のメーカー製作中の写真と冒頭とは別の活躍中の写真をもう1枚挙げて終わりとしたい。