取材を進めていた、神戸市バスの今年度の新車が稼働を開始したので、順次アップしていきたい。
以前、市の公式HPで入札公募及び落札結果が出ていたのをご覧になられていた方もおられよう。それによると仕様書の一部から導入車庫、局番が予め分かったのでありがたかった。その後の結果で今回もいすゞ落札、車種的にはここのところLV290Nばかりなので、変化は無いがその思いとは別にやはり新車は新車、導入が楽しみなものである。
○パトロールヒット
さて、例の如くハイテク工場パトロールを5月半ば頃から始め、ヒットしたのが6月上旬。いつもの検査点検の様子が伺えたが、私自身が仕事の合間に訪れた日だったために、この日は僅かに敷地外から捉えるだけに終わった。
これは敷地外からカメラを向けさせて頂いたものであるが、到着間近い時間帯だったのか、まだステッカー類の貼り付けも途中の状態であった。今回はこのカットだけで次の仕事に向けて泣く泣く(笑)工場を後にした・・。
○各車庫へ向けて・・
そして翌日。
いつもの展開から翌日以降に各車庫に向けて出庫するパターンなので、丁度公休日だったこともあり、再びパトロールに赴いた処、どうやら出庫に向けて準備している様子が伺えたので暫し待つことにした（上の写真も敷地外から）。
前日の撮影や観察した結果では昨年度の新車と外観での変化は分からず、唯一「車検ステッカー」の貼り付け位置が新基準対応でD席側上部になっていることに気付いたことくらい。気になる型式はLV290Nであるのは分かったが、ポイントは「シリーズ３」なのか「シリーズ４」なのかであった。シリーズ４へのマイナーチェンジは昨年末に発表されていたと思うが、安全装置の小変更などだったと記憶する。
既に他社ではシリーズ４が稼働していることから今回の新車群も恐らくシリーズ４と踏んでいたが、その後独自の調査と詳しい方からのご教示で「２RG-LV290N4」ということは判明した。しかもその独自調査の結果から魚崎向け169号がなんと市販1号車だったのである！ということは発注が一番最初だったということになるのではないか？と推測する。
余談が長くなったが、この日は落合向けが先ず出庫、その後時間を置いて魚崎向けが出庫している。それでは局番順に写真を載せていこう。
◇魚崎車庫向け
１６９号
シリーズ４の栄えある市販1号車となった169号。「市販」1号車・・ということだが、製造番号が「1」というわけではなく、若番はメーカーのサンプルカーが取得している。
正面の写真でも車検ステッカー位置が従来の正面真ん中からD席上端に貼られているのが分かる。
また余談だが先代の１６９号(ニューエアロスターツーステップ)は新車時落合所属であったが最晩年に１６８号とともに魚崎に転属。番号だけの話だが個人的にそれを思い出した。
１７０号
１７１号
１７２号
続いて編隊を組んでいく様子をリアから・・。
毎回出庫時に遭遇できると、こういう写真は残している。パトロールももう２0年以上実施しているので、経年で既に廃車となった車が新車の時にこうして出庫していく様子が懐かしく感じるようになってきた。
◇落合車庫向け
１８０号
落合は１８０号から付番の模様。今回石屋川には入らないので、飛んでいる間の番号は魚崎向けである。
１８１号
１８２号
初のLV290Nである７０９号の導入時から始まった「アッサリ意匠」も数が増えると慣れてしまう。今これらの車両に「ノンステップバス」のステッカーが貼られると逆に違和感を覚えそうである。
○営業開始
今週に入ったあたりから営業開始の様子がSNSを賑わせているが、仕事との兼ね合いでなかなか出動出来ず、漸く魚崎車を抑えることが出来た。
ありがたいことに市販１号車の登場である。この日は残念ながら他の新車に遭遇することは出来なかったので、落合車含め次回の宿題となった・・。
○代替廃車は・・
新車が入ると代替廃車が出るのは仕方が無いが、さすがにKL-車はまた姿を減らすであろう。
こちらは魚崎のブルーリボンシティであるが新車稼働後も活躍している。但し、第二陣以降の稼働開始で落ちる可能性は否定できない。先般魚崎→西神へ転属した２４３号は既に私自身、姿を見なくなった感があり、また同車の歯止めが別の車に流用されているのを確認しているので、落ちる準備がされているのかも？である。２４３号は新車投入による車庫間車両数調整の転属だったかも知れない。また・・、
既に頑張っていたKL-車で営業から落ちた車も出ているので、特にKL-ワンステップを営業で撮影するのは今のウチと思われる。上写真は廃車準備段階の２１４号で敷地外から。
○新車第二陣
さて、新車第二陣も既に某所に到着しているのを確認しているので、登録を楽しみにしている次第。また取材進めば続報をお届けしたい。