久しぶりのこのカテゴリ。自宅でDVDを視聴しつつ、気になった回は記録に留めている。

今回は西部警察88話、バスジャックより。

物語の大まかな内容は表題から察しがつくと思うので割愛するが、表題の通りバスも登場、カーアクションも踏んだんで見応えがある回。

*カーアクション=車輌の破壊なので、旧車好きの方には少々ツラい画像になることを予めお断りしておきたい。なお画像は全てDVD画面を撮影したもの。



    主人公のバスは富士重工R13型ボディを積む路線バス。シャーシは当初分からなかったが、物語終盤に車内の様子を映した様子から銘板が一瞬映り、日産ディーゼルと言うことがわかった。上の画像は既に左前を破損した姿だが、物語の早い段階でブルーバードU610系を押し潰した結果である。
    さすがにこの状態では打刻された文字類は判別出来ないが、当時の退役近い車種としてはPR系だろうか?我が地元の神戸は当時日産ディーゼルのバスは殆んどいなかったので、知識乏しく型式の断定は出来ない…。
(*後日、読者の方から「R13型でも前期タイプに当たり、年代相応なら4R系で4R94型かも知れない」旨ご教示頂けた…感謝。)
また明らかに再塗装された個体で「品川22か46-14」のよく出来たテンプラナンバーを付けているが、元ユーザーは私には分からず、関東近郊の方なら特徴から分かるのではなかろうか…。このバスの顛末はブログ最後で取り上げるが、続いて…。

     石原プロお約束の護送車、機動隊系のシビリアン。これは金網が外に付けてあるので隊員輸送車系を模している。回転灯が単灯式ではなく、覆面車用を流用。ナンバーは何故か「22」である。
さらに…。


    ファンファンサイレン(勿論アフレコ効果音)を鳴らして登場したふそう=クレハ車体の機動隊バス。タラコベゼルと拳骨ウィンカーで昭和45年頃の年式と推測。元何処かの観光バスであろう…。車内は多目的指揮車の様な装備であったが、こちらも回転灯は本物ならプリンの容器を逆さまにした様な形状の反射鏡がゆっくり回転する大型単灯式だがそこは劇用車、覆面車用を2個載せでお茶を濁している。こちらは車内のシーン少なく、元の時代の様子が分からないままながら、外観はナナメメトロ窓のタイプと言うのが別カットやシーンでもわかった。
    ホイールの色とタラコベゼルで昔の神奈川中央交通なのだろうか?ホイールベースが短めに見えるのでB805L辺りかも知れない。
先のシビリアンもこのふそうも今回は無事任務を終了した模様で破壊や爆破はなかった。

で、冒頭のジャックされた日デは、パトカーに誘導されるように広い空き地ヘ入り込む。


    この後、物語上再発進し、犯人により次に止まると爆破する爆弾をセットされる。その後…

    お約束の停止→爆破となり、エンディングを迎えるのであった…。このバスと速度感知式爆破は後の海外映画「スピード」でもやっているが、1981年に既にテレビドラマで取り入れられていたのであった。
次回は同じ88話からパトカーに注目したい。