もう5年以上前になるが、長年探していた「ダイカスケール:バスシリーズ」の旧塗装都営バスがネットオークションにより入手出来た。先に実車の都営バスの話題をアップしているので、関連付けてミニカーもアップしてみたい。

 このダイカスケールバスシリーズは私が中学生の頃突如登場し、ミニカーという代物が一番買えない年代で手が出せず、社会人になってから近隣のバスだけを買っていた。その後神戸市内長田区内のとあるオモチャ屋さん(今も盛業中)を訪れた際「このバスシリーズ集めてますが、こっち(関西)ではなかなか他の種類が揃わなくて…」という話をすると「問屋に言うたげるわ!どれが要るん?」という話になり、持っていない大半の種類を用意して頂き、シャーシーや箱のバリエーションは年代が色々混じっていたものの、当時のラインナップの塗装パターンだけは揃った。しかし都営バスは仕様変更時期が早かったので美濃部カラーは残っていない…とのことであった。

 それから機会あれば探していたのだが、ネットオークションでも美品は当たり前ながら絶版高値で手が出ず、今般ようやく中古、シール貼り状態ながら綺麗な個体が比較的安く入手出来た次第。

 今回入手出来たダイカスケール。これのバリエーション詳細はまた次の機会にするとして、冒頭でも記述したとおり、やっと入手出来た個体。現行はブリスタパッケージ仕様で価格も当時の500円/台から700円以上になっているが、現役で発売されているのは素直に凄いとしか言いようがない。この美濃部カラーも最近ショップの特注で復刻版が出ており、そちらも何とか入手出来た。
 そういえば私が子供の頃は売っている各種ミニカーの元ネタもパトカーは警視庁、消防車は消防庁、バスや清掃車は東京都、タクシーは…あっこれは架空だが東京系カラーであり、地元仕様として遊ぶには仕様や色合いは頭の中で描くしかなかった。

 トミカの方はお馴染みの方も多いであろう。箱絵が立派でよく騙された…経験もあるがバスは呉羽の特徴がよく出ている。箱絵には描かれていないドア次位の小窓が本体には彫刻されているので、MR410型がモチーフと思われる。

 また本体の方は美濃部カラーモドキであるが、後年ブルーがオレンジになったバージョンや全国バス会社カラーになった特注物の中に本来の都営仕様も登場している。このトミカ79番は1990年代初頭まで残ってる店舗も多く、入手は比較的簡単であった。私の所持しているものは箱は傷んでいるが、家庭を持って息子が出来た際にも渡さず(見つけられず)今も大切に保管している。(笑)