いやはや、完全に不意打ちもいいところで。

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Mike Portnoy DREAM THEATERに復帰

だそうです。DREAM THEATERを脱退したのにAvenged Sevenfoldに加入し損ね、復帰を申し出たのに断られてから13年。

自分勝手に酷い辞め方をしたのに、絶対に来ないであろうと思われたこの日を迎える事になるとは...。







この感動のオーディションドキュメンタリーは一体何だったんだ...。

超名曲「The Spirit Carries on」のシーンなんて観ている側が涙腺潤みそうな位だし、Mike Manginiの合格を伝えられるシーンなんて「Manginiが選ばれて良かった...」と感じたファンも沢山いたと思います。

バークリー音楽大学を辞めてまでDREAM THEATERに加入したMangini。一体彼にどんな心境の変化が訪れたのか。


正確な脱退理由は明かされていません。活動自体は楽しんで出来たなんて言葉を口にしてはいるようですね。

私としては、きちんと理由を説明してくれないと納得が行きません。Manginiが勝手な都合で辞めさせられたみたいで正直気に入らないです。昔こんなのも書いちゃいましたしね。

2つ可能性があり、一つはMangini自ら脱退を申し出た。Portnoyの後任という重責。そして近年見られたPortnoyとバンド側の雪解けムードを察して自ら身を引いたのではないでしょうか?

Portnoyの「俺が主役だ!」と言わんばかりの自己主張の強いドラミングは良くも悪くもこのバンドの特徴でもあり、それが他のプログレッシブ・メタルアーティストとは一線を画す個性を生み出していた点は間違い無いです。

Manginiはその実力の割に自己主張は控えめで、私の知っている段階ではFor the Bandに徹するタイプです。後から加入したから発言権が弱かったのもあるかもしれません。


もう一つは商業的な問題。Tim Owens期のJudas Priest、Blaze Bayley期のIron Maidenのように興行的に縮小傾向に歯止めが掛からないので、今回リユニオン的な復帰劇で昔のファンを呼び戻そうなんて考えかもしれません。


まあ両方共に完全な憶測に過ぎませんが。ぶっちゃけ最近熱心にDREAM THEATERと向き合っていなかったのでよく分かりません。

なんせ私はPortnoy辞めたとかManginiに代わったどうこうではなく、シンプルに「Octavarium」以降の何処となく圧倒感の薄れた作品群に対して求心力を感じなくなっていました。

12thのセルフタイトルアルバムから中古で見つけたら買う程度の熱意になり、14th以降に関しては聴いていませんし。


さっき見たらもう日本語のWikipediaのメンバー欄は既にPortnoyに書き換わっています。早いな仕事...。それだけ待っていたファンがいたんですねぇ...。



とは言え、とは言えですよ。

個人的には作り出される楽曲が良ければ結果オーライでございます。Portnoyはまたジャイアンラップやっちゃうんでしょうね...。

とりあえず詳細な説明が載るかもしれないBurrn!誌を久しぶりに立ち読みしてみますかね!



...復帰ドキュメンタリーとか作ったりしないかとても心配です。Manginiを利用して感動させようとするのだけは止めてほしいです。