「え!?」


思わず職場で口にしてしまいました。

驚き過ぎて人目を憚らず声が出たのはいつぶりでしょうか。何処で報せを知ったかによりますが、多分2010年にRonnie James Dioの訃報を知った時ですね。

「Ronnieが死んだ!Ronnieが死んだ!」なんて大騒ぎしたのに、「...誰?」の反応が自分と世間に大きな隔たりがあることを再認させましたね。

それと同じ位の衝撃があったかは分かりませんが、思わず驚嘆してしまったのはももいろクローバーZの(元?)マネージャー古屋智美さんの訃報。

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これはあまりに不意打ち過ぎて...。


これまた世間的には「...誰?」な人物です。


スターダスト系アイドルを知っている人には有名な存在でした。

ふるちゃんと呼ばれているそうですが、私が好きだった頃はもっぱら「ともみん」。

30時間もぶっ通しで寝るから起きてフラフラだとか、ライブ前に道端に車を止めて眠り始め連絡が取れなくなったりとか、メンバーから預かったブログを書き換えて投稿したりとか、一般社会でやっていくのは私以上に難易度が高そうな性格・特性です。またももクロ時ではありませんが、叱られるのが嫌で走行中の車から飛び出した恐れ知らずな所もあります。

まだ40歳(Ronnieは67歳)でした。


ともみんは2014年から闘病していたそうです。

2014年にメンバーの1人が髪をショートカットにしたんですが、実はその髪でカツラを作ったなんて話もあったり。

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私が最後にこの方を見たのは2019年の「マツコのアウトデラックス」。

相変わらず無表情で何を考えているか分からなかったり、レスポンスの間が独特でやりづらそうだったり、ともみん節は健在でした。

見かねた南海キャンディーズの山ちゃんから「頼むからももクロにもう少し興味持って...」なんてツッコミを受け、本人は笑っていました。


私自身は5th以降の楽曲に面白味が感じられない、緑の人が辞めた、その他諸事情(曲自体は嫌いではないがベストの人気曲投票で桃色空が2位になり、新録ニッポン万歳で「桃色空が生まれた」とか言い出して宗教の力が嫌になった)によりももクロから離れてしまいました。

それでも彼女達は多くのファン達に支持され、アイドル戦国時代の圧倒的勝者である英軽美一派に一矢報いることが出来た数少ないグループだと思います。あとBABYMETALとBiSHくらいしか思い当たりません。

ももクロのブレイクが無かったら、後のエビ中、シャチ、タコ虹、ときめき宣伝部、いぎなり東北産が表舞台に出ることは無かったかもしれませんしね。

川上マネージャーと共に偉大なる革命への一歩を担った方として、ご冥福をお祈りします。