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ということで、Luna Seaが名盤2nd、3rdを再録を11/29にリリースするとトレンドに上がりました。

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いやはや、なぜ急に(かどうかは本人達にしか知り得ませんが)こんなことを始めたんでしょうかね?


Luna Seaといえば流麗&ノイズなSugizo、超個性派のInoran、派手なメロディラインのJ、安定の真也、そしてきっちり歌えるボーカルのRyuichiなイメージでした。

その均衡は2021年にRyuichiの声帯にできた静脈瘤(微小血管病変)の除去手術によって難しくなってしまいました...。

もうかつてのようにパワー全開で歌えなくなってしまいました。もちろんリハビリを頑張っているのは承知していますが、事実として。

現状を「表現法が変わっただけだ!」とマイナスに捉えていないファンの方もいますが、個人的には昔の楽曲を昔のように歌えないのは歴とした衰えだと思います。代わりに取り入れたエレメントが昔に負けない位にフィットしていたら、ともかくとして。

なので今回の再録に関してはかなり不安でして。スピードを落として無駄な音を減らして、ボーカルもキー下げて負荷の低い方向に持っていくと考えています。あとLuna Seaの持ち味だった「狂気」部分を削減ですかね。

そうすれば今後簡素化された再録バージョンを正式バージョンとして演奏していくことが出来ますから...ていうネガティブな見方をしてしまうわけでして。


私としては、こんなことするくらいなら、完全新作を作ってくれた方が俄然興味が湧きます。最新作「CROSS」も2019年にリリースされた作品なので、もう4年も前の作品ですよね。新譜出すには丁度良いスパンだと思うんですけど。

これもまた私の個人の見解なんですが、多分新曲作っても新規ファンは増えないし既存ファンもあまり興味持ってくれないので、過去のマテリアルの再利用をすれば少なくとも既存ファンは反応を示してくれるのでは的な後ろ向きな動機を感じてしまうのですよ...。


いっそのこと全曲電気代不要のエコアコースティックバージョンアレンジしてくれた方が余程攻めていると思います。

私は勿論彼等(というかRyuichi)の復活を望んでいますが、もう50代なワケでして。今から若い頃並のパワーやアグレッションを捻り出すのはかなり困難です。

やり方を変えるのは無問題ですが、別バージョンとして過去に匹敵するクオリティを出せるまでいかないと単に劣化したと思われてしまうわけでして...。なんとも厳しい世界だ。


色々と思うところがありますけど、再録が上手く出来て新しい魅力が備わり、大々的カムバックが出来ることは心底願っております!

大ファンですから!