世間では4連休。
日本政府はGo To トラベルキャンペーンにより旅行の促進を促しており、宿の値下がりが行われました。
ここぞとばかりに利用して石川県に行ってきました!
念のため載せておくと、公共交通機関を使わず自動車で行き、マスク、うがい手洗いしまくっていたので最低限やることはやっています。
さて、早速ですが石川県の観光地と言えば何処?
金沢の兼六園?
確かに素晴らしいし、知名度としては石川県においてぶっちぎりの1番かもしれません。石川県に観光で行かれる8割以上の方が兼六園をプランに組み込んでいると思われます。
そして影に隠れた(?)数々の名所を忘れがちです。
○巌門
○機具岩
○世界一長いイス
○ヤセの断崖
はい。四八(仮)の聖地です。
それでは石川県のシナリオをお楽しみ下さい。
ボイスシナリオではないので文書化しません。
もし動画を見て頂けた方なら分かると思いますが、分岐も存在する比較的作られたシナリオです。相変わらず観光案内の域から脱せないのは他シナリオ同様ですが、4スポットも案内している点では優遇されていますね。まあ、そこじゃねーだろとツッコミはご勘弁。
軽く内容に触れると、登場人物の友人に裏切られて傷心している小柳 美輪氏が石川県能登半島を北上し巌門、機具岩、世界一長いベンチ、ヤセの断崖を回る物語。多少ホラー気味になる部分もありますがそんな感じ。ゲームとして面白いかは個々の判断によりますが、大半の方は多分面白くないでしょう。
-19日-
友人の車で朝から4人で北上します。4連休初日ということで混みまくりで、目的地に着いたのは少々遅めの時間でした。19日中に4ヶ所回り、更に金沢周辺のホテルに20時までに戻る必要があります。帰り道を余裕を持って逆算すると17:30には4ヶ所目を出発することになりました。巻き気味に観光開始です。
評価点は4人の点数を平均したものです。
○1ヶ所目「巌門」
ゲームではわざわざ縁日のような出店でイカ焼きを注文するだけのために用意された観光地でした。恐らく普段は何もない海岸レベルの代物で直ぐに見終わるだろうと考えていました。しかし、これがとんでもない誤認であったことを思い知らされました。
なんですかこの立派な建物は...。想像していたより凄いところなんですかここは?
何この絶景!ゲームでは出店のことしか紹介していませんでしたよ!?何があるのかも事前情報ゼロで臨んだため、これは凄まじいインパクトでした。
なんですかこの光景は!?飯島氏は本当に取材に行かれたのか疑問に思わざるを得ません。こんなのゲームには1mmも生かされていませんでしたよ!?
遊覧船まで出ています。時間があれば乗りたかった。クッソー...事前情報何も無しで行った自分にも責任がありますが、ここを訪れてゲームはどうしてあんな内容になってしまったのか...。もっと早い時間帯に来たかったです。
【結論】
ヨンパチで取り上げられる位なので訳の分からない珍スポットだろ程度に考えていましたが、そんな自分を全力でぶん殴りたい気分になる立派過ぎる観光地でした。見所も多く広いのできちんと時間を確保して行かれることをオススメします
このゲームに取り上げられると観光地として品格が下がり気味になる傾向が見られるのは事実ですが、行ってみたら全然そんなことはありませんでした。悲しき風評被害。
【評価点】
☆☆☆☆★ (4.75)
○2ヶ所目「機具岩」
能登に織物を広めた女神様が山賊に襲われ、盗られないよう背負っていた織機を海へ投げ込んだそうです。織機が岩に変化して機具岩になったとか、ならなかったとか。
大きい岩が女性、小さい岩が男性を表す夫婦岩。夫婦関係の力の差を表している説もあります。
能登半島にはこういう自然味溢れた見所が沢山あるのかもしれませんね。すみません、これっぽっちもリサーチしていません(汗)
ゴミが多いのが残念でしたね。ハングル語のゴミもあったので、海を超えてやってきたのでしょうか。
【結論】
私はこの岩の由来を知っていたのでふーんでしたが、一緒に行った奴等はただの立派な岩だなぁ程度にしか捉えていなかったかもしれません。岩や自然を見る点で1ヶ所目と少々コンセプトが被り、且つボリュームが少ないので伝説を感じるために存在する場所なのだと解釈しました。
【評価点】
☆☆★ (2.5)
○3ヶ所目「世界一長いベンチ」
世界一という言葉に弱いです。
全長460.9メートル!昭和62年に設置されています。1346人が一斉に座った記録もあるそうです。
端っこが彼方です。これは遠い。当たり前ですが一本木ではなく、継ぎ足し継ぎ足し作られたベンチです。
途中砂浜にも降りられ、日の光が日本海に反射して美しいです。普段は闇に包まれた友人2人も何処となく明るい未来が待っていそうな雰囲気を醸し出しています。実際そうであることを祈っています。なので私の明るい未来も祈って下さいね。
迷いましたが端まで行ってみると、"太陽のモニュメント"が存在することが明らかとなりました。時間もあまりありませんが、探検隊として血が騒ぎ行ってみることになりました。
道と呼ぶにはやや荒れていますが、これこそ探検隊のためにある道です。"いつもの"が始まった感覚に達しました。
どの辺が太陽なのかは人によって様々な考察が生まれそうです。私はコンクリート?が地面から浮いているように見えるかもしれない姿を見てかつての製造者が思わず太陽と見間違いしてしまったのではと考えます。暑い夏の日に460.9メートル以上歩いて作ったのです。意識が朦朧としていても不思議ではありません。
…ごめんなさい。冗談です。
でもなんの説明もないのは流石に勿体ないですね。せっかくこんな大きなモニュメント作ったわけですし。私のような捻くれ者が行く可能性もありますから。
それにしても吹きっさらしです。強風が吹いた日にはすっかり生え際の怪しくなった私の額が露わになってしまいそうです。帽子被っていたのが不幸中の幸い。
【結論】
大雑把に言っちゃうと、デートスポットですね。カップルが多かったです。それか家族連れ。奇怪さを極めんとする四八道からは外れた世界。太陽のモニュメントだけは"そっち系"の匂いが香ってきます。
【評価点】
☆☆☆★ (3.25)
○4ヶ所目「ヤセの断崖」
さて、石川県四八スポット最終地点です。
断崖という以上、2時間サスペンスドラマの最後のシーンに出てくる断崖なわけです。そしてもう一つの顔は"自殺の名所"です。
断崖=自殺の定義はドラマだけでなく現実世界でも共通認識でして、事情は分かりませんが追い詰められて亡くなられた方が居るわけです。
ふざけたことを出来る場所ではありませんので、私も含めメンバーはシリアスモード突入。
...
あれ?
あれれ?
探せど探せど見て見たかった看板が無い。
「自殺する勇気があるなら生きてみろ!」
「死神を切れぬあなたに父母の声」
「遊歩道引返す事も又人生」
「思い出せあの日あの時親のこと」
この4つの看板が四八にもネットにも出てきました。一つも見つからない。もしかしたら、間違えた?他にも別の場所があるんですか?
残念ながら、時間切れとなりました。石川県のヨンパチは制覇ならず、です...(涙)もうこんな所来ることは無いだろうな。千載一遇のチャンスを失ってしまいました。
嗚呼。
【結論】
ここも少し遠目で見る分には素晴らしい景色でした。近くに寄りすぎると危ないです。落ちたら普通にあの世行きです。目的のものは拝見出来ませんでしたが、そもそもあの看板を探していること自体がどうかしているので、これで却って良かったのかもしれません。浄土へ渡る覚悟が出来たらまた探しに行きます。ちなみに私は人生超ハードモードですが、自殺したいと思ったことは1度もありません。悪しからず。
【評価点】
☆☆★ (2.75)
-20日-
○金沢市関係
兼六園とか、美術館とか、高めの回転寿司とか。
この辺の写真は沢山世に存在するので載せません。
【結論】
「整備され過ぎた感があって、昨日のヨンパチスポットの方が雄大で良かった!霞むわ。」などというありがたい意見も飛び出しました。彼の中でヨンパチスポットが一般観光名所を超えた瞬間でした。
「人数に比例してヨンパチ度合いが変わる」
そんな真理にも辿り着いた記念すべき瞬間でもありました。ありがとう金沢市。
そして次の日、金沢は炎に包まれました。
というのはもちろん冗談ですが、兼六園付近の建物が火災に遭ってしまいました。タイムリーというか何というか、昨日見たはずの建物が火災とは何とも言えない気持ちになりますね。
【評価点】
☆☆☆☆★ (4.5)
【まとめ】
石川県は兼六園が鉄板として、時間が余れば巌門がオススメです。ヤセの断崖は心にゆとりがある方のみ行ってみて下さい。日本海側の絶景が楽しめます。
今回石川県を制覇できなかったので、またいつか来たいです。いつになるかは不明。
以下過去記事
■【九/四八(仮)】静岡県「奇石博物館」
■【八/四八(仮)】岩手県「生き埋め」
■【七/四八(仮)】福井県「嫁威肉附面」
■【六/四八(仮)】大分県「地獄極楽」
■【五/四八(仮)】滋賀県「三上山の大百足」
■【四/四八(仮)】山口県「壇ノ浦」
■【三/四八(仮)】三重県「牛鬼の里」
■【ニ/四八(仮)】福岡県「トンネル」
■【一/四八(仮)】愛知県「桃太郎神社」