最近眠いです。

当然私自身に問題あります。
夜さっさと眠らない自分が悪い。もう夜更かし引退します。けど夜には引退撤回してる自分が容易に想像できます。同じこと繰り返してんだな。

クッタクタでも早く寝ない。危機感が薄いのだと思います。人生甘くない。もっともっと危機感持って生きないといけません。見事なくらい自分に突き刺さる。

何事も未来を見据えて危機を察知し、回避できるものは回避する。それが賢い生き方です。私は普段から何も考えず感覚で生きているため、危機に直面してから初めて動き出すタイプ。

社会人としてとってもダメ。外敵に常に備えなければダメな自宅警備員としてもダメ。

どっちも適性ないよどーすりゃいいんだ。
まあ難しいことは先送りです!
そうやって明日また苦しむんですね。



さて、先週スキー/スノーボードをしに遥々新潟の苗場へ行って参りました。普段は要塞と化した自宅から必要最低限も出ない生活のため、ゲレンデに立つのは実に2~3年ぶりです。外に出るのが2~3年ぶりではありませんからね!

苗場は噂には聞いていましたが、行ったのは初めてです。新潟自体人生で2回目。

新幹線で僅か1時間半くらい。


意外に近いですね。
近さを金で買っている部分もあるので、普段は鈍行しか使わない私の財布は大打撃。周りに合わせるためとは言え、キツイ。一緒に行く人いなきゃ新幹線乗りません。てか家から出ない。


越後湯沢なるとっても立派な駅に着いちゃいました。昔行った新潟駅より立派な気もします。


「ここは観光客しか来ないよ」

地元民の冷めた一言。
どこにでもそういう場所ってあるのね。そういう場所すら無い我が故郷はどうしましょう。将来的に地元を活性化させたいと密かに自宅で誓っている私からしたら勝手にライバルを見つけた気分です。打倒新潟。

ばくだんオムスビ買ってバス。
バスから苗場近くの某宿へ。



仲間の1人曰く、この宿はネット上では中々熱い発言をする人が多かったらしく、覚悟した方がよいと言ってました。まず門構えからしてかなりの野性味を放っています。

皆口々に色々なことを好き放題。
ただ、私は結構好きな雰囲気でした。ちょっと古めかしい雰囲気も前向きに捉えれば古き良き日本家屋を思わせる可能性もあります。そもそも安いんだからそんくらいいいじゃん。

早すぎてチェックイン出来ないため、ウェアとボードだけ借りて苗場スキー場へ。今年は暖冬なのでどうなるかな。

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ハゲてるじゃないですか!!
ハゲてるって、私の頭じゃないですよ。結構怪しいですけど。まあ聞いた話では先週の暑さで雪が大分溶けちゃったらしいです。そもそも3月の半ばに行くこと自体、結構冒険です。それこそ雪が溶けているかもという危機感が全く無かったわけです。

先を見据える力は大事です。暖冬なのに何故3月…。それは私が人に全部任せっきりにしていたからです。まあ私がいつも通り何も考えていなかったことも起因しています。人生Take it easyなんて嘘か。自己責任の連鎖により起きた悲劇なのです。

そんなこと気にせずとりあえず滑る。

いっぱしにボーダー気取ってますが、実はほとんど滑れません。中級コースではコケてもスピードが収まらず、スーパーマンの飛行姿勢のように斜面を滑って分岐点まで行ってしまいました。これが雪のせいか、俺のせいか、どっち!?

中級コースは無理なので初級コースへ。

初級コースも溶ける溶ける。私の燃えるようなやる気に呼応するかのように溶ける…。でも上手い人は関係無し。結局個人の技量の問題なんです。知ってました。答えはシンプルでした。小学生くらいの子供達がビュンビュン目の前を通りすぎます。これが現実だ。逸らさず見続けました。このゲレンデのカーストで最下層は俺か、涙で前が見えません。いや、雨降ってきて霧で前が見えません。

相当曇ってきたので退散。
ヘタレボーダーですが、命に対する危機感だけはありました。この状況で滑ったら怪我する。全くないわけじゃなさそうです。

一緒に行った皆も早々にリタイアしてカフェでしゃべってました。3月の苗場の厳しい現実に直面し、暖かいカフェでジェラートを貪る仲間達。美しい連帯感です。

バスに乗り宿へ。

チェックインすると、畳の部屋で私は好印象。テレビがタダで見れない宿ってのも今時珍しい気がします。経営者の独特の感性には舌を巻きます。

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このように視聴にお金を取るようです。ブラウン管です。そもそもお金入れても地デジが見れるか定かじゃない。危険な賭けです。負けそうなので賭けませんでした。恐らくテクノロジーに頼らず強く生きていけと諭そうとしてくれたのだと思っています。

部屋には過ごし方の説明が書かれた但し書きがあり、それによるとカメムシがなぜか多発するので「カメムシはトモダチ」的な共存を促す謎の怪文書が載っていました。とびっきりの野生です。事実、部屋には飛び交ったり畳の上を這ったりと縦横無尽にはしゃぐカメムシさん達が。

これも自然との共存の一環です。

晩御飯をロッジでいただきました。
これがまた新潟の特産物が何一つ出てこないのが斬新でした。「新潟に来たらあれが食べたい、これが食べたいと色々あるでしょう。それら全部一旦忘れて、とりあえずこれ食べな、ね?」と無言のメッセージを投げ掛けられたかのようです。


と、ここまで皮肉っぽいこと言いまくっておいて何ですが、私は結構好きな宿でした。友人間では賛否両論というか否ばかりでしたが、私は賛。清きよしいではありませんか。まあ安いんだからそんくらいいいじゃん。

帰りも新幹線。セレブ。
早いのう。早く着いたのにすぐ解散。
皆お疲れでした。

危機感をスポット的に単体の事象に持つのではなく物事全体に持てることがベターなんですが、とりあえず来年は2月に行きましょうとあまり有意義ではない反省点を上げて終わりました。


なんだかんで楽しかったぁ。

スノボーはあまり滑れず宿も個性的でしたが、やっぱり友人達と同じ時間を過ごすのは楽しいなぁ。自宅警備員にあるまじき発言な気もしますが、最近過度な人間嫌いを周囲に露骨に放射していた自分にとても反省。もう少し企画の段階で意見したり協力すれば良かったな。投げっぱなしだったし。



…冒頭の危機感を無理やり絡めてみたけど、内容に無理があったか。最近自宅警備場で怒られてばっかりなんですよ。「こんな簡単な警備も出来ないのか!?」とか「そんなことも知らずに今まで自宅警備員をやってきたのか!?」と上司に詰問される毎日。危機感が足りんと思われてるようです。

そんな私のマイナスオーラが今回スノボーで雨降らせたり雪解けさせたりしたのか。

私が不幸を呼んだのか?
私が雨男…だと!?
私が家を出たから…。
危機感足りませんでした。
まあ東日本大震災が再来しなかっただけ良しとしましょう。

雨が降ろうが槍が降ろうが、友人達の…、皆の…、日本の…否!地球のためなら…俺は、家を出ない!