おはようございます。枯林です。
朝からクタクタです。
ジョジョを観てきました。
アニメで第1部が放映されて以来すっかり市民権を得た名作です。その後「ASBの悲劇」とか色々あったんですが、まだまだ根強いファンが多いマンガです。
それがまさかの実写化決定。ジョジョの実写化なんて企画の段階でもう失敗したようなもんなんですが、果敢に挑む姿勢はとても素晴らしいと思います。
主演は山崎賢人さん。
記憶ではドラマ版デスノートで色々ヤバいLを演じた方です。正直、仗助のイメージには合わない気がします。線が細い。
本音を言えば、私は面白かったらストーリー崩壊させようがキャラクター死なせようが好きにやっちゃって下さいと考える稀有な人間なので、あの喋り方で「吉良吉影くん」と言い出したらそれはそれで問題ありません。
原作のイメージとか、映画(もしくはアニメ)なんだから気にしない。発信媒体が違う別モノなんです。
ポスターから漂う死臭。
いや何事も自分の目鼻口で判断しなければ!決死の覚悟で映画館へ。客入りはかなり良かったと思います。大体7割くらいの埋まり具合。
中にはジョジョと無縁そうな雰囲気の方々も。山崎賢人さんのファンか?
以下ネタバレ。
記憶風化プラス端折り精神で突っ走る。
【あらすじ】
アクアネックレスのアンジェロさんが原作以上のクズっぷりを見せつけ、岡田将生に矢で打たれます。この時点で結構変えてます。四部は長いく全部は上映出来ないので、初めからこの二人に焦点を合わせるのは話が分かりやすくなって良いかと。
唐突に『第一章』の文字が!?
一章だったんですか!
これ観て始めてそれを知りました。またやる気なんですか。これでコケて終わったらドリームキャストのSンムーみたいに笑いものにされてしまいますよ!?
なんという勇気。
覚悟はよく伝わりました。
原作でも第1話で「第1部」とぶち上げた荒木先生は改めて凄い。1部で打ち切りになったらそれこそ悲しい話ですから。
オープニングが終わり、杜王町に驚いた。
どこここ?
ヨーロッパ?街並みが海外です。
神木隆之介さんこと広瀬康一が転校生設定に。読者サービスで岸辺露伴のマンガ「ピンクダークの少年」が出てきます。ここにチョロっと出すということは、これ以降のシリーズでは岸辺露伴は出ない?
神木さんが不良に絡まれ、結果的に東方仗助こと山崎さんが助ける。不良に壊された自転車も直してあげるさりげない気配り。
色々あって承太郎と対面。承太郎さん、完全におじさんになってる...。40~50位。役者さんの名前は知りませんが、るろ剣の四乃森蒼紫をやった方。
さらに話は進み、アンジェロのアクアネックレスを捕まえた山崎さんは四乃森さんの到着を待ちます。その間におじいちゃんがやられてしまい、山崎さんはアンジェロを撃破。
アンジェロの遺言がかなり省かれていました。DIO等のワードはカット。これは原作も知らずに観に来る視聴者に余計な情報を与えない配慮だと思うので、英断かと。
おじいちゃんの遺品整理中に杉本鈴美のエピソードを交えています。巻いてます!岸辺露伴出さないつもりなんですね。
お葬式に岡田さんが登場。
これまた日本のカケラもない立派なお家に住んでいます。真剣佑さん扮する虹村億泰も登場し、戦いへ。矢を打たれた神木さんを助けるためマッケンジーを撃破し、神木さんを救出。
選手交代した岡田さんが原作以上の規模のスタンドを披露し、山崎さんが神木さんの時間稼ぎを利用しなんとか撃破。この時間稼ぎで噴き出して笑っていた方もチラホラ。
三階にいるお父さんは本当はDIO関連で色々あるんですが、そこの話もカット。ただの病気のお父さんになりました。
皆んなでしんみりしていたら空気読まずにシアーハートアタックが口をカチカチ鳴らしながら突っ込んできます。ここでレッドホットチリペッパーの不参加がほぼ決定。てことはジョセフも出さない?かなり巻いてます。
岡田さんはマッケンジーを庇ってシアーハートアタックの餌食に。岡田さんが「マッケンジー、お前はいつでも足手まといだったよ」と最後の言葉を呟いた後、カチカチ口を鳴らすシアーハートアタックが岡田さんの口にスッポリ収まっている絵面が...。岡田さん、口の中にあんなのが入っててよくきちんと最後の言葉を発音できましたね。とにかく本作で1番山場の終わりに1番のギャグをぶっ込んできた製作陣には拍手を贈りたい。
最後に山崎さんがおじいちゃん勤続20年おめでとう時計を直して腕に巻いているところはグッときた。マッケンジーもぶどうヶ丘に転校し、みんな仲良しになりました。おわり。
【matome】
上の粗筋、自分で読み返しても意味がわかりません。何か...朝からクタクタなんですよ、お許しを。...実を言うと、上の粗筋は読み返してすらいません。ごめんなさい。
余分なエピソードを削ってテンポよくした点は賛否が分かれるかと。好きなキャラが出なくなることが悲しい方もいるはずです。個人的にはアリです。ドラゴンボールエボリューションとは違い、ちゃんと原作読んだ人が作ったのがわかります。
100点中50点。
悪くもないけど特別良くもなく、地上波で放送されても見ることは無い。けど10年後位にブックオフで500円になったDVD/BLU-RAYを買って見てみる位の衝動を起こす可能性は孕んでいます。少なくとも2~3回観に行くことは無い。
2章以降は、その時の気分ですね。
MVPはマッケンジー。
【後日談】
無事に大爆死を遂げたそうです。
興行収入9.2億円。そんなに稼げたんですか!?寧ろ賞賛したくなりますが、制作費の程度がわかりません。ロケ自体を海外で行うとかしていたので、そんなに安くはないでしょう。
第1部と表記する強気な姿勢は素晴らしいですが、地上波やDVD・Blu-rayでは"第1部"の文字を削るんですかね?その方が無難そうです。ラストの続編匂わせは色々な映画がやっているんで、大丈夫です。作られなかったケースは沢山あります。