20150812
※画像が小さくて解像度低し。いいや。

Terminatorの新作Genisysが7月10日から公開されています。言わずとしれたアーノルド・シュワルツェネッガー主演の人気シリーズです。ジェニシスは新起動とのこと。

前作 Terminator Salvationことターミネーター4は、世間の評価はさておき私は好きな作品でした。2で完結した物語をもう一度商業コンテンツとして復活させたいがために無理矢理作られた3とは違い、きちんとテーマがありドラマもありました。ジョン・コナーの母親役であるリンダ・ハミルトンは3で「この脚本にはドラマが無い」という理由で出演拒否したそうですが、4では声だけとはいえ出演しています。ドラマがあることを認めたのだと私は勝手に認識しております!

実際問題、矛盾やツッコミはいくらでも出来ましたが、脳内補完で補うことも出来たので個人的にはTerminator Salvation2ことターミネーター5が上映されることを願っていました。クリスチャン・ベイルも元々3部作の契約だったらしいです。そのまま3部作やってほしかったです。映画も商売なので売り上げが悪く制作中止になるのは仕方ないと言えば仕方ありません。予断ですが、3で主演したニック・スタールも3部作契約をしていたらしいです。中々二部目に移れない模様…。


今回のターミネーター ジェニシスは事前情報をほとんど知らずに行きました。何となくリブートとという噂を聞いていたので、良い印象は持っていませんでした。むしろまたきたかリブート商法…と若干の嫌悪感すらあったほどです。



じゃあ観に行かなければいいんじゃね?

…でも行っちゃいました。
ターミネーターです。行かない手は無いです。
あんな御老体シュワちゃんにどんなことをさせるんだろう?そんな興味が沸々と湧いてきます。

公開から大分時間が経っているので余裕だろとタカを括っていると、信じられないことに前列二列以降の席が全て埋まっていると言われました。マジで!?何その人気ぶり?私のように駆け込み観賞か?

仕方なく上を向きながら観賞。


それと純粋に映画にしか興味が無い人には全くどうでもいいことだと思いますが、今回の映画観賞はなんと…私の人生で初めて途中でトイレに行ってしまった最悪の回となってしまいました。きちんとトイレを済ませた状態で臨んだのに…。残尿感皆無の状態に臨んだのに…。隠された潜在尿力に敗北を喫しました。ありとあらゆる物事を楽しむ心の余裕を全て奪い去り脂汗や震えと共に耐えるだけの苦痛とも呼べる時間を強制させてしまう恐るべき排泄の力を改めて思い知りました…。

その辺踏まえてダラダラ述べていきます。
完全ネタバレ。いや、完全ではない。なぜならもう風化しているからです。でも抜けたり改変されたりしている可能性があるのが等ブログの映画感想のクオリティ。






























【あらすじ】
カイル・リースのモノローグから始まります。カイルが生まれた頃にはもうすでに戦争が始まっていた。子供の頃下水道で犬と戯れていると突然犬が吠え出す。犬が吠えるのはターミネーターが近づいている証拠ですね。ターミネーターがカイルを襲おうとすると天井からジョン・コナーがターミネーターをあっさり破壊します。未来の武器はすげーな。

それがきっかけで抵抗軍に入るカイル。
カイルが子供から青年になった頃、とうとう抵抗軍がスカイネットの中枢を破壊します。後が無くなったスカイネットは未来にターミネーターを転送。

1984年。ジョンの母親であるサラ・コナーが学生でウェイトレスをしている頃の話です。ジョンはカイルに「なぜお前が行く必要がある?」と割と厳しいこと言います。本当は嫌でも行ってもらわないと困るのに…。カイルは何とか過去に行く役割をゲットし、タイムスリップの台の上まで向います。その時はズボンを履いています。ギリギリまで隠す。流石に恥ずかしいんだと思います。

諦めてズボンを脱いでタイムスリップが始まった時、カイルはジョンが何者かに後ろから抑えられる瞬間を目の当たりにしてしまいます。ジョンは果たして大丈夫か?と思いつつ始まってしまったタイムスリップ。見たこともない記憶がカイルに流れ始めます。アイパッドでカウントダウンされるジェニシスという謎のシステム。まっすぐ振り返らずに進めというメッセージ。

タイムスリップはターミネーターであるヤングシュワちゃんが先に1984年へ。なんと当時の映像(?)を使っているのではありませんか!?途中まで1と同じシュチュエーション!「着ているものをよこせ」とチンピラにヤングシュワちゃんが言うと後ろから「お前に服など必要ない」とおじさんシュワちゃんが!!これは凄い展開です!驚いた。おじさんシュワちゃん吹っ飛ばされた後に右手が痙攣します。が、遠くから何者かがヤングシュワちゃんを狙撃。あっさりやられてしまいます。1であれだけ強かったヤングシュワちゃん。今更普通のターミネーター如きじゃ誰も驚かないし、そこまで苦戦もしないということでしょうか。時代の流れって残酷です。

遅れてカイルも1984年にやってきます。警察に今何年か尋ねると「1984年。お前がやってくる日だ」と襲い掛かってきます。T-1000が。んな馬鹿な。こんな序盤でT-1000まで。スカイネットにバレバレじゃん。T-1000を退けようと警察と共闘します。そこに戦闘力皆無だった本来のサラ・コナーではなく勇ましいサラが車でカイルを助けます。「Come with me if you want to live」ときっちり一つ目の名言。

さて、このペースで語っていくと私のエネルギーが切れてしまいそうなので、巻きます。

カイルが壊れたターミネーターとシュワさんに驚きます。全く聞いていた未来と違いので戸惑うカイル。サラはなんと9歳の頃に年老いたターミネーターとすでにあっていて、この時点で訓練されカイルより逞しい戦士になってしまっていました。

先ほどのT-1000が追いかけてきて再度対決。T-1000は壊れたT-800を復活させ二体で追っかけてきます。色々あって割とあっさり二体とも撃退。昔あれだけ苦労したのはなんだったんだと思うくらいにあっさり。シュワさんの右手の皮が剥がれたくらいか。

そこから一気にタイムスリップすることになります。シュワちゃんの頭のチップが必要だったらしい。サラとカイルは1997年に行こうか、2017年に行こうかで口論になりますが、カイルの説得により2017年へ。

…もう今まで築き上げたものなんて知ったこっちゃ無いくらいの展開です。そしてこの頃から尿意を覚え始めた私…。そんな馬鹿な!?

全裸で未来へ行き、二人は当然未来で拘束されます。病院に連れて行かれ、人類がジェニシスシステムに頼りっきりになっていることを知ります。そこになぜかジョン・コナーが。これは本当に驚いた。

三人で逃げようとしたところ、カイルに「お父さん」とジョンが話しかけます。ビックリカイル。サラに「まだ言ってないのか?」というジョン。そういう質問が出るジョンおかしくね?まあいいや。

渋滞で二人の到着場所に辿り着けなかった更に老けたシュワさんと再会。もう初老やん。いきなりジョンを撃ちます。そしてジョンが人間ではなくなっていたことに気付くサラとカイル。「いいぞーこっち側に来い」とおっしゃるジョンはもう完全に悪人顔です。戦争で付いたであろう顔の傷も直しちゃいます。「世の中には沢山の未来がある」と言い出しました。これは私には3と4に対して言っているように聞こえてしまいましたね。

喧嘩が始まり、色々あってジョンが磁気発生装置みたいなところにヘバリつきます。「もっと賢いかと思った」とジョン。老シュワさんは足が外れます。外見だけでなく色々ガタが。

なんとジョン、スカイネットの傘下に下ってしまったようです。4が好きな私からしたらあのジョンがおかしくなったのは衝撃というか、ショックと言うか…。

そして俺の膀胱が…。


その後、なんとか老シュワさんがシュワさんだった頃から潜伏していたアジトへ。そこで30年間武器を集めています。それなのにマガジンに弾を詰める作業をわすれていたらしく、カイルと老シュワさんは二人仲良く弾を込めます。そこに空気を読めないジョンが追ってきます。ちょっとしたカーチェイス。私もいてもたってもいられなくなり腕を引っ掻いたり足を組み替えたり完全に挙動不審に。すぐにでもトイレに行きたくてたまらなくなりました。

老シュワさんが作った秘密兵器でジョンを殴ると、思った以上のダメージが!!とりあえず一端は何とか逃げ切りました。が、三人とも目立ちすぎたせいか捕まりました。ここでちょっとコミカルな感じなりますが、個人的にはシリアスでいってほしかった。警察署にいれば安心というわけにいかないのがターミネーターです。ジョンのほかにも敵がいたんですね。

上手い具合に脱出してヘリコプターに乗り込みます。ジョンもヘリコプターで追ってきます。私は必死に気を紛らわそうとヘッドバンギングを始めます。

老シュワさんが「I’ll be back」とジョンのヘリコプターに突っ込んでいった瞬間、私もとうとう限界が来ました。席を立ちトイレへ…。はぁ。トイレに行った後って、Backできるのか?大きい映画館ならまだしも、スクリーンから扉までが非常に近く、下手したら廊下の電気がスクリーンに映ってしまい他の皆様の気分を台無しにしかねません。出て行く時それをやっちゃっているだけに、もう一度それ覚悟で入室するのは忍びない…。

思わず店員さんに「もう一度入っていいですか?」と聞くと当たり前のように「いいですよ」という返事が。店員さんがいいと言ったんです。いいや。再度入室。

ジェニシス社のシステムを壊そうとするシーンからでした。ヘリコプターに突っ込んだ老シュワさんがサラとカイルに合流しています。老シュワさんとジョンが戦います。左手取れる。2と同じように地面を這う老シュワさんの姿に思わずニヤリ。なんとか三人でジョンを撃退。サラとカイルは避難。老シュワさんは上半身がぶった切れて液体金属の池にin。

T-1000にグレードアップしたシュワさんと三人で若い頃のカイルに会いに行きます。シュワさん、にこりと無理矢理笑います。

未来は決まっていない。カイルとサラがなんかいい感じになっちゃいます。

完。
と思ったら、ジェニシスシステムは完全に破壊できていないような描写が入りました。




【総評】
上のポスターのファンタスティックフォーのヒューマントーチみたいのはジョンだったんですね。にしてもこの冒険具合には非常に好感を持てます。

時の流れによりシュワちゃんが老シュワさんになってしまったことを上手い具合に利用したシナリオになっていたと思います。にしてもこれは凄い。ジョン死んじゃったよ…。個人的にはカイルとサラは付き合わずにサラが別の男と付きあうエンドにしたらもっと面白かったと思います。もうスカイネットが出来ることはないんだからカイルと合体する必要なんか無いぜハッハー!くらいのテンションで。続編があるそうなので、サラと新キャラの男とシュワさんの三人で話が進むようなことになったらいいな。カイルはどこかの企業に就職して別の女性と家庭を持ちました的な。戸籍がねぇや。まあその辺は適当に誤魔化して。だってあんまりカッコよくないんだもん、カイルが。サラはやたら若返っていました。あらすじ、初めは凄く丁寧にやろうと始めるんですけど、どうしても途中から適当になってしまいます。ごめんなさい。ていつも通りか。


このブログを見て意味が全くわからないと思ったアナタ!まだ劇場で公開中なんで是非足を運んであげてください。それが続編への鍵となります。3で作られるはずだった三部作、4で作られるはずだった三部作の敵を討ちましょう!!