20141022
先日久しぶりにスーパーファミコンを起動。

「学校であった怖い話」から始め「キャプテン翼 5」「ナイトガンダム物語 大いなる遺産」なんかの昔のデータが消えていないことを確認し、スーパーゲームボーイから「ドラキュラ伝説 1&2」を一通りプレイ。

昔のゲームはシステムが複雑じゃない分、単純でいいなぁと懐古的な気分に浸っていたわけですが、そこで小学生の時に没頭していたゲームを見つけました。


『サウンドノベルツクール』

知る人ぞ知るマニアックなゲームですね。その名の通りサウンドノベルが作れます。私が子供の頃「かまいたちの夜」というミステリーサウンドノベルが流行っていました。同級生でトイレに行けなくなるヤツが続出する恐ろしい内容でした。

憧れのサウンドノベルが手軽に作れる!ということですぐに購入。そして作りまくったわけです。昼夜惜しまず。


さて、環境も整ったことですし、何十年の歳月を隔てて、久しぶりに作ってみますか!ちょうど題材もあることですし。友人と二人で作り始めたのでした。


内容は

『MとNがかつての友人Yに会いに行く。1年前に仕事を辞め自宅警備に勤しんでいた友人Yから突然奇妙なメールを受けたM。

「俺はボクシング世界チャンプを超えた」
「フルマラソン1時間30分切れる」
「庭で分身していたら近所の奴らが攻めてきた」

最後に「俺に会いにきてくれ」

という不可思議な内容のメールを立て続けに受けたMは、一年ぶりにこんなメールを立て続けに送信してくるYに一人で会うことに恐怖を覚え、同じく友人のNに頼み一緒に会ってもらうことにした。

Yの家に行くと、Yは何故かパンツ一枚で家から出てきていきなりシャドーボクシングを始める』


物語はここから始まります。

…まあ上記は全て実話なわけですが、ここから多分統合失調症のYを軸にして色々話を広げていこうと、スーファミのコントローラーをカチャカチャ操作していました。

その内に友人が「やりにくい!マジやりにくい!漢字とかすげえめんどくせえ!」と、平仮名ばかりのサウンドノベルになってしまいました。キーボードやフリックの何倍も時間が掛かる。

一体どうやってあの頃あれだけの文章を漢字をきちんと使った上で作ったいたんでしょうか?しかもゲームに記録出来る容量を目一杯作り、さらには外部記憶媒体も限界まで作り込んだからなぁ。


暇だったんだろうなぁ…。

しかし、その言葉だけで本当に片付くのでしょうか?あれだけのゲームに対する集中力は狂気的ですらあると思います。今の若い子もゲームを始めちゃうとそれ以外のことは全て後回しになったりしてませんか?おじさんも若い頃はそうだったんです(苦笑)

「小学生ってすげぇな!」

友人のこの言葉に全て集約されていると思います。そうです。小学生は凄いのです!!賛辞を贈りましょう!



ちなみに私の名誉のために言っておきますが、Yは私ではありません!そこだけはきっちり言っておきます!