今年ももう終わりです。
早いような遅いような...。


いや、違うか。

早いような速いような疾いような...か。
体感時間がどんどん加速していくMade in Heavenな精神状態が、もう一度多感で何もかも新鮮だった頃に戻らないかなんて夢見たりします。まあ、実際そんなことあり得ないけど。いつまでも若い感性で居たいものです。


今年SNSでTikTokなるものが急に流行り出しました。私のブログでもウザいくらいに広告が繰り返されます。広告の女性がなんかやってるのを見るたびに「分かった分かった!アンタが可愛いのはわかったから!お願いだからもう消えてくれ!」と毎回イライラします。それが作戦なのでしょう、もう忘れられない存在になっています(汗)

そんな忌むべき存在のTikTokが台頭するまで、
長いような短いみちのりがありました。

Facebook、Twitter、INSTAGRAM、TikTok。文字(画像&動画含む)→画像(文字&動画含む)→動画(文字&画像)とバージョンアップ...というか、物事が理解がし易い方向に世の中が流れています。文字だけで状況を表すより動画の方が圧倒的に手っ取り早いし、分かり易い。




その時代に敢えてブログをやっています。


これってどうよ?

正味な話、ブログはとうの昔に時代遅れな情報発信方法です。商売と割り切り似たような記事を量産しているブログも少なくありません。

なぜブログは時代遅れになってしまったのか?アナログからデジタルヘの転換期を生きた人間の1人として、この歴史を軽く振り返ってみようと思います。


まず思い出すはインターネット創成期。

私はセガから発売されたDream Castなる夢破れて散っていったゲーム機の登場で、初めて「インターネット」なるものを知りました。Dream Castを所持していなくとも、恐らくインターネットという言葉が世に浸透し初めたのはこのタイミング前後です。まだ情報と言えばテレビ・ラジオ・雑誌・新聞が主だった時代の話です。

とある友人はその後インターネットにどハマりし、電話代11万という驚愕のスコアを叩き出しました。私の中でインターネットは「使えば気が付かぬ内に大金を吸い取られる恐ろしいもの」と変な固定観念が確立されました。

更には電話回線を使用するため家の電話は使えない状態になり、携帯電話の普及率が低かった当時には家電話が使えなくなる不便なイメージすらありました。


そこで登場したのがISDN。
「アイエスディエヌはじめちゃん♬」のCMで覚えておられる方もいるかもしれません。サービス内容は電話回線は保持したままインターネットが出来るシステムの提供。ここから一般人がますますインターネット雪崩れ込んできます。

次に現れたADSLが敷居を更に下げます。
その後、インターネットは夜間23時から朝8時までの時間帯は定額料金化し、世の中のネットユーザーを睡眠不足に陥らせます。やがては終日定額へ。

それこそ今では考えられませんが、10〜15年前くらいにはホームページを1人1つ持っているのとが割と普通な時期があり、大体の人が黒歴史となり口を噤んでいます(苦笑)

今度はその世代が当時SNSの代表的存在mixiに移り、日々お互いの情報を交換に切磋琢磨していました。私がmixi始めた頃は所謂全盛で、楽しくて仕方なかったし、大勢が使っていたので完全に中毒状態でした。マキシマム ザ ホルモンの亮くん同様「5分に1回ログイン 」を地でいくレベル。

それもやがてはFacebookの台頭後にmixiは凄まじい勢いで廃れ、今ではパスワードを忘れたりメールアドレスを忘れたりでログインできない難民の方々を数多く排出しました。mixiの黒歴史を削除する手段を失った方も少なくないです。

Facebookはmixiの承認制(初めは招待制だった)と違いフルオープン。海外のユーザーまで入り乱れた多国籍なSNSで、こちらも相当流行った上に2018年現在もそれなりにユーザーがいて息の長いです。

気軽に出来るという点ではその後台頭したTwitterが圧倒的で、長文的思考を完全に切り離した「つぶやき」は斬新でした。そのメジャー度合いは、テレビニュース等で有名人の指標として「Twitterのフォロワー数」が取り上げられるほどです。

つぶやきの次は画像。
INSTAGRAM。これまた凄い勢いで流行り、注目されて一般人から芸能人になってしまった方も存在する程の影響力があります。

画像の次はそう、動く画像。つまり動画。TIKTOKの誕生に繋がります。


昔からのネットユーザーはこの変換に、恐らく
INSTAGRAM前後までは順応していた思います。TIKTOKはちょっと延長上に見えて別物な感じがします。若い子らは平気で自分の動画を上げているので、自分に自信のある子達ばかりなのでしょう。勢いだけで作ったほろ苦い青春の1ページにならないことを祈ります。


現在SNSとして見る影もない程に衰退してしまったmixiなんかも、ただの一ブームに過ぎなかったわけです。そりゃ文字で物事を表現するより画像や動画の方がはるかに共有が楽。

個人がホームページをやっていたこと自体もブームの一つに過ぎません。現在のネット世界より問題発言に富んだ無秩序の世界。そんなステキなホームページや感想サイトが軒並み閉鎖及びサーバー会社の事業停止によりサービスアウトしてしまっている現実が悲しい。

更には社会的なルールどころか、人間個人のルールを他者に矯正し始め、規制に縛られたものになりつつあります。何かあるごとに炎上し、民意の管理下に置かれ、このままではテレビ同様に当たり障りのないものばかりになるでしょう。



そんな時代に敢えて今ブログに拘る。






なんでなんでしょうね。

自分でもよくわかりません。多分ただ文字や文章を作るのが好きだからなんだと思います。

もう少しこじつけるなら、漫画・テレビ・映画が当たり前に存在する世の中で未だに小説という文化が存在する矛盾。ターゲットは少なくとも、無くなることはないであろう発信媒体で目立たず静かにやっていきたいという姿勢の表れなのかと。

敢えて文字に拘り続ける進化を止めた老害思考を来年も続けて行こうと思います。懲りずにお付き合い続けてくれれば嬉しい限りです。


前年に身内に不幸があったため、挨拶はこの辺で。






以下、私的まとめ。

更新回数はコレ含め54投稿(キャプツバは23)。2017年は71回。2016年は78回。いや、回数に拘るのは止めましょう。数よりクオリティだ!そのクオリティも大きなこと言えない...。


☆今年よく見たテレビ

1位:ポツンと一軒家系
→すっかり似たような番組が乱立して、今では「世界系番組」や「ネット動画を再生するだけの番組」を食う勢いで放送されています。秘境っていいですね。私も秘境に住みたい願望あります。ただ近くに大型安売りスーパーとBOOKOFFが無いと無理です。そこまで困難な条件じゃないと思うんですが。

2位:家、ついて行ってイイですか?
→1位に挙げた秘境系もそうですが、芸能人より一般人のドラマに焦点を当てているのも好印象。有名人の話は大体wikiに載っていますしね。


☆今年よく聴いた歌
3位:欲望の歌
→ゴールデンボンバー『ノーウェポン ノーミュージック』収録。初めて聴いた時、冗談抜きに「喜びの歌」に匹敵する神々しさと美しさを感じた賛美歌。シンフォニックヘヴィメタル好きはハマれる。ゴールデンボンバー(というか鬼龍院翔)を甘くみていました。ごめんなさい。



2位:神様もう少しだけ
→仙台貨物『凸』収録。自宅警備の帰り道、先の見えない人生に肩を落としているのにこの曲を聴けばあら不思議!こりゃサラリーマンの応援歌...あいや、自宅警備員の応援歌です!



1位:フォーエバー中坊
→私立恵比寿中学『エビクラシー』収録。上半期はずっとこれを取り憑かれたようにリピート。サビの歌詞「思春期は永遠に続くもの」の部分は思わず「そうか...、なら、僕も別におかしいわけじゃないんだな」と自己肯定する機会を与えてもらえました。やや大人になったエビ中の楽曲群の中で、数少ない従来の路線を維持した曲です。



意外なことに全部邦楽だわ。


☆今年やったゲーム

1位:四八(仮)
→言わずと知れた歴史的なクソゲー。ほぼ全域に渡ってやり直してしまいました。このツボにハマった人間のみに引き起こされる恐るべき中毒性。多くの人に理解されないことが悲しいかな。

2位:古伝降霊術 百物語
→実家ではセガサターンは未だに現役。ただ単に100話怖い話が収録されていて、読むだけのノベルゲームです。もう10回以上クリアしています。今年も100話まで無事完走。101話目もしっかりプレイしました。稲川淳二さんが存命のうちに続編を出してほしいです。

この二つ以外ゲーム一切やってない。


以上です。