結構発刊ペースが遅かったようにも感じましたが、月刊なのでこんなものなのでしょう。そもそも週刊連載が異常なペースなんですね。1週間で話考えて下絵してペン入れするスピード感は普通の人間では不可能。
【ネタバレやアレコレ】
細かい話を全部挙げるとシンドイので、気になった部分のみ触れます。
7巻は主に新選組と御陵衛士の因縁エピソードがメインで、剣心勢や明日郎勢は一切出てきません。後者は個人的にはあまりいらないので歓迎。
既に故人ですが、元新選組剣術師範役の服部武雄が登場。
じっくり1対1で戦ったらどういう結果になるかはわかりませんが、乱戦混戦の状況下で永倉新八と斎藤一と2対1でも引けを取らないトンデモな敬語系巨大剣士。しかもやたらピュアなお目目の持ち主。初登場の37話だと普通なのに、39話では綺麗なお目目のおじさんになっています。
初見で永倉の必殺技や斎藤の牙突零式を見破ったり防いじゃうような最早作中歴代最強候補の1人。
その服部武雄を慕っていた元御陵衛士 阿部十郎を斎藤と永倉が護衛する展開となりました。かつての敵役を護衛することに複雑な感情を抱いている斎藤が何とも言えません。永倉は直ぐに割り切っています。
新選組大っ嫌い!を公言する阿部は常に意味深に「新選組が負けるところが見たい」と口にします。
当然仲は最悪でしたが、尾行がバレた三島栄次が阿部十郎の家族と触れ合い人柄を知り「悪人ではない」と結論付けます。
そして6巻(35幕)で「1刀1匹で相手して進ぜよう」と雹辺。
髑髏マスク。この時は縮尺的に2人と同じ程度の身長に描かれていました。それが7巻で唐突に服部武雄レベルに巨大化。
現在の戦いに過去の戦い(服部武雄戦)を重ねる形で描くためか、雹辺は突然巨人化したような感じがしてなりませんね…。メッチャデカいです。
更によく分かりませんが、先行して描いた戦闘描写からちょっと変更を加えた感じがします。
6巻(35話)では斎藤一は完治していない左腕で戦っていたため血が漏れて再負傷したような描写がありましたが、42話では全然そんな場面は描かれていませんでした。折れた刀は凍藏に折られたものをそのまま使っていたと思いましたが、警察から支給されたものであることが分かります。
今回初登場した牙突四式。初動作を極力減らしレイピアのように細やかに刺す技でした。まさか斎藤に新技出させるとは意外や意外。威力は最も弱いそうですが、負荷に耐えられず刀身が崩壊。初登場時に佐之助に対して牙突で刀が折れてしまったこともあり、牙突は刀への負荷が相当なものなんですね。
その四式が脳天炸裂した雹辺ですが、物ともせず襲い掛かってきます。もうこの時点で普通の人間ではないことが判明。
そもそも左目と右目が違うシーンがあります。語る言葉は荒々しく、思考は冷静で合理的。なんなんだこの人。もしかして2人の人間が1つに結合されているとかか?
強すぎる雹辺に劣勢の斎藤と永倉。
そこに拳銃を携えた阿部が現れます。この男は基本的に斎藤と永倉の戦いを高みの見物をしていた性格の悪い奴みたく描いておいて、空中から雹辺の後頭部を打ち抜く形でカッコよく参戦。
「聞け斎藤ッ永倉ッ!お前達新選組が斃せないこの人斬り、御陵衛士の俺が斃す!明治の北都で御陵衛士は勝利を掴み、新選組は敗北を晒すのだ!」
熱くね?
熱いですよね?
てっきり永倉、斎藤を捨てゴマにするか復讐して殺しにかかるつもりなのかと思っていたら、悪・即・斬までは行かずともなんだかんだで世の中を守ろうとする正義の人でした。株爆上がり!
まあ…多分勝ち切れないんでしょうけど。
雹辺も服部武雄も石動雷十太みたいにならないことをちょっと祈っています。
【まとめ】
やっぱり言いたいのは剣客兵器強すぎ。
こんな強いリーダー格が7人も居て、佐之助に重傷負わせたレベルの敵が山ほどいるわけですよね?
剣心勢は十本刀が5人居ても剣客兵器勢に勝てる気がしません。
雪代縁と弥彦と四乃森蒼紫が居たらもうちょっと状況が変わってくるかもしれませんが…雪代縁が素直に仲間になるのかは甚だ疑問。
あと無印のるろ剣と違って、普通に2対1で戦っているのは個人的に非常に好印象。勝つことを優先とする姿勢はリアリティがあっていいと思います。
「どいつもこいつも人体改造しまくっているんだから1対1で勝てるわけねーだろ!」と開き直るのもアリ。
あまり攻める気も無く赫力も使っていなかった凍座が本気出したら、直ぐフラフラになる剣心が勝てるとは到底思えませんので佐之助とタッグ組んで戦うのも面白い気がします。
雹辺も凍座より強い剣客兵器が出てきたら3対1での戦いも見たい。和月先生がどう描くか非常に興味深いです。
8巻が待ち遠しいです。
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