どうも。貧困メタラー枯林です。

8月にファミリー遠足略してファミえんが中止となり失意のどん底にいました。
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メンバーの9人中5人がコロナに罹患する非常事態なので仕方がなかったですけど。健康無くしては何もできませんし。

唯一の救いは9月に毎年恒例で行っている"歌で聴かせる"をコンセプトとした「ちゅうおん」が発表されたくらいでした。

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まあ、これが9月の生きる糧となったわけです。


去る9月26日(日)埼玉県の秩父ミューズパークまで行って参りました。

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※公式HP画像


車でササっと隠密行動し、終了後ササっと初めから存在しなかったかのように消える。これが現代のコンサート観賞スタイルってもんです。

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結構遠かったです。良いところでしたが。

Wikipedia曰く2017年からずっとこのミューズパークで開催しているとのこと。雰囲気はいいですしステージのデザインもカッコいいですが、遠くて雨も降っていてペーパードライバーには優しい状況ではありませんでした。

町から遠い場所で開催しますね~。飲み物とか売店が閉まっていたので自販機で買うしかなさそうでした。

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曇天で肌寒く、雨対策の合羽を着てちょうどいい気温くらい。

これもWikipedia情報ですが、これまで催されたコンサートは曇りばかりで晴れたことないそうです。私が参戦した公演2日目第2部は17.3℃らしいですね。そりゃ寒いわけだわ…。


会場内撮影禁止なので画像はありませんが、隣の席を1つ空ける配慮がされていました。実際のキャパ半分の御客入りになってしまい売上は落ちるのにそういう配慮は嬉しいです。愛知県でのライブは屋内なのに普通に満席使用していましたよ。よく規制が分かりません。


#03 真山りか
#05 安本彩花
#07 星名美怜
#10 柏木ひなた(オモチ)
#11 小林歌穂(ポール)
#12 中山莉子(コリー)
#13 桜木心菜 ← 新メンバー
#14 小久保柚乃 ← 新メンバー
#15 風見和香 ← 新メンバー


この3人が一番の目玉!今回初めて肉眼で見ます。



【ただの感想】
サイリウム(ライトセイバー)禁止は知っていましたが、立っての観賞も禁止だとは…。コンセプトがかなり徹底されていますね。

バンド編成はギター、ベース、ドラム、パーカッション、ストリングス4名、コーラス2名の大所帯。ドラムとパーカッションが存在する編成はIll NiñoかSlipknotを彷彿とさせます。いや、こんなこと考えているのは会場でまず私だけか…。

01. LIFE Feat. bird
MONDO GROSSOさんのカバー

まずメンバーの中で初めにオモチ氏が入ってきました。情報を仕入れていなかったので金髪に驚く。

過去に2017でもカバーしていた楽曲。ちゅうおんのBlu-rayを事前学習していたのが生きました。幕開けに相応しい。もうこれ定例化しちゃえばいいじゃないですか。ただバスドラ音が大きかった。埋もれないように配慮されているのでしょうが、低音の大きすぎる音が苦手な人もいるのでもうちょっと小さくても良かった。


02. summer dejavu
基本的に最初から最後まで全部9人で歌う珍しい楽曲で、新メンバー3人も丸々1曲歌う機会が与えられています。スタジオ版ではそんなに良いと思いませんでしたが、コンサート効果って奴は偉大で雰囲気も含めてかなり良い!


03. 誘惑したいや
新バージョンの音源同様に「ユワクワクワクワクワクワクワーッ!」の誇張部分が無いのは寂しいですが、どことなくフレッシュに感じるのは新メンバー効果か。エモーショナルや…。


04. 朝顔
こんなバンドサウンドの楽曲をちゅうおんで演奏するのは知りませんでした。メタラーの性が出てしまい、ステージ見ずに自然とヘドバン気味に…。思い出すと恥ずい…。


05. 頑張ってる途中
「私達まだまだ成長中!」の箇所を新メンバー3人だけに歌わせるのは…事実かもしれませんが難しい気持ちになりました。


06. 大人はわかってくれない
これもヘドバン向け。田村ぱん様様。ドラムもサビ後のハイハットまできちんと手を抜かずに演奏されていました。気が付いたらまたヘドバン気味に…。

いっそのこと新メンバー3人だけに歌わせたら興味深い仕上がりになった気がします。


07. トレンディガール
メインリフのシンセ音が変わっていて何の楽曲か一瞬わからんかった。これはライブに合わんだろうと思っていましたが、意外なほどマッチしていました。分からんもんですね。「最終的には牙を剥くかもしれない人達にも届けるようなものを私達作るんだから」の部分は何を言っているのか本人達がきちんと理解して歌っているのか気になったりならなかったり。


08. フユコイ
滅茶苦茶良かった!はやり用語で言えばエモい(もう死語?)。


09. イエローライト
これが一番聴きたかったわけですが、普段のロックバージョンではなくボサノバ的な緩めのアレンジにテンポを下げて披露されました。後半バンドが加わるメタル的なアレンジは美味しいんですが、そのパートも基本ゆったりめ。



ここから各カバーソロタイムに入ります。今回はメドレー形式でソロタイム。

10. シャングリラ(小久保柚乃)
チャットモンチーさんのカバー

J-POPに疎い私でも知っています。流石に旧メンバーに歌唱に比べると心許無いですが、声質が合っていると思いました。また歌う機会があれば楽しみです。


11. CITRUS(安本彩花)
Da-iCEさんのカバー

知らぬ。が熱唱。なかなかいい感じの楽曲だったので、原曲のFirst Takeを聴いてみました。個人的には安本氏の歌った方が好きでした。


12. 真夜中のドア~stay with me(真山りか)
松原みきさんのカバー

知りません。正直良く覚えておりません。本人が選曲したわけではなさそうですね。


13. ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ(風見和香)
原田知世さんのカバー

知りません。正直良く覚えておりません。本人が選曲したわけではなさそうですね。


14. 黒毛和牛上塩タン焼き680円(ポール)
大塚愛さんのカバー

これも知っています。ポール氏のカラーが出ていてとても良か!こういう路線の生誕祭来年やったら面白いと思います。元気溌剌とした昔の動画見ていると大人になってしまったのが寂しい気もしてきますが。


15. 深夜高速(桜木心菜)
フラワーカンパニーズさんのカバー

知らぬ。ですが、面白かったです。深夜感きっちり出てましたよ。原曲を聞いてみましたが…うーん。そんな感じ。


16. GLAMOROUS SKY(星名美怜)
NANAさん starring MIKA NAKASHIMAさんのカバー

こう来たか!このソロコーナーで一番良かったです。個人的に星名氏がこのコンサートで一番輝いた瞬間。


17. ナンダカンダ(コリー)
藤井隆さんのカバー

他のメンバーは歌唱中にあまり動かないのに対し、コリー氏は結構飛び跳ねたり元気に歌ってくれました。こんな楽曲絶対知らないと思うので、やはり選曲は本人が行ったものではないのかもしれません。


18. 白日(オモチ)
King Gnuさんのカバー

新しめの選曲で私も当然知っています。歌っている仕草や表情を見ていると他のメンバーは楽しんでやろうとかフランク気味なのに、1人だけガチなんだなと強く感じました。


19. 青い青い星の名前
ソロコーナーが終わって一発目はシンプルに盛り上がる楽曲。私はノッテいました。6月にぽーランドを観に行ったファミリーが「ポーちゃんが一人で歌ったバージョンの方が良かった」と言っていましたが、感想は人それぞれでしょう。


20. 中人DANCE MUSIC
バンドメンバーの紹介も挟み、脱力したダンスナンバーの本曲へ。第一部では代わりに「自由への道連れ」が披露されたそうです。そっちの方が良かった…。縦揺れだけでなく横揺れも駆使してみた。


21. なないろ
First Take Versionと紹介されましたが、完全アカペラではなくピアノが伴奏を追加。楽曲のコンセプトや安本氏復帰一発目の楽曲なので思い入れも一押し。原曲の軽快な感じを無くし、完全にしっとり系。


22. 約束
これも前曲同様にしっとりとさせるために配置されています。絶版ベストに収録されていますがぶっちゃけ忘れていました。いい楽曲。雰囲気にもマッチしてます。大人になって現実を知ると、若さって凄いなとシミジミ感じます。


23. 蛍の光
暗い…笑

コンサートの終わりを意識させるような構成を狙ったのでしょうが、うーむ…暗い。


24. イヤホン・ライオット
前3曲が大人しめなので、ここでラストスパートの如くハッチャけたのは嬉しかったです。「Line Musicイヤフォンライオット目指せ9999回」で聴きすぎてノイローゼになりそうだったのも昔の話、この時ばかりは気分も一変して顔がニヤけそうでした。マスクしていて何よりです。



公演終了時、真山氏が「素敵な演奏でファミえんをいろど、違う!ちゅうおんを彩ってくれたバンドメンバーです!」なんて言い間違えていたのはウケた!まあそれだけ本人達もファミえん開催したかったんでしょうね。


お知らせが2つあり、1つは12月末に大学芸会開催。

これは当たればぜひ行きたい!


2つ目は今回のちゅうおんを円盤化して発売。

メンバーのサイン付きは何とも嬉しい話ですが、収録される公演が私の観に行った26日(日)の2部だそうです…。これなら他の公演を観に行けばよかったと思ってしまうのはワガママでしょうか!

4回のコンサートの各ベストテイクを繋ぎ合わせて編集したIron Maiden的なライブ作品にすればより有意義な商品になるんじゃないですかね!なんてボヤいてみる。



最後ステージからメンバーが順次退場していくなか、1人オモチ氏が立ち止まり「休業」のことを自ら口にします。どのような病状かはわかりませんが、もしかしたらコロナの後遺症的なものがあるのかもしれません。少し前に行われた@Jamではコリー氏が体調不良で欠席しちゃったし。



【まとめ】
コンセプトからもっとアコースティックに演奏するのではなく、ロックな楽曲は基本そのままで演奏されていました。メタラーとしては嬉しい限りです。普段からノーマルなライブに行っている方でも十分楽しめます。

各メンバーのソロコーナーも9人全員が1曲丸ごと歌う尺を取れないのでメドレーにしたのでしょう。これも良かったと思います。新メンバーの独唱もきっちりと聴けたし。12月の大学芸会も頑張ってください。

オモチ氏も大学芸会には間に合わせると言っていたので、きちんと休養して体調を戻してくださいな。ついこの間サウナにいったようなので、機会があれば岩盤浴もおススメ。


ちなみに抗原検査は陰性でした。今回もミッションコンプリート。


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