先日アイドルグループ私立恵比寿中学(以下エビ中)に今更ハマったようなことを書きましたが、その流れに乗って6/10にお台場Zepp Tokyoへ私立恵比寿中学のメンバー小林歌穂氏(以下ポー氏)のライブへ行ってしまいました。

ポー氏は6月12日で21歳を迎えました。誕生日2日前に生誕祭です。誕生日当日はエビ中のライブが埼玉であります。出身県ですね。


今回グループの単独ライブを吹っ飛ばしなぜかまさかのメンバー個人の生誕祭ソロライブに行く運びになったことに私自身驚きを隠せません。色々事情はありましたがその辺は割愛(主にタイミング)。


作戦としてはなるべく開演直前に会場へ行き、終演後即座に退散するプラン…って何か特別なことをする訳ではありませんが消毒を頭から被る勢いと気合がある点はいつもと異なっています。


まずお台場自体はめちゃ久しぶり。やはりこのご時世で平日だからか、流石に人の数が疎らでした。会場入り口付近には人がたむろしていたので、その辺を散歩して時間を潰すよう徹底。

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※記載しておくと、コロナの最中ですが、ルールを遵守する形で現在ライブ・コンサートは実施できることになっています。もちろんオーディエンスは声を出すのは厳禁、入り口で体温確認もあり、スマホへ厚生労働省の接触確認アプリをインストールして一週間前から備えていました。会場に入る前も何度消毒したか思い出せません。

Zepp Tokyoと言えばスタンディングライブですが、今回は完全に座席制。しかもパイプ椅子。スタンディングで2000人の所を2階も入れて1200人くらい?当日券も出ていたので、1階はほぼ埋まっていたので、1100人ちょっとくらい?こんなに多くの人間を目にしたのは本当に久しぶり。


※MCは曖昧です。

【アレコレ】
OP
直筆だと思わしき文字がスクリーンに表示されます。これ見ているとまだまだ20歳終わりたくないんだろうなという心情がアリアリと浮かんでいますね。

私は20歳の頃何やっていたんでしょうね。記憶が無い…のは記憶が無いくらいに何もやっていなかった結果ですかね…。時よ戻れ!遡れ!


01. ぐらりぐら想い
今回ライブで披露するかどうか一番気にしていた楽曲でしたが、いきなり一発目にかましてきました。ポー氏は特にギミックもなくステージ下手から歩いて登場。肉眼で見たのは2015年の氣志團万博以来ですね~。

ライブ始まったら熱心なファン…というかほぼすべてのオーディエンスがサイリウム(ライトセイバー)を取り出し点灯させます。

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私も一応持ってきましたが、ももいろクローバーZの2012年西武ドーム、2014年の国立競技場で買ったものです。会場に行く前は「これでいいや。黄色に違いはない」なんて思っていましたが、実際会場に着いたらとてもではありませんがこんな空気読んでいないことはできない結論に達しました。うん、流石に少しは大人になっている!仕方ないのでエアサイリウムを振りかざす!

あと発声厳禁でも案外盛り上がれるものだと思い知らされました。常連ファンによる強烈なコールも無いので、私のような初心者には疎外感がなくて寧ろ良い。



02. ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ
カバー:松任谷由実

皆さんこの楽曲を知っていらっしゃるようですが、J-POPに疎いワタクシは初めて聞きました。


MC:「ぽーランド6!!!!!!』へ入国ありがとうございます!こんな状況なのでストレスが溜まっていると思います。なのでまったりとしましょう。寝ちゃってもいいので」なんとも自由なMCで人柄が出ていますね。エビ中時のテンションとは違ってかなり落ち着いて行うMCがなんとも新鮮。

壇上には歓声や正解チャイム等が流れるリモコン(?)が置いてあり、ポー氏が連打すると連続して歓声がスピーカーから流れ出ます。

「困ったらこれ押せばいいんだね」

はい。オーディエンスが一切発声できない状態で主役のポー氏が給水していると、無音の状態がずっと続くことになります。コロナ禍でのソロコンサートって間を持たせるのが大きな課題な気がします。いっそのこと何かのボタンを連打しながら水飲めばいいんじゃないですかね。



03. お願いジーザス
原曲単体であまり聴くことはありませんが、ライブで聴くとポー氏の声質も相俟っていい塩梅。イヤホンで楽曲単体を聴いていると眠くなります。その辺コンセプトが貫かれておりますね。



04. movie
カバー:吉澤嘉代子

これも知りません。…会場の皆様はなぜか知っている様子。仕方ないので軽くヘドバンして誤魔化す。ミラーボールが場内を彩り雰囲気満点です!


歌唱後にポー氏のお絵描きコーナーに移ります。「異なる生物の書かれた紙が入ったボックスから2回無作為にお題を取り合体させる」という技に星新一と同じ方向性を感じさせます。

にしてもこんなマッタリとしたライブ…初めてかもしれません。いつも緊張感漲るヘヴィメタルばかり行っていた身としては。ちなみに投票対象には「野生の中山」も非常に多かったそうです。同じくエビ中メンバーの中山莉子(以下コリー)氏に対して獣の気配を感じていたのは私だけではなかったんですね。安心しました。



05. フユコイ
まだ初夏前なのに冬恋。なんてどうでもいいことは置いておいて、原曲が最高なのでこれも素晴らしい!別れを描いた悲し気なアイドルソング…泣けてきます。



06. 風になる
カバー:つじあやの

ウクレレを弾くフリをしながら歌います。しかも歌唱後に「弾いてません」と正直な発言もポー氏らしい。一応聴いたことがあり、軽くヘドバン(がライブリアクションとして丁度良い)。



07. ハナノユメ
カバー:チャットモンチー

ポー氏はきちんと自分の声にあった楽曲をセレクトしていますね。初めて聞きましたがいい楽曲。思わず軽くヘドバン…。


MC:「今回生写真をコリーちゃんに撮ってもらいました。まだ売っているから買ってください。」またもやメンバーの名前を出しました。ポー氏のソロコンサートではコリーがゲストで参加することがよくあり、伏線のように名前をチラつかせます。あとはいつ出てくるかですね。

ちなみに物販はライブ終了後は行わないとチラシに載っていたような気がしたのですが、本当に売っていたのでしょうか…?



08. 青い青い星の名前
楽曲云々より、2番からコリー氏が走って登場!場に現れた瞬間に全てを喰らい尽くすその存在感は流石と言わざるを得ない…!


MC:「一番最初に莉子ちゃんの登場の仕方を思いついた」結構出てもらっているので、どうやって登場するかがポー氏にとって考える楽しみなご様子。来年はいっそのこと1曲目からポー氏の代わりにコリー氏がステージで歌ったら斬新でよいのではないでしょうか。

ここでも「20歳を過ぎたらもう遊ばなくなる遊びをやる」コーナーを突如開始。竹馬やら縄跳びやら反復横跳びをポー氏とコリー氏で自由に繰り広げました。一番笑えたのが縄跳びしながら反復横跳びしろというポー氏の無茶ぶりに、片手で縄跳びを回しながら反復横跳びして一瞬出来ている風を装ったコリー氏。発声禁止ですが会場中が笑い声を上げていました。笑い声は出していいんですかね?いや、ダメな気がする…けど不意な笑いはどうすればいいんでしょか…。



09. リフレインが、ずっと
同じタイミングでエビ中に加入した2人。加入時からビックアイドルグループでプレッシャーも半端ではなかったと思います。それを総括したような2人の歌でした。

今では加入前から在籍していたメンバー以上に楽しい存在となりました…とニワカ初心者が語ってみた。



10. ゼッテーアナーキー
エビ中の楽曲がポー氏のソロコンサート「ぽーランド」の国家。ですがポー氏は歌わないわオーディエンスにサイリウムを振らせるだけという荒業パフォーマンス。本当に面白いことします。


MC:「1曲目のぐらりぐら想いを初めて歌った頃より大人っぽくなった」コリー談。あと2日で21歳です。歌ったのは2014年12月らしいので、6年半前ですか。14歳で歌ったんですね…。僕14歳の頃何してましたっけね。無でしたね。虚無でした。



11. ポップコーントーン
ラストは明るくも儚げなこの曲。「頭からポップコーン!弾けて~しまう~」の部分は本当はオーディエンスに歌ってもらいたかった部分なんでしょうね。声を大にして歌いたかったですが、我慢して軽くヘドバン。

MC:「21歳の小林歌穂をよろしくお願いします!」と頭を下げて終幕。




【まとめ】
歌う楽曲や構成含めてポー氏らしさが出ていてとても良かった!そしてコリー氏のソロコンにも興味沸いちゃいました。

1時間15〜20分位のコンパクトな感じで、2時間~3時間あるライブも悪くないですがチケットが5500円なのでこれくらいのボリュームでも十分な気がします。見疲れしませんしね。


事前に分かってはいましたが、座席は後ろから数えた方が早かったです。本人の輪郭は十分判別出来ますが、顔はギリギリ何となく見えない感じ?オペラグラスの導入を本格検討する必要がありそうです。もちろん超大型会場(東京ドームやさいたまスーパーアリーナ)の端っこから見る豆粒に比べたら十分に見えはしました。

後方の席に座っていたので前の席の方々がよく見えました。サイリウムをなりふり構わず振っていたのは2~3人くらい。サイリウムを持ってないのにエアで振っていたのは恐らく私くらい。


次回以降も暗殺者のように忍び込み煙のように帰ります。


帰宅後PCR検査キットで陰性でした。