さて、待ちに待ったような恐くてきてほしくなかったようなももいろクローバーZ主演の映画がとうとう上映され始めました。

ここ最近やたらももクロが色んな番組に出演して番宣しまくってました。ももクロファンの私は嬉しい限りです。

昔「悪夢ちゃん」映画の宣伝でテレビドラマにゲスト出演したことがありました。見ましたが全然覚えておりません。その映画自体もももクロは出ないので見に行っていません。

しかし今回は完全に主演。あまり役者経験の無いアイドル面々をメインに演技をさせるのが吉と出るか凶と出るかは定かではありませんが、というか大抵は凶と出るのが相場ですが、恐いもの見たさと仮にも元天使のお目々に所属していたこともあり何の迷いもなく見に行ってきましたさぁ!

本当は公開日の28日に行きたかったわけですが、友人の演劇を見に行く約束をしてしまったため別の日にすることに…。友人の演劇は3000円です。高い。とは言え約束なんでそちらを優先。

事前情報では28日は土曜日にも関わらずガラガラだったとネットに上がっておりましたな(汗)その時たまたまネットに上げた人がガラガラな公演を見ただけだよと強引に解釈。

後日行き付けの映画館で上映時間を調べました。



「何………だと………?」


何と、何と何と…。

何と上映予定が無いそうです…。んなバカな…。全国127館上映じゃないんかい。それが多いのか少ないのか知りませんが、少なくとも行き付けの映画館では上映されません。47Roninは上映したのに…。未だにST上映してるのに…。ももクロの幕が上がるは上映しないだと!?なんたる不条理。つまり期待されていないということですね?全国のファン達が何回も繰り返し見に行って空前の大ヒットになる可能性もあるっていうのに。私は一回しか行きませんが(汗)

セブンイレブンで幕が上がるの「演劇」チケットが優先的に当たるかもしれないサービスをしていたので前売り券をゲット。1400円。友人の劇の半値以下です。

さて、製作陣が感動したと噂の本作はネットで見ると…
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というガラガラっぷりが・・・。

まあ普通に考えて突然アイドルが主演の映画を作ったってファンしか見に来ないよね。てかこの状況を聞く限りファンすら見に来てないよね。これが現実。売り上げと映画内容は全く関係のないことであるとはわかっていますが、色んな意味であまり期待されてないんですね。てかモノノフはももクロ自体が好きなんであり、ももクロの映画になんか興味ないということか。うん、わかりやすく世知辛い。後このタイミングで言うことでもありませんが、最近出たバラエティは低視聴率だったとか…。


う~ん…とりあえず行ってみようか!!!!と某有名都市映画館へ。
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デカデカと宣伝されています。

フロアーにも。
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中々の推されぶり。

そして肝心の客入りですが…
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※プライバシー保護のためモザイクをかけています。

まじか!割りと入ってる!
平日なのに入ってるじゃん(嬉)

なんかちょっと安心しました。

いつも通り完全ネタバレです。
とは言え、記憶の風化に伴いまして登場人物の名前はほとんど覚えていませんのであしからず。内容と時系列すら抜けていたりバラバラだったりします。細かい内容はどうでもよく粗筋がわかればよい人向け。

【内容】
大会で全然勝てない演劇部の話です。三年生の先輩、百田夏菜子・玉井詩織・高城れにの二年生、佐々木彩夏含む一年生達とやる気の無い先生が大会に負けましたところから話は始まります。会場には見事県大会を突破した高校に居た有安杏果の姿もありました。

先輩が写真やら何やらを送って東京で役者デビューを試みたり、色々あって百田さん達は三年生になります。

先輩達もいなくなり、部長が百田さんになるわけです。とりあえず新一年生の勧誘会で何か劇を披露することになり、図書館で百田さんか何をやろうか悩んでいると有安さんと鉢合わせになります。その時たまたま見付けたシェイクスピアを勧誘会で披露することに。

佐々木さんが姫役をやり、城のセットから身を乗り出していました。ここでの佐々木さんの二重顎が今でも忘れられません…。

この劇ですが、中々周りからは辛口な反応をされてしまいます。最終的に客が一人も居なくなってしまう始末です。

弱小故にきちんとした練習場所も確保出来ず、美術室で練習しようとしたところ新任の教師が現れます。で、この人がかなり凄い人だったのです!学生時代、確か「女王」的なことを言われていた気がしました。女王先生は百田さんに「肖像画」という芝居をします。百田さんは思わずメロメロに…。

先生が有名な人だと知り演劇部の顧問になってくれるよう頼みに行きます。元々いた顧問は居ても居なくても変わらないような存在なのか。可哀想に。女王先生は「見に行くだけなら」と渋々受けます。

確かその辺りで高城さんのクラスに有安さんが編入してきます。有安さんは県大会に出るような実力の演劇部に属していました。当然高城さんは勧誘しますが、気難しい玉井さんがヘソを曲げてしまうのです。困ったちゃんだ。美人は大体そんな感じなのかも。

そして女王先生の提案により「肖像画」の芝居を演劇部にさせ、あろうことか一般公開しようと言い出したのです。百田さんや他の生徒も人を集め、たまたま会った有安さんにも来るように促します。肖像画の芝居は盛況のうちに終わりました。有安さんもギリギリ駆け込みで見に来ました。迷っていたようです。

女王先生、過去の大会映像を見た限り他の高校にも負けてないから全国大会を目指そうと言います。しかし全国大会を目指すと受験勉強が出来なくなるという苦しい現実が。演出と役者の二つをやるのは難しいということで、百田さんは演出に専念することに。

中々厳しいもんです。しかも百田さんは台本まで書くことになり、大ピンチ。ここでちょっとしたギャグシーンがあるのですが、言葉にしづらい。私の好きなChai Maxx Zeroが細切れに流れて百田さんの葛藤とドアップの連続。女王先生がぶちギレたり暑い部屋で耐久しながら変な着ぐるみと対面した変な妄想の連続で書いてる私もよくわかりません。プールに足だけ浸けて寝ていたら変な夢を見たようです。

精神的に色々ヤバい中、有安さんの親父に落とした携帯を拾われ再び有安さんと話す機会に恵まれました。そして何となく二人で全国大会をボランティアとして見に行くこと。レベルの高さに舌を巻き二人で帰りの電車を待っている間に有安さんの転校理由を聞きます。

「私って滑舌悪いじゃないですか。」

おお、ここで現実ネタ持ってきたか!

「プレッシャーで声が出なくなったんですよ」

げっ!これも現実とリンクネタ!


まあそんな感じでリフレッシュのために転校してきたとか。でも百田さんの説得でまた舞台に立つことを決めます。百田さんの演劇をやっている理由も、何となくやってたら今日まで続いていたとか。そんな理由で部活にのめり込んだ人って少なくないかもしれませんね。しかも有安さんがさりげなく台本のテーマを百田さんに与えました。これで百田さんは一気に台本を書き上げます。

女王先生も台本は良くできていると。そして粗筋を書き疲れてきたのでもうそろそろ手抜きモードで行きます。


そっから有安さんが加入して玉井さんがスネて合宿で東京行って、百田さんの先輩に久しぶり会ったけどあんまり上手くいっていない雰囲気で、百田さんと玉井さんが二人でシングルベットに寝て狭いのですと言ったとか言わなかったとか。女王先生がタバコ臭をまとって帰ってきたりして合宿終了!

帰ってきて私の推している佐々木さんにようやくスポットが当たりました。長かった…。スランプに陥りました。しかも女王先生は仕事を休みどこかに行ってしまい、残ったのはオブジェレベルの顧問だけ…。

佐々木さんに何とアドバイスすればいいかわからん百田さんと、あんまり仲良くない玉井さんと有安さんをどうすりゃいいのかと課題がたくさんです。玉井さんと有安さんの仲が良くないのはリアルな話なんで、本人達も複雑じゃないかねぇ(汗)その後佐々木さんと百田さんが抱き付き合ったり玉井さんと有安さんが2人でお互いの色を小道具に塗りあったりと中々ほのぼのシーンが。青春っていいね。

地区大会直前まで女王先生は部活にやってきませんでした。顧問の先生が思わず「ちゃんとした顧問が来ていない」と言ってしまうくらいまずい状況です。が、本当に直前に女王先生は到着。

地区大会。佐々木さんがいきなり失敗したり、精彩を欠いていましたが、なんとか地区大会を突破。

そして県大会前に体育館で練習。初めは美術室で練習、次は学校の通路屋上、今では体育館半分です。出世したところがももクロと重なります。やっと演劇部が認められ始めた。


矢先の女王先生突然の退職。

理由は「君達を見ていたらもう一度役者をやりたくなった」らしい…。これは・・・本人も行っていますが中々豪快な裏切りな気がします…。ただせっかく掴んだチャンス。これを逃せないという気持ちも分かります。

百田さんもショックを受けていましたが、何とか立ち直り、五人で夜の学校でミーティング。来年の部長は佐々木さんになったり、不自然な玉井さんと有安さんのツーショットとか色々会あったり。

気がつけば県大会の幕が上がります…。



終わり。



…え、県大会の結果は?


うん、相変わらず記憶の風化が激しい。


【感想】
うん、とりあえずあーりんが太い(笑)

今回主役ということもあり百田夏菜子のアップが多々ありますが、ハッキリ言ってブスじゃね?

そしてあーりんが薄い…。一学年下にしただけあって、ほとんどオマケに近い…。あーりん推しとしては少し残念。その存在感の薄さとは裏腹に体は太い。でも中途半端な太さ。もっともっと肥えればキャラクターが確立され返って需要が生まれる気がするのですが…。最近ちょっと痩せ気味だからな。一日シュークリーム100個くらい食べて体重を増やして80キロくらいを超える立派な体格になってほしいです。太ってて踊れる低骨密度系アイドルを目指して下さい。

内容的には青春モノなのですが、見ていると「高校生っていいな」と思います。おそらく私と同様に学生時代青春と呼ばれることをほとんど出来なかった人達が見たらとても羨ましくなると思います。私がそうでしたしね(苦笑)心の底が少し熱くなります。何かに夢中になるって、素晴らしいことです。そんな心を失ってしまった大人になってしまったとしたら、何か感じるかもしれません。俺もこの10分の1でも楽しい学生生活を送れたらよかったのにな・・・。あとモノノフにしか分からないネタがそこかしこに散りばめられています。相対性理論とか、曲もあの空に向ってや怪盗少女のメロディが使われた曲もちらっと出てきたり。心底ももクロが好きな人達が作った映画と言うことがよ~くわかります。


前評判と違い、意外にお客さん入ってるみたいです。
私もモノノフじゃなくても楽しめる内容になっていると思います。多分ね。でもモノノフだったら思わずほくそ笑むおまけ付きってところですね。完全なファン向けにしてしまうと間口が狭すぎるので、マニアックなネタはスパイス程度。


ただ私の前に座っている人はこれで5回目だと行っていました。そんな人達にも支えられてもいるんだと再確認。どれだけのモノノフが何回も見に行ったりしているのか…。でも気に入った映画を何度も見に行くのは普通っちゃ普通なのかな。その辺の感覚が私にはないのでわかりません。全国のモノノフの皆様、もっともっと頑張って何度も見に行ってください!!私は1回しか見に行ってませんが、責務を果たした気持ちでいっぱいです。

満足!