どうも、貧困メタラー枯林です!

今回はQueenの来日公演に行って参りました。

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生まれて初めて生Queenを観ましたね。

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※すげぇ衣装

今まで何度かチャンスはあったんですけどね。

「失礼ながらFreddie MercuryとJohn Deaconの居ないQueenにどれ程の価値があるのか?核が居ないのに」

かなり昔、それこそAdam Lambertと組む前のPaul Rodgersの2005年来日公演に行こうぜと誘ったヤツに、そう言われてしまいました。Queenに厳しいヤツなんですよ。

結局ヤツの言葉でテンション下がってしまい、その時は行きませんでした。


今回も本当はスルーするつもりでした。

しかし母が「行きたい!東京ドーム行った事ない!どこかに暇な人いないかな」なんて口にしました。


「暇な人」


「暇なひと」


「暇なひぃーと」


「暇なニート」


そう言われてしまっては黙っていられません!身体は週末自宅警備員、心はニートな枯林が一肌脱ごうではありませんか!

チケットの余りがないか確認してみたら注釈付きが残っていたので勢いで取っちゃいました。


Queenのライブ及び親孝行のために東京ドームへ向かいました。

行きの車内BGMは当然Queen!...ではなくて、2/23リリース予定なのに何故か先日イギリスから超フライングで届いたメタルキングBlaze Bayleyの新譜「Cricle of Stone」とインディーズハードコアバンド「EF」でした。すみません。

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東京ドーム。

2008年のX JAPAN以来か。いや、その後一回くらい野球観にきた気もしますが、詳細は思い出せません。

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毎回こんな風に思いますね。人間ってこんなにいるんだと。ガラガラだった去年のSECRET SPHERE & SERENITY日本公演にも少しぐらい分けてあげて欲しいです。

失礼ながらQueen全盛は70〜80年代だとして、それから40年経過したアーティストの集客力とはとても思えません。

仮に満員として50000人。

iN FLAME & KREATORが2000人として25倍。SECRET SPHERE & SERENITYが名古屋公演が満員で200人だとして250倍という文字通り桁違いの人気には平伏します。

客層は驚くべき事に、老若男女いらっしゃいます。これが映画の威力なのか、それともQueenは日本人の心に引っかかる求心力を持っているのか?


ちなみに私はファン歴20年超えのベテラン。

全盛期にはFlash Gordon以外のアルバムは曲順でタイトルを暗記していたレベルの熱心さはあります。なのでなかなかシビアな見方をしてしまうかもしれませんので、ご容赦を。

あと土曜日?日曜日?BSで映画「ボヘミアンラプソディ」におけるライブエイドの完全版が放送されたそうです。端折られた2曲も追加した完全版。

残ってたチケットも更に減ったはずです。

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【ただの覚書。写真は少し撮りましたが、映像一切撮って無いので記憶でリアルタイムっぽいこと書いてます】

Machines (Or ‘Back to Humans’)
SEとはいえこれが流れることに凄く驚く。映像も凄く凝ってますね。

Radio Ga Ga
まずはドーム全員で一体になりましょう的なスタートですわ。両手を広げて手を叩き、レディオガガ言いましたよ、私も。

ただ途中で終了。

Hammer to Fall
この曲とか、そこまで知名度無さそうな気がします。私は歌詞がよくわからんので、あやふやな感じで歌ったり歌わなかったりしました。


Fat Bottomed Girls
グレイテスト・ヒッツから外されたこの楽曲。
MVは時代にそぐわないかもしれないですね。楽曲自体はみんなで歌えるんですが、俺の周りは誰も歌ってねぇぜチキショー!


Another One Bites the Dust
ベーシストにスポットが当たります。心なしかDeaconに似ている気が...。

ブラックミュージックってのは踊るための音楽なわけでして、昨今のK-POPブームを考慮してもやや盛り上がるのが難しいですね。

にしても、Adamすげぇ。


I’m in Love With My Car
な、なぜこれを!?映画でネタにされたから?Roger Taylorの歌って...うーん。お好きな方には申し訳ないですが、Adamの休憩及び衣装替えなのだと思いますを


Bicycle Race
めっちゃピサピカ光るバイクに乗って歌うAdam。腰振りパフォーマンスは大ウケでした。ただこれも途中で終わり。そこからの疾走パートがヘンテコで好きなのに!


I Was Born to Love You
日本ではキムタクのドラマ(だっけ?)で有名。元はFreddieのソロなんですけど、こんなに日本で売れた曲になったのはバンド側も想定外だったのではないでしょうか。

当然大盛り上がり。


I Want It All
思いっきり合唱系。Freddieがライブで一度も歌わなかったこの曲にAdamが魂を吹き込みます。恐らくQueen史上最速BPMのソロパートがあるのに、音源に存在しないBrianの溜めがあり、「この曲も途中で終わるのか?」と不安でしたがきちんと完走してくれて一安心。ソロ前はきちんとBrian歌ってました。


Love of My Life
Brianが1人でステージ花道に。かなり長い日本語でMCをしてくれました。「一緒に歌って」と言うとオーディエンスからは歓声。それに対して「本当?」なんて聞き返すのは面白すぎます。

映画ではFreddieがバイセクシャルを打ち明けるシーンで使われていたので、しんみりきた方も多かったのでは?

そしてFreddieが映像で登場。粋な演出ですね。ならDeaconも出せよと思ったのがこの会場で私だけでないことを願います。


Teo Torriatte (Let Us Cling Together)
日本の方もカバーしてますよね。一時期テレビのCMでも流れていました。これも歌い倒しました。Adamの妖艶なボーカルも見事。

やはりちょっと無理のある日本語メロパートより英語メロの方が美しい(苦笑)


ティンパニ ソロ Drum solo
Rogerの若い頃の映像が出てきます。細くてイケメン!その後現物が出てきます。

「若い頃の自分!」と自ら言っちゃいました。自虐とかするんですね。

ソロ自体は「まだこんなに叩けるんですか!?」と驚きのプレイ。かつてドタバタドラムと称されたプレイを存分に発揮。

短かったのも高ポイント。


Under Pressure
アコースティック2曲とドラムソロの後なのもあり(?)、かなり会場が沸きました(苦笑)

まさかのRogerがDavid Bowieの代わりに歌います。1人で若干無理して歌うFreddieのバージョンも大好きなんですが、これはこれで非常に良かった。


Tie Your Mother Down
初めなんの曲が全然分かりませんでした。Adam加入後の新曲?それかAdamのソロ?

コーラスでようやく判明。


Crazy Little Thing Called Love
全米1位にして、やはり異色。ただ雰囲気変えるのに上手く機能しています。


-You Take My Breath Away-
あらまー!こんなのも流れるんですね。まあSEだけでアッサリ終わるんですけど。


Who Wants to Live Forever
最初のBrianが歌うパートもAdamが歌ってしまっていました。見せ場なのに勿体無い。

素晴らしい楽曲ですしパフォーマンスも見事だったんですが、サントラであるが故に原曲通り尻窄みな終わり方がライブだとちょいリアクションし辛かったかも。

SEALがFreddie追悼コンサートで歌った悶絶ゲロ泣きバージョンの終わり方なんて最高過ぎるので、替えてみてほしいですね。


ギターソロ
最初bijouに繋げるのかと思ったら、Brighton Rockのじょんがら節をポロポロと。Now I'm Hereっぽいフレーズや、長めだったのでVan HalenのAin't Talkin' 'bout Loveのリフに聞き間違えてしまう瞬間も。

不思議な映像演出もあり、リアクションに困りました。


Is This the World We Created…?
これは超名曲ですが、知名度無いでしょ。ライブエイドで演奏したからかでしょうね。Freddie & Brian名義だけど。


A Kind of Magic
な、何故この楽曲を?

正直ノリ方が分からず、微妙にみんな困ってた感がありました。


Don’t Stop Me Now
紅白で演奏したので、盛り上がらないわけがない。前曲がどうすればいいのかあまりよく分からない感じ(失礼!)だったので、ここで逆に爆発した方もいるのでは。

Adamはこの難曲も楽々歌いこなします。本当凄いなこの人。

確かこの曲でBrianはソロをウィンウィンやって誤魔化してた(笑)


Somebody to Love
そしてこの流れですよ。鉄板を畳み掛けますね!積極的にメンバー側から歌うように促されたので、周りも気にせず大声で歌いました。

前の人、不快だったらすみません。


The Show Must Go On
ハッピーでピースフルな雰囲気のライブにいきなりシリアスなこの曲をぶち込む流れが変な気もしますが、超名曲なのでまあ良いか。

1サビ目からコーラス付いていたのは不意打ちでした。

これもElton Johnのようにラストでタイトルを叫んで欲しかった


Bohemian Rhapsody
完全にキメに来ている流れです。そして、きっちり決まってます。オペラパートは折角なんでもっとオーディエンスが歌えるようにしたら更に面白い気がします。

ロックパートからフィナーレパートの間にライブのみで入るピアノもサポートさんが再現。


ここで本編終了。


アンコール -Ay-Oh-
早めにアンコール始まりました。

映像で登場したFreddieお馴染みのリロリロレロ。

最後ファックユー言ってた。


We Will Rock You
横の方が足でダンダンとリズムを取っていたので、真似してやってみた。もちろん合唱もですよ。

次が最後だと思うと、もう終わりかよと寂しい。


Radio Ga Ga
不意にRadio Ga Ga。ギターソロから。続きのつもりでやったんでしょうけどビックリした。


We Are the Champions
正真正銘ラスト。ラストなのに全く落ちないAdamの歌声は脅威という他ありません。


-God Save the Queen-

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あー、終わってしまった。超楽しかったけど、悲しいですよ。もっとちゃんとチケット予約とかすれば良かった!舐めてた!ぶっちゃけ!失礼しました。


【まとめ】
なんと1st、2nd、3rd以外から全てのアルバムから最低1曲は演奏しました!なんならKeep Yourself AliveやSeven Seas of Rhye、Killer Queenもやってくれよ!

プレイ面はBrianとRogerはかなりの健闘を見せておりました。同世代のBlack Sabbathの消耗っぷりを見ていると、この2人はまだまだ現役のようです。

そしてAdamは...Freddie本人ですらライブでは完璧には歌えない楽曲を歌いこなしちゃう実力の持ち主でした。Freddieがフェイクする高音域もライブの最後まで出し切っちゃうのは凄すぎ。

まあFreddieの後任に選ばれた方ですもんね。そりゃ凄いに決まってるか。

変態的な雰囲気も実にバンドに合っていまして、Paul Rodgersではこうはならないと思います。真面目そうだし。


あと、どっからどこまでクワイアしていいか分からんですね。私の周りはほとんど誰も歌ってなかったので、録画していた方のスマホには私の声が入っているかもしれません、ごめんなさい。

もう一つ、Freddieの映像使うなら、Deaconも使ってあげて欲しかった。Another one bites dustに。


...今日も、今ちょうどライブ中ですよね...。羨ましい。


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最接近の瞬間。

【オマケ余談】
いつまでQueen + Adam Lambert名義で活動しているんでしょうね。

私はQueen + Adam Lambertの名称に反対派な訳でして。以前組んでいたQueen + Paul Rodgersも同様に。


もうシンプルにQueenでよくない?

「1人でも欠けたらQueenじゃなくなる」なんて言う方もいますけど、じゃあAerosmithやBon Jovi、Iron maidenやMetallicaも違うことになりません?

Bon Jovi + Phil X
Iron maiden + Bruce Dickinson
Kiss + Eric Singer
Metallica + Robert Trujillo
Slipknot + Micheal

大分格落ちしますが
Alcatrazz + Doogie White

とか?


上記バンドは名称そのままで文句言ってる人は居ないのに、なんでQueenはダメなのかよく分からんのですよ。

Adam Lambertがいくら頑張っても正式メンバーになれないみたいで気の毒な気ですしね。


もしLinkin Parkが新ボーカリストを入れて再始動することがあれば「+」なんて扱いは止めて欲しいですね...。普通にバンド名だけの呼称でお願いしたいです。

ちなみにAerosmithは現在はデビュー時のメンバーに戻っていました。


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