どうも。貧困メタラー枯林です。
先月8/22、23に予定していた野外ライブ「ファミリー遠足、略してファミえん21」が中止になりました。
なんとメンバー9人中5人がコロナウィルスに感染する事態に…。メンバーやスタッフの中でエビ中クラスター発生してしまいました。
「この夏、俺はどうやって生きていけばいいんだ?」なんて途方に暮れていたところ、ネットにて28時間連続で行われる大盤振る舞いな企画が持ち上がりました。
過去のファミえん映像が全て公式チャンネルで流れる太っ腹に加え、合間にメンバーの遊びも挟まる至れり尽くせり企画は題して「FAMIEN 28H」。
そしてファミえん21で本当はライブ披露するはずだった9人体制初新曲「イヤフォン・ライオット」が8/11に先行公開されました。8/18にリリースされる「FAMIEN'21 L.P.」に収録されています。「FAMIEN'21 L.P.」はライブ会場にて先行購入済み。
これに伴い運営方は恐るべき企画を考案しました。
Line Music(加入前提)でイヤフォン・ライオットをたくさん聴こうキャンペーン!
イヤフォン・ライオットを9999回再生だとォ!?
...いや無理だろ!?
1回4分だとして、60 ÷ 4=15。
仕事している時間を10時間、睡眠時間を6時間、家事や余暇を8時間として、8 × 15 = 120回。
期間は「2021/8/11(水)~8/22(日)23:59」で丸12日間。12 × 120 = 1440???
正攻法じゃ100%不可能...。
言い換えれば公式が「どんな手を使ってもいいから9999回再生しなさい」と暗示しているに同義なわけでして。
幸いなことにLine Musicは1アカウント5台まで同時にスマホで使えます。
ここでSIMを抜き取った使っていないスマホも導入。
1台で24時間イヤフォン・ライオットを再生し続けたとすれば
(15 × 24) × 12 = 4320回!
...これはもしや、イケるかもしれない!
複数台同時に再生し続ければ十分に届く!
普段はサブスクリプションは使わない主義ですが、今回ばかりはやらねばならぬとLine Musicをインストール。達成後にアンインストール予定
そこからイヤフォン・ライオットの日々が...。
私のスマホも24時間、仕事中も音量0にして只管イヤフォン・ライオット。車の中もBluetooth通信でイヤフォン・ライオット。家の中でも勿論イヤフォン・ライオット...。
ネットを見ると「聴き飽きない」といって声もチラホラ。
私?
私は…家に帰ったら寝るまでイヤフォン・ライオットが延々と流れている状況です。どんな心境かは想像にお任せします。
1曲を数時間リピートしていたことがありますが、それは自らの手で、意思で早戻しボタンを押下して繰り返し聴いたわけでして。
同じ結果でも好んでリピートするのと機械的にリピートされるのでは心に与える影響が変わってくるわけですね。
まあ、その甲斐あってか
何とか辿り着きました...。
僅かな期間でしたが、間違いなく今年1番印象に残った楽曲になりましたね。良くも悪くも。もはや一生分聴いたかも...。
また8/19に発売日から1日遅れでようやく「FAMIEN'21 L.P.」が届きました。私はライブ会場で先行して買ったのに、特典が一番ショボかったと思ったのは私だけか。
な、なんか箱に入ってる。
一度開けたらもう閉まらない仕様じゃないですか、コレ...。コレクターとしては正直キツいヤツ。
音源の内容の目玉は既存メンバー6人の変化もそうですが、なんといっても新メンバー「桜木心菜」氏、「小久保柚乃」氏、「風見和香」氏の3人がどんなもんなのかに尽きます。どれくらい歌のソロパートを貰えているのか。
内容比較するためにプレイリスト作成して
①原曲
②中卒中辛ver
③FAMIENLP 2021ver
順に並べて只管聴いてみました。作品の性質上、どうしても過去との比較になってしまいます。悪しからず。
【感想】
01. ご存知!エビ中音頭 (2021ver.)
前任者の6番の方が個性的な声でコブシを効かせるため、新録で新メンバー3人+コリー氏で歌っても存在感不足...。ただ新録の方がみんなで踊ってる感はありますね。
個性の力をアイデアで乗り越えたアレンジ。
02. ラブリースマイリーベイビー (2021ver.)
こういう楽曲こそ若さ溢れる新メンバー3人にメインに歌わせるべきだと思うんです。割合的には少な目ですが、まあ違和感なく収まっているんではないでしょうか。そこまで上手くないところが個性になっていると感じました。
03. 誘惑したいや (2021ver.)
5年前初めて聴いた時は「これを中学生が歌うのか...」的なタイトルと「ユウワクワクワクワー!」の部分がハードル高くてちゃんと全容を把握出来ていませんでしたが、今ではすっかり私の中で超エモ名曲認定しています。
しかし旧バージョンでは「ユウワクワクワクワー!」の「ワー!」合唱部分に1人個別で重ねられている外れ気味の「ワァ⤴︎!」が無くなっているのが未曾有の大減点...。「ユウワクワクワクワァ⤴︎!」が「ユウワクワクワクワー」と平坦になってしまっています。
自分で作った文章なのに読み直しても文字だけでは訳わからんですな…。とにかく勿体ない…。
04. ナチュメロらんでぶー (2021ver.)
メンバーが自分の出席番号を言う箇所が「3,5,6,7,9,10,11,12」から「3,5,7,10,11,12,13,14,15」になり1人増えて高速になっております。10台の数字が3つから6つに増えてますからね。
誘惑したいやに比べて「くるくるくるくるくるくるサマー!」のサマーはきちんと放散型コーラスが付いていたので一安心…。
てか小久保氏のソロパート「魚(ギョ)!?」の一文字だけって…。
05. summer dejavu (2021ver.)
原曲聴いたことありません。歌詞に担当が載っていないので全部全員で歌っているのかもしれません。ハワイアンとデジタル音色強めのニューウェーブを取り入れた面白い楽曲です。
これをテーマソングにしたって、大分攻めましたね2016。
06. HOT UP!!! (2021ver.)
ライブで盛り上がり間違いなしの楽曲なので、どう変化しているのか非常に興味深い曲の1つでした。
ポール氏の一番の活躍場所である「ねぇ言葉じゃ照れちゃうよ〜ごまかしちゃいそうで」部分のあざとさのレベルが上がり過ぎてて...う〜ん。
中間部の煽りも前任者が強烈だったので少し丸くなった感じに纏まっております。そして新メンバー3人は「メェェェ」「コォォォ」「イヨォォ」しかソロパートがありませぬ!歌ってより効果音扱いです。
07. 朝顔 (2021ver.)
原曲聴いたことありません。ネットで音源を聴かない悪い癖ですね。ライブ版しか知りません。
そして、これはいいですぜダンナ!歌詞も寂し気ながら前を向いて進んでいくような感じがホロッとさせられます。生で見たらウルっと来てしまうかも…。
ただ新メンバー3人のソロパートが歌ではなく語り的なパートのみ。
08. イート・ザ・大目玉 (2021ver.)
初めの真山氏による「あ゛〜!」を聴くとHeedのAshesが頭に浮かぶのはごめんなさい。これはハモリ多めのためか新メンバーどころか既存メンバーのソロパートも2か所しかありません。
MUSiCにこれを2曲目にもってくるセンスがヘヴィメタル的だと感じた今日この頃。
09. 青い青い星の名前 (2021ver.)
原曲聴いたことありません。ポール氏のソロコンで聴く機会があったのは覚えています。ロック調の疾走チューン。
この曲は新メンバー3人はきちんと存在感を示せていますね。
10. 23回目のサマーナイト (2021ver.)
原曲聴いたことありません。少々大人になった歌詞と夜景的な曲調がマッチしていて、ライブ終盤の疲れが見える頃にやったら合うんじゃないですかね。
なぜか新メンバー3人の内、桜木氏しかソロがない。しかも3回もあります。どんな配慮?変なの。
11. イヤフォン・ライオット
キャンペーン中はアレルギーになりそうでしたが、ももクロのBlast系でなかなかアッパー。ノレる楽曲ではあります。
12. いい湯かな? (2021ver.)
タイトルと歌詞の内容が昔から一致していない違和感があるわけでして。
再録の中で唯一と言っていいほど新メンバーがきちんとフューチャーされております。
【まとめ】
ももクロのZZ versionみたいに演奏もリアレンジされていたより面白いんですが、差し替えられたのは歌唱パートだけでしたね。それだけでもいいんですが、ちょっと新メンバー3人の割合が低い。
確かに既存メンバーに比べて歌唱が洗練されていませんが、このソロパートの少なさではせっかく新録した意義が薄いような…。
ただ既存メンバーは明らかに歌が上手くなっていますね。
特にコリー氏は昔より非常にスムーズになっています。現在歯科矯正中だそうで、歯並びが発声に密接した関係があるのは周知の事実。正直、前のちょっと不器用な歌唱法の方が個性的。
とはいえ、あーだこーだ言いながら十分楽しめました。毎日聴いていましたし、聴いたことない楽曲も入っていましたから。
最後に、FAMIEN 28Hで23日時点でのイヤフォン・ライオット総再生回数が発表されました。
なんと「1329万回」でした。
この内1万回は私が再生したのだと思うと、なかなか感慨深い数字です。
先週日曜日に無事新メンバー3人もステージデビューを果たしたそうなので、これからも既存メンバーに負けぬよう頑張っていってくださいな。
---<<<随時更新物>>>--------
■個人的ニュース
■音楽感想一覧
■映画感想
------------------------------------