重度のおばさん声

※コロナウィルスで自宅警備していると退屈過ぎるから普段は作らねぇ鋼鉄音楽の話をします。だってネタ無いんだもの。

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在宅ワークで通勤時間が消え、仕事終わりにゴキゲンでMike Vescera Projectのアルバムを流していたらこんなことを言われました。


「お前の聴いている音楽のボーカルは皆んなおばさん声だ。酒焼けしたおばさんの声だ。」


...衝撃を受けました。

私は美声だと思って聴いてのに...。確かに言われてみればハイトーン系シンガーは高音部で多少の中性要素があることは事実かもしれません。

にしてもおばさん声って...。性別を越えた表現をされることに驚きを隠せませんでした。ましてやそのきっかけが"歌うマーシャルアンプ"であるMike Vesceraですよ?そんなことありますか?





...うん、あるかも。言い得て妙ですね。

この際なので、適当にその場で思いついたシンガーの歌を聴かせ、誰が該当するか聞いてみることにしました。私がパッと思い浮かんだ人達を適当に聴かせ、普段メタルを聴かない人がどう感じたのか調査です。メタルシンガーでない方も何人か調査対象に居ます。あくまで、その人の独断と偏見です。画像は適当。



【ABC順】
Anchang
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タイプ:高音がおばさん声
参考文:Sex MachingunsのVo & Gu。3rdまでは夢中だったんですが、4th以降聴いていません。Noisyとまた手を組んでくれないものか。

Anders Fridén
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タイプ:おばさん声ではない
参考文:初期はメロデスですが、聴かせたのは後期楽曲の「In This Life」と「Save me」の2つ。私は脱メロデスしてからも大好きです。

Andre Matos
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タイプ:おばさん声
参考文:ファルセットを使った特徴的な歌声で一世を風靡しましたが、2019年6月8日に急死。Angraに復帰してほしかった。悲しい。

W. Axl Rose
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タイプ:おばさん声
参考文:Appetite for Destructionの威光だけで生計を立てている印象があります。

Blaze Bayley
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タイプ:ジャイアン声
参考文:多分ご存知、メタルキング。Iron Maidenの前座でもいいから来日して...。

Bruce Dickinson
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タイプ:おばさん声ではない
参考文:超大御所バンドIron Maidenの2代目ボーカリスト。還暦過ぎても元気。

Chad Kroeger
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タイプ:いい声!
参考文:「Nickelback=Chad Kroeger、他」なミスチル的ポジションのバンド(嘘)よくCorey Taylorとケンカしています。

Chris Daughtry
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タイプ:いい声!
参考文:メタルかというと微妙ですが。
※ 2021/02/03追加

Corey Taylor
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タイプ:いい声!
参考文:先月中止になってしまったノットフェスの主催SlipknotとStone sourで活動しています。Chad Kroegerに「Stone sourはNickelbackの劣化版」言われてキレてました。ぶっちゃけ2nd、3rdは多少そんな傾向が含まれていると私も感じます。

D. C. Cooper
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タイプ:おっさんとおばさんの両刀声
参考文:本名Donald Christopher Cooperらしいです。知らなかった...ZP THEART的なアレかとばかり。流石Judas Priestのオーディション上位にランクしたボーカリストの1人で、最近日本企画のライブベストを買って悶絶しました。1996年のライブでは素晴らしかったのに、2009年のライブでは衰えが顕著に...。かなすー。
※ 2023/12/25追加

David Lee Roth
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タイプ:おっさん声
参考文:Van Halenでしか判断出来ませんが、恐らくおっさん声&悲鳴オンリー。

Daniel Heiman
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タイプ:おばさん声
参考文:仲直りしてLost Horizonに戻って...。

デーモン閣下
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タイプ:おばさん声
参考文:早稲田卒なんですよね、この人。

Devin Townsend
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タイプ:おばさん声
参考文:違うと思ったんですけどね...。グロウル使わないアルバムを聴かせたからですかね。関係無いか。この人の静かなインストアルバムを聴いてみたい。
※ 2024/01/21追加

Edu Falaschi
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タイプ:荒い部分がおばさん声
参考文:きちんと喉をケアしてずっと現役でいて...。
※ 2021/02/03追加

Eric Martin
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タイプ:完全なおばさん声
参考文:この人が見た目も含めておばさんなのは私も同意します。酒焼けしたおばさん声。King of obasangoe.

Fabio Lione
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タイプ:おばさん声ではない
参考文:頼むからRhapsodyの活動に専念して...。

Freddie Mercury
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タイプ:おばさん声
参考文:元々バイさんなので方向性は合ってる。

Graham Bonnet
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タイプ:おばさん声
参考文:こんな声量のおばさん見てみたい。

Hansi Kürsch
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タイプ:おばさんのガナリ声
参考文:こんなガナるおばさん見てみたい。いや、引っ越しおばさんとかある意味匹敵するか。

hyde
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タイプ:カッコいいおばさん声
参考文:低音とか、そんなおばさん感は無いと思っていたんですけどね。高音のクネリとかは認めますが。ただ他のおばさん声とは違い、聴ける声なのでカッコいいとのこと。
※ 2021/04/26追加

Jeff Scott Soto
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タイプ:いい声!
参考文:インギシンガー1。インギ以外を試聴。

Joe Lynn Turner
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タイプ:おばさん声
参考文:インギシンガー3。

Jørn Lande
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タイプ:おばさん声ではない
参考文:メタル以外を歌ってほしいとか...。

Kai Hansen
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タイプ:魔女声
参考文:こっちから促して「魔女」のワードを出させたのはフェアではなかったです。反省。

河村隆一 (Ryuichi)
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タイプ:重度のおばさん声
参考文:メタルではありませんが、聴かせたのはLuna Sea終幕してからの音源です。もうこんな声出ないですよね…。悲しい。
※ 2023/06/19追加

小林亮輔
ダウンロード
タイプ:女性声
参考文:KNOTFESTで知ったa crowd of rebellionを横から盗み聞きされた。調査員は普通に女性が歌っていると思ったそうです。こんな超良いバンド…もっと売れないもんですかね。
※ 2023/05/15追加


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タイプ:おばさん声
参考文:「90年代のヴィジュアル系バンドにこういう声質のシンガーはありふれている」という辛辣な批評を受けました。て、手厳しい...。
※ 2021/04/26追加

Marc Hudson
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タイプ:高音がおばさん声
参考文:前任者より安定感、音域、ルックスと全てがアップデートされたMarc氏。ドラフォで車をかっ飛ばしていた最中におばさん認定。折角のドライブの爽快感が吹っ飛んでしまいました。
※ 2023/03/21追加

Mark Boals
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タイプ:おばさん声
参考文:インギシンガー2。もうカツラ?

Mats Levén
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タイプ:おばあさん声
参考文:インギシンガー6。

Matthew Barlow
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タイプ:おばさん声ではない
参考文:高音を出す曲は聞かせていない。

Micheal Kiske
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タイプ:中低音はいいけど高音がおばさん声
参考文:この人は違うと思ってたんですけど...。

Mikael Erlandsson
ダウンロード
タイプ:おばさん声ではない
参考文:私はおばさん声だと思ったのに、違うと断言されました。予想とは逆を行った珍しいケースです。
※ 2024/01/22追加

Mike Vescera
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タイプ:おばさん声
参考文:インギシンガー5。本企画の立役者。

Nils Patrick Johansson
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タイプ:何か食べながら歌ってる声
参考文:私も同意です。

Oliver Hartmann
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タイプ:おっさんとおばさんの両刀声
参考文:是非きちんとした超絶グループに再加入して素晴らしい音楽を作っていってほしいです。
※ 2021/02/09追加

Ozzy Osbourne
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タイプ:おばさんじゃないけど下手
参考文:上手下手ではないのです、この人は!

Peter "Peavy" Wagner
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タイプ:昔はおばさん声 → 今はおじさん声
参考文:おばさん声というか、鶏の首を絞めたような歌声で有名でした。無理なハイトーンを止めて自然な音域で歌ったらもう別人です。
※ 2023/12/28追加

Ralf Scheepers
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タイプ:おばさん声
参考文:その筋肉は何に使うものか教えて...。
※ 2021/02/03追加

Rob Halford
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タイプ:おばさん声
参考文:ご存知、メタルゴッド。まだまだ現役。

Rob Rock
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タイプ:おばさん声
参考文:Voice of Metalなのに...。

Ronnie James Dio
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タイプ:声も見た目もおばさん
参考文:90年代以降の迷走が悔やまれます。

Robert Plant
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タイプ:おばさん声
参考文:2020年現在は知りません。

Sammy Hagar
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タイプ:いい声!
参考文:やっぱりVoice of America!

Sebastian Bach
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タイプ:高音がおばさん声
参考文:もっときちんと歌手活動して下さい
※ 2021/03/01追加

Steve Augeri
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タイプ:おばさん声ではない
参考文:Journey2代目ボーカリスト。Arrivalを聴いてたら「これは決しておばさん声ではない!」と審査員に断言してもらえました。
※ 2021/02/03追加

Steven Taylor
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タイプ:声は違うけど顔がおばさん
参考文:その点は異論ありません。

TERU
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タイプ:おばさん声ではない
参考文:彼はヴィジュアル系を名乗る割に、唱法にナルシスティックさが無く一般層にもウケました。バンド自体の土台がハードロックよりポップ目ですし。
※ 2021/04/26追加

Thomas Vikström
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タイプ:中低音はいいけど高音がおばさん声
参考文:オペラを聴かせればよかった。

Tim "Ripper" Owens
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タイプ:おばさん声
参考文:世間の過小評価が歯痒い!

Timo Kotipelto
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タイプ:高音がたまにおばさん声
参考文:聴かせたのが最近の作品だからこの結果。

Tobias Sammet
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タイプ:高音がおばさん声
参考文:歌手より作曲家のイメージが強いので将来は超有能プロデューサーになりそうです。
※ 2021/02/09追加

Tommy Heart
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タイプ:おばさん声
参考文:Helge追悼のためにFair Warningを流していたら「なかなかのオバ声だ」と言われてしまいました。この超実力派に!
※ 2023/05/15追加

Tony Kakko
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タイプ:高音がおばさん声
参考文:これは...そうなの、本当?

Toshi
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タイプ:おばさん声
参考文:発声を変えて声が細くなり過ぎです。

Yngwie Malmsteen
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タイプ:ジャイアン声
参考文:シンガーじゃないけど、オマケ。


【まとめ】
最後の方は被験者が辟易してしまい、逃げ出すことで実験は終了しました。私自身全面的に同意したわけではありませんが、言われてみれば「確かになぁ」と頷いてしまう瞬間があったのも事実です。

またメタルを流していて

「これを聴いていて何が楽しいのかわからない」

だそうです。これが現実か。マイノリティ音楽なのか。かつて日本では世界中のメタルバンドの音源が集まり、数多くのリスナーが存在したのに、それでも結局少数派だったのでしょう。今更ながら話ですけど。

というわけでどうでもいい話でした。果たしてこのブログでメタルネタがどれほど需要があるかわかりませんが、今後こういうのもやってみたいと強く思いました。

※この記事は随時追加していきます。