ちょっと前に朝の番組で突然Corey Taylor(以下コリー氏)が出てきて驚きました。新作のプロモーションのためニュース番組で歌うなんて、この御時世では相当なVIP待遇な気がします。

NewStarHollさんへ前々から欲しかったBlu-rayと一緒に購入です。ストーンサワー、新作2200円なんですね。価格に惹かれます。なんでちょっと安いの?CDも2000円切ったら新譜ももっと購入しやすいイメージが世間的にも付くと思うんですけどね。

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6thになります。

リリーススパンでは完全に本業のSlipknot(以下スリップノット)を超えてしまいました。正確にはもう前作の時点でも超えています。

5thからの大きな違いと言えば、何と言ってもギターのJim Rootの脱退。同じスリップノットで活躍する戦友なのに、2014年にスリップノットの曲作りを優先してストーンサワーのツアーを休んでいたら一方的にクビになり、Jim氏本人には不満が残る結果になってしまうことに。

その後のインタビューでコリー氏は「Jimにはスリップノットに専念してほしいんだ!」とかなり都合のいいことを言っていました。

私的には、ストーンサワーもスリップノットもメインソングライターが同じでは音楽性に大きな差が生まれなくなりそうなので、Jim氏には悪いですが良い判断だったかと。Joey氏復帰するなら別ですが。

しかしスリップノットに専念してほしいと発言していたコリー氏は、スリップノットから年齢的にも近い将来退くかもなんて言ってるし。それ聞いたらいくらなんでもJim氏キレないの?それにコリー氏が居なくなったらいくらなんでも解散しか道はない。

実際Jim氏や他のメンバーがすぐにでもスリップノットの新作を作ろうとしていたのに、最終的に休止の選択をしています。これもコリー氏がNoと言ったのではないかと勘繰ってしまいそう。

以上のことから、ストーンサワー一本でやっていきたい意志が見え隠れするコリー氏。ストーンサワーも今やスリップノットに匹敵する市場価値を持っています。メンバーも代わりまくり結局コリー氏とギターのJosh氏しか残っていません。コリー氏が自分にやり易いよう暗躍したとしても不思議では無い気がします。…そんな暗い発想ばかりが頭を過る。

スリップノットが解散するにしても、6thを出してツアーしてからに解散して。確かに5thで一旦一周してしまった感じはあったけど、ケジメとしてね。スリップノットの方が私は好きなんで。


ブックレットを見ると本編15曲もあるの!?ボートラ入れたら17曲。盛り沢山です。それなのになぜか安い。2200円税抜。1st、2ndと同様に1年後くらいにスペシャルエディション詐欺をしないか心配になりつつ、購入です。

【かんそう】
①YSIF
ショウの幕開けを意識したSE。「You bustard」かいな。

②Taipei Person / Allah Tea
何かサビメロが変な方向へ飛んでいっている感覚に陥りましたが、すぐに慣れました。普通にグロウルなんかも使ってて、まだまだ元気そうじゃありませんか!それでスリップノット抜けるとか甘えです。ドラマーのRoy氏はちょいちょい技を挟んでくる。

③Knievel Has Landed
リフが禍々しい。歌メロもキャッチーすね。ギターソロも中々良く出来てます。これもグロウル使ってる。元気イッパイです。

④Hydrograd
タイトルトラックだけあり、不穏な雰囲気とヘニョヘニョしたギターが個性的な佳曲。

⑤Song #3
爽やかなハードロック!この軽快なドライブ感、たまらんですな。今後ライブでも定番になりうる良曲です。

⑥Fabuless
曲調がメタルに。サビよりもその前のグロウルパートが一回聴いただけで覚えられそうなくらいキャッチャー。ソロはJim氏が弾いてるみたいなタッチです。

⑦The Witness Tree
メロウなイントロ。静パートから印象的なサビメロへ。何となくスリップノットの鬱曲を思わせます。これもいいですな。

⑧Rose Red Violent Blue (This Song Is Dumb & So Am I)
知っている単語が冒頭に来るとそれが曲のイメージになってしまう妙な癖があります。これは失礼な曲です。洒落た曲調からサビになると急にポップなハードロックに様変わり。

⑨Thank God It's Over
この曲が印象薄いな。1曲目から聴いているといつの間にか次の10曲目になってる。この曲は個性的なのに挟まれるとキツいかな。

⑩St. Marie
牧歌的な雰囲気がとても素晴らしいです。のほほんとした。間奏がハワイアン。このアルバムで一番気に入りました。

⑪Mercy
イカしたリフ。歌メロもよく、佳曲!

⑫Whiplash Pants
ゴリゴリ系リフにキャッチャーなサビメロ。ライブで盛り上がりそうだし、人気が集まりそうな曲。

⑬Friday Knights
低姿勢で突進するように始まるものの、ヴァースでいきなり静かに。ソロが耳に残ります。中々の歌メロ。アウトロにピアノの音がポツポツ。

⑭Somebody Stole My Eyes
これもヘヴィです。後半から攻めてますね本当に!露骨なツーバス疾走も珍しい。すぐスピードダウンするけど。コリー氏吠える吠える。

⑮When the Fever Broke
これは良い。気だるい曲調に力を抜いたコリーの歌唱。ううーん。癖になりそうです。まあ、ライブで演奏するには向いてなさそうかな…。

⑯Burn One Turn One
ボートラなのに、十分にカッケー。ボソボソ低音語りから突進するアグレッシブチューン。ギターソロがかなりよく作られています。

⑰Unchained" (Van Halen cover)
驚いた!Davidの歌い方をとてもうまく再現しています。どうせVan Halenカバーするなら他の曲やってほしかったんですが、

【そうひょう】
かなりグロウル多め。これが一番私にとって最も意外。それなのにメタル色が薄目で、そっち方面を期待している肩透かしかもしれません。「ロックンロールアルバムだ!」の発言通り、ノリが良く、明るいものが多い。

作風的に3rdからこのアルバムに繋がってたらもっと自然な流れに見えます。間に挟まったコンセプトアルバムは今思うと異質でした。今のコリー氏、こういう路線をメインにやっていきたいんだろうなぁ。次のアルバムは更に軽めになってグロウルも無くなるかもしれません。

この作品はほとんどライブレコーディングだそうです。個人的にはレコーディングは何度も撮り直してベストテイクを作り、ライブ感はライブで出せばいいじゃんと思うので、このやり方は反対。もちろん酷いミスは直しているんだろうけど…スタジオアルバムにお金を払っている身としてはね。Iron maidenみたいにならなきゃいいけど。

あと、ほとんどのソロ弾いているToochさんって誰?ブックレットから名前見付けられなかった。ゲストギタリストだったら弾きすぎです。Josh氏なんてほとんどオマケ。良いソロが多かったんで、別にいいか。


話は変わりますが、先日ちょうどこれ聴きながらTSUTAYAに行ったらB!誌を発見。表紙のコリー氏がもうおじいさんにしか見えません。実際孫もいるそうです。にしてもこの老けっぷりには驚きを隠せません。

でも最近NickelbackのChad氏とコリー氏がラジオを通して派手に罵り合い喧嘩してるらしく、まだまだファッキン精神はありそうで少し安心しました。まだまだ元気に曲を作り続けてください。

そして何年も前に話に上がったソロアルバムも待っています!ファンとしてはメタル以外のコリー氏の歌声も聴いてみたいですよ。






※余談というか蛇足ですが、一緒に買ったBlu-rayは家でDVDと間違えていたことに開けてから気付く。ケースの形がDVD仕様なのも、スペシャル版と表記があったので異なった形なのかな程度で自己完結。

「今の世の中、わざわざ映像の粗いDVDを買うヤツなんているかぁ!?店員さん指摘して下さいよォ!!!アマゾンじゃなくて店頭で買って売り上げに貢献してあげようとした俺に対する仕打ちがこれですかァァア!!!?」

一人部屋で半泣きに…。

全部何もかも自分に責任があるのに店員さんのせいにしようとする。カス人間思考に至った自分が嫌になります。

いやでも、割りとマジでそういったところに気を遣えるようにしていかないと、誰も店頭で買う人なんていなくなっちゃいますよ?ネットのが安いし。安いは正義の世の中。俺みたいに商品よく確認しないで見付けた瞬間レジに商品持っていっちゃうような輩を救えるように声出していかないとさ。

と、自宅警備員の私が偉そうに言ってみる。

私の何の迷いもないレジでの所作に揺るぎない決心を感じ取ったのか。「ああ、この男は間違いなくDVDがほしいに違いない」と。そっか。なら仕方ないじゃん…。


すみません、愚痴りました。
八つ当たりです。うがあああああ!

ショックだったんです。
本当にショックだったんです。

無料だと思ってたATMでお金下ろしたら手数料取られたくらいショックだったんです。

自宅警備員風情が!
泣き寝入りです…。

嗚呼…(涙)