名義がももクロではなく「ももくろちゃんZ」。
紛らわしいZ。
普通にももいろクローバーZでよかったよ。
最近良し悪しは別として、子供向けの楽曲を揃えてきてることは察していました。最新シングルのゴールデンヒストリーもヌルいなと思ってたんですけど、意図的にそっちに方向性を向けていたんですね。フルーツ5姉妹とか歌い始めた時点でお察し下さいでした。
もうアイドルとしては年齢的に限界を超えているので、「歌のおねえさん」ポジションを狙っているのかも？これからもそんな彼女等と運営陣を付かず離れず絶妙な位置で見守っていくことにします。
さてこのタイトルからしてやっちゃった感じのアルバムですが、地下アイドルのAnge☆Reveさんに売り上げで負けてしまったらしく、世間的には早くも黒歴史に認定されてしまったようです。
私は自称モノノフなのに発売されることすら知りませんでした…。ネットニュースの「地下アイドル下克上！」て記事で知りました。そもそもプロモーション自体されてたのこれ？私は全く知りませんでした。深夜放送しているももクロChanを早送りで見ていることのツケがきたか。
5月17日にDragon Forceの新譜「Reaching into Infinity」と一緒に買ったら店員さんに奇異の目で見られました。どっちも似たようなもんじゃないですか。
帯に「完全キッズ向けアルバム」て書いてあるよー。これのせいじゃね？こんなこと書かれたら買った俺が赤面してしまいそうですよ。
『大人だろうが子供だろうが好きは好き』
これを揺るがせるつもりはありません！
【雑な感想】
01.ぐーちょきぱーてぃー
一人一人の紹介があります。ファンシーすな。曲目特に見ないで買ってたけど、知ってる曲名がたくさんあります。あーこういう作品なんですね。
02.やっぱノリノリー!
比較的アップテンポ。まーいてまーいての言い方がふざけていて楽しい。なぜかいい感じのギターソロが唐突に出て来ます。
03.のらねこが…
同じフレーズを繰り返す洗脳要素があるかもしれません。童謡(？)はきちんと印象に残るように工夫されているそうです。
04.春ですよ!春ですよ!
これも童謡なんか。春ですね。
05.水中めがね
チュッチュッチュ、
シャークシャークシャーク、
イカイカイカ。
06.おおきなクマのいえ
野生の熊に寝たフリは危険だと聞いたことがあります。歌詞を書き換える必要があります。
07.もしもね
「もしも手が電話だったら！」
斬新だ！！と感じつつ、子供の思考力からしたらこんなもんはよくある発想なのかもしれません。大人になって失うものはとても大きいのです。
08.さかながスイスイ
秋刀魚とマグロは私の大好物です。中トロ寿司は最高ですよね！トロサーモンも素晴らしい！
09.おたまじゃくしのたいそう1・2!
おたまじゃくしは蛙になります。それを強く子供達に植え付ける。先入観は子供の可能性を減らしてしまうのかもしれないと恐れた。
10.ひとりぼっちじゃつまらない
月光！月光！月光！と聞き間違えた。むしろ月光！月光！月光！の方が良かったな。
11.バナナなの?
ほんわか「ムギムギ」が好きかも。ここまででは一番好きな曲です。ムッキー。
12.まねまねウッホッホ
ウッホウホ言ってる裏で「ゴリラ～」とセクシーに唸る多分有安さん。始めて個々のパートが意識された感じ。まあ基本合唱ですが。
13.ぴよピヨ行進曲
百田さん、元気の強要です。
14.アチャー
アチャー！！！がアホっぽくて面白い。中華風の曲調も個性的です。ここまでではムギムギとツートップです。
15.おもちゃのチャチャチャ
知らない人は居ないであろう超有名歌。電車内で音楽聴いてるんで、音漏れしてたらちょっと恥ずかしい。ボリューム下げた。好きなものを恥ずかしがるな枯林！…だってねぇ…。
16.いぬのおまわりさん
にゃんにゃんわんわん。この辺りは感想の書きようがないですな。ただ有名な童謡を歌っているだけです…なんて正気のツッコミ入れてみる。
17.山の音楽家
お！ここにきてようやく各メンバーが個別に歌います。あーりんさんから始まるのがいいですね～。
18.めだかの学校
めだかは2017年現在では絶滅危惧種に指定されています。農薬や生活排水による環境破壊、緩やかな小川が減り、外来種の侵略等が影響だそうです。絶滅しないことを祈るのみです。
19.チューリップ
チューリップの学名を「Tulipa gesneriana（ツゥリッパ・ゲスネリアーナ）」というそうで、ゲスネリアーナは命名者の名、「ツゥリッパ」はトルコ語で「頭巾」だそうです。へぇ。
20.かわいいかくれんぼ
子供の頃かくれんぼで友人等を探しきれず勝手に止めたことがある方居ますか？なんて残酷…。私？私はありませんよ…たしか…。
21.ココ☆ナツ
テンポを落としてトロピカルさが増した感じがします。原曲と比べるとキャピキャピ度が相当控え目になっていますが、これくらいの方が歌のお姉さんとしては相応しいかもしれません。「フィーバー」の高音まだ出せることに驚愕。少年少女(?)のバックコーラスもマッチしています。良いアレンジかと。
22.Chai Maxx
これもゆったりになり、目まぐるしさがほとんどありません。笛リフ(?)がダンサンブル感を生み出すことに買っています。これも良アレンジです。ももクロの長所である落ち着きのなさは消えているので、嫌な人は嫌かも。
23.行くぜっ!怪盗少女
遅いと逆に新鮮です。いっそのこと曲名を怪盗熟女にして歌詞も変えてしまえばもっとよかった。あーりんのアッハーンがこれまたチャイルド仕様。たまにアホみたいな声で歌ってる部分がアクセント。
24.ザ・ゴールデン・ヒストリー
これ、演奏が簡素化されている分、素朴な雰囲気になってて原曲より好きです。後追いで入る子供のコーラスが効果的で涙を誘われる…かも。
25.フルーツ5姉妹
本作のキラーチューン(苦笑)これが一番の目当てでした。いやまじで。配信音源買わないでＣＤ化されるまで待ちましたし。
26.あいさつ!アイラブユー!
いや、こっちのがキラーかも(笑)ヒャダインさん作詞作曲ではありませんか。歌詞の振り分けとかさすがわかっていらっしゃる。キャッチャーなサビメロとか普通にももクロのアルバム入っててもイケそうなレベル。
27.きみのまちのきょうのそら
これもオリジナル曲なのか。蛍の光がよかったな～と勝手なこと言ってみる。
【総評】
これ、子供も大人も買わないでしょ。
私のような自称！妄信的モノノフみたいな人達しか、ねぇ。子供は…まあ普通に買わないじゃん…。大人は…恐いものみたさで視聴して、買わないじゃん…。
ターゲット層が不明。そりゃ下克上されます。
具体的な数字を出すと、週初で5125枚売れたそうです。5125人の熱狂的なファンの方がいらっしゃる。私もか。少なくとの最低5126枚。ももクロの旬を含め、ネームバリューだけに食い付く人が激減してるなぁ。
そもそもターゲットがよくわからんので、これでももクロの売り上げがどうのこうのと判断するのはナンセンスな気もしますが…、あの子等がやっている以上、世間はそう判断しますよね…。
ジャ○ニーズの某STORMが同じことやったらどうなるんだろう？性別の差こそあれ、似たような結果になったのでは？…いや、わからん…STORMは人気半端ないからな。
個人的トータル評価すると…正規アルバムとして扱うのは無茶ですが、企画アルバムとしては十分に盛りだくさんな内容で満足です。
こうやって迷走気味に方向性を模索し、実験的な作品をバンバン作っていったら聴いてる方は飽きないし、悪くないやり方だと思います。
なんだかんだで、次も買います！たぶん！