20160220

とうとう出ました。
ももいろクローバーZの新譜。

前作「5th dimension」から早2年10ヶ月。アイドルとしてはかな~りの長期スパンです。

サラバ愛しき悲しみ達よからかなりの数のシングルがリリースされました。

13th GOUNN
14th 泣いてもいいんだよ
15th Moon Pride
16th 夢の浮き世に咲いてみな
17th 青春賦
18th 「Z」の誓い

あれ?
思ったほどじゃない。クリスマスシングルとか買ってるから多く感じたのか。

新譜は一体どうなるの?もしかしたらコラボ曲は収録されない?削るならどれを削るの?

その答えが2作同時リリース。かつてL'Arc~en~Cielがシングル溜まりすぎて2作同時リリースしたのと同じ結論。ファンとしてはライブのレパートリーが増えるのは大歓迎だと思いますので、良いと思います。欲を言えば2枚組にして安くしてほしかったかな。

ああ、2015年のクリスマスシングルは4th収録予定曲と2ndの既発曲の組み合わせという超手抜きで音源価値ゼロなので迷わずスルーしました。配信限定で新曲が上がったそうですが、迷い中。う~ん。もうちょい様子を見るかな。

この辺りがファンクラブ会員から一般ファンにクラスダウンしてしまった余波か。ももクロのやることを何でもかんでも手放しに絶賛も応援もしない。良いと思うことには素直に良いと言いますよ。


何にせよ、約3年ぶり。
日本のアイドルはかなり短命なイメージが強い。今や12~13がアイドルのスタート。どんどんネクストエイジがやって来てしまうのです。

最年少あーりんが次の誕生日で20歳ですからね。最年長高城れには23歳!わぉ!しおりんも茶髪になったし。関係ないか。

「行くぜ!怪盗少女」や「全力少女」をライブでやるのはちょっと躊躇ってしまう年齢かもしれません。私はもうこの2曲は十分役目を果たしたからライブでやらなくていいと思います。

それとちょっと気になったのが、あーりんは最近メンバーに「あーちゃん」と呼ばれています。運営側から「あーりん」を使うなとお達しがあったのか…。そろそろブリッコ路線にドクターストップが掛かったか。

運営側も紅白卒業宣言や男祭りの性差別問題等で中々上手くいっていないようです。「早見あかりと6人で紅白出場」の夢を果たせなくなるかもしれない状況で、内部亀裂まで起きているとか。

こうなると解散の2文字がそれとなく思い浮かびます。なんせリーダーの百田夏菜子が「ももクロにはこだわっていない」言いましたからね。


しかし…

この5人が出来ることってももクロ意外に無い気がします。女優やバラエティや芸人なんて無理です。高城れにの言う通り居酒屋かパチンコ営業とか?一番良いのは有名人か社長と結婚。

相当悲観的な見方をしてます。どうなることか。それ含めて見守っていこうと思います。運営陣はヒャダインと仲直りしたみたいだし。今年は攻めるつもりに見えます。近頃やること為すこと裏目に出てるように見えるので、慎重に逆風吹き荒れる中、頑張って前へ進んでほしい。

今回のリリースはどうなるのか?
具体的な数字でいうと、2ndが25万売れたそうです。この頃はメディアの露出や話題性が最もあった時期です。私の行き付けだった唐揚げトッピング無料のラーメン屋でも流れてたくらいです。

あの頃飛び付いた人達はどれくらい残っているのか…!私もその僅か半年ちょい前にファンになった人間なので偉そうに言えませんが、今日まで細々とファンしてます!


テーマは「生」と「死」です。アイドルらしからぬ重厚さを醸し出そうとしています。3rdと4th合わせて1つの世界にしようとしているそうです。歌詞にテーマが反映されているのかもしれませんが、私は歌詞は読まない人間なので、その辺りはスルーで。

今回は3rdのAmaranthusの適当感想を書いてみます。

【かんそう】

01. embryo -prologue-
 作曲・編曲:tatsuo

embroyなんて単語使うとは…。胎児的な意味ですが、私の中では何か暗黒なイメージがある。Black sabbathとDir en greyが原因か。イントロ以外の意味は無いですね。


02. WE ARE BORN
 作詞:藤林聖子 作曲・編曲:tatsuo

①から引き継いで「オギャー」と相変わらずイロモノ宣言の産声からスタート。これMステで見ちゃった。「アイドルソング?ナニソレ?」なくらいロック色が強いのはいつものことか。遊び心のある展開から悲しめなサビメロ。演奏はロックですね。ベビメタにしろエビ中にしろ、アイドルにメタル演奏はもはや普通なのかも。


03. モノクロデッサン
 作詞・作曲:CLIEVY(C&K) 編曲:小松一也

と思ってたら3曲目にいきなりアッサリ。演奏もさっきみたいな派手さは無くとてもシンプル。聴かせる系なので、モノノフの方々がライブでどこに合いの手をいれるのか気になります。普通は入れないよね。と油断してたらいきなりアップテンポなパーティパートが。無理矢理盛り上がらせたようにも思えますが、それがこの曲を印象に残らせるかも。


04. ゴリラパンチ
 作詞:ANCHANG 作曲・編曲:AKIRASTAR
Anchangじゃん!どうせなら作詞だけじゃなくて作曲もしてよとは贅沢でしょうか。ウッホウッホウッホウッホが笑える。アイドルの曲や歌詞にゴリラって…ももクロしか出来ないですね。Sex Machinegunsの世界観はももクロに合ってるな。ギターソロが微妙ですが、全体的に中華風で終わり方も好き。全部Anchangが弾いてると思ってたら、ソロだけなんだ。


05. 武陵桃源なかよし物語
 作詞・作曲:前山田健一 編曲:橋本由香利

ヒャダイン仲直り第一弾。オシャレでカッケー。Twitter?でヒャダインが「仲直りの歌です。あれ?心当たりが」と呟いたそうなんで、そういうことでしょう。ヒャダイン作曲の幅が本当に広い。I'm sorryです。t.A.T.u.のGomenasaiか。


06. 勝手に君に
 作詞:ももいろクローバーZ / NAGAE 作曲・編曲:大隅知宇

コテコテアイドルソング。田中将大投手の入場曲で使われたみたい。これサビメロがちょっと下がるところがいいですねぇ。ちゃんと皆で歌える。田中将大投手がどう思ってるか知りたいです(苦笑)ももクロも作詞に加わってるんですね。今更ですが、私こういうの好きみたいです。


07. 青春賦
 作詞:桑原永江 作曲:しほり 編曲:冨田恵一

シングル。学園生活を意識した作り。いい曲ですが、あんまりももクロらしくないと思ってシングルで買った時はあまり聴いていませんでした。今はもう何でもありなんだなと受け入れてます。アルバムの中に入ると異色感があり、ちょっと浮いてるかも。


08. サボテンとリボン
 作詞:只野菜摘 作曲・編曲:神前 暁

コミカルですね。こういうのをまだやろうとする姿勢は凄いです。全然関係ありませんが、昔渋谷のO-Eastでインディーズアイドルのライブに行った時、26歳の方がチラシを配っていました。アイドルに年齢なんて、実際は年齢は関係無いのかもしれません。そんな熱い気持ちを思い出させてくれました。ありがとうございます。


09. デモンストレーション
 作詞・作曲・編曲:清 竜人

いやー、とんでもないキラーチューン。これはヤバい…。映画を彷彿とさせる語りから加速して昇天ですわ!君は君のままでいいんだよ~♪これ清竜人が作ったの!?25の件といい、やはり天才か…。


10. 仏桑花
 作詞・作曲:さだまさし 編曲:近藤研二

「The さだまさし」なんでしょうか?彩りという意味では十分にありだと思います。曲単体として弱いかな…?単体リピートはしてないです。


11. 泣いてもいいんだよ
 作詞・作曲:中島みゆき 編曲:瀬尾一三

シングル。こっちはあんまり違和感無いですね。国立のライブ会場で聴いたなぁと懐かしくなります。かっけーですよ?ただシングル聴きまくったのでアルバムではスルー気味になります。


12. Guns N' Diamond
 作詞・作曲・編曲:zopp / 小林史知 / 岡村夏彦

タイトルは「Guns N' Roses」を元にしてる?ベースラインがジャズっぽい部分があり。シリアスでエキゾチックなアーティスト路線です。ラップ風からサビで走り出すのが良い。と思ってたら最後ではっちゃけた感じに。こういうのアイドルじゃなくてバンドが演奏したらベターだろうにな。


13. バイバイでさようなら
 作詞:只野菜摘 作曲・編曲:エンドウ.(GEEKS)

手拍子でリズムとはちょっと斬新。マッチョな男性コーラスが面白い。ライブで盛り上がるかはわかりませんが、私は結構好きな曲です。


14. HAPPY Re:BIRTHDAY
 作詞・作曲:ティカ・α 編曲:やくしまるえつこ / 山口元輝

ここでZ女戦争の人を持ってくると思わなかった。Rebirth dayって、中々好きなセンスしていると思います。あんまり派手なエンディングではありませんが、これはこれでとても良い。終盤でフリートークのような台詞が四方八方から飛んでくるのが走馬灯みたい。「またね」と一言。これで4thに繋がるわけですか。


【総評】
正直そこまで期待してなかったので、この出来の良さはかなりテンション上がりました。参ったな、ファンクラブ辞めちゃったからライブのチケット取れないや。Blu-rayで我慢することにしますね。

作曲家が多数居ることもあり、とてもカラフル。2ndの敷居が高めだったので、今回は割りと入りやすい気がします。前作はNeo Stargateで大分削られた気がしますからね。

前作の代わりに本作が2ndとしてリリースされていたら、ももクロの現状は違っていたのかもしれません。とりあえずまだまだベテランアイドルとしてやっていくことのできる可能性が見えたと思います。


皆声低くなりましたね。あーりんのキュンキュンボイスは見る影もありません。杏果も輝きが失われてしまった感じが…。大人になったってことですね。これが2016年版ももクロなんです。



4th「白金の夜明け」は売上数字が出たらそれを踏まえてああだこうだ語りたいと思います。